ラブミー東京アイドルズ since16.01.04

主にアイドルちゃんについて書いています

8/30(日)日テレ・汐留ロコドル甲子園決勝(17~・ゲストLinQ)

2015年08月30日 | アイドル


大会公式サイト
予選最終日の模様。

58組のエントリーから連日の予選を経て8組が勝ち抜け、さらにイマイチよくわからないシステムの
敗者復活で2組を加え、合計10組による決勝戦。
このリストでいえば、9-Bit報道部(東京)とパツイチモンスター(栃木)が敗者復活組。
基本的に撮影自由だが、ゲスト(公式サポーター)のLinQが登壇しているときだけ撮影禁止。

17:15頃から21:00頃まで、ほぼ4時間にわたっての長い戦い。この場に居合わせた皆さん乙でした。

出場順は、1~10の数字が書かれたボールを各グループの代表が引いて決める方式。
なんとなく新日のビッグマッチな高揚感。そのボールを客席に投げ込んで始球式とし、イベントのスタート。
会場の上には一応屋根があるものの、観るぶんには問題ない程度(ステージは滑ったはず)の雨が
開催中のほとんどの時間吹きこんできていた。

ある程度知識がある人なら、
「アイくるか水戸ご当地ちゃん(仮)かKJKが勝つんじゃないの」という
ものすごくざっくりと予想を立てていたのではないかと思う。

<順番>
1.パツイチモンスター (栃木・敗者復活枠)
2.Menkoiガールズ   (群馬邑楽館林地域)
3.9-Bit報道部     (東京・敗者復活枠)  
4.水戸ご当地アイドル(仮)
           (水戸)
5.さくらんぼんBom   (山形)
6.H&A.         (浜松)
7.川崎純情小町     (川崎)
8.SunRisa       (大阪&京都)
9.MilkShake  (長崎)
10.アイくるガールズ  (いわき)

*持ち時間は13分
*「観客の拍手の音量」を数値化+審査員点の合計で優勝者を決定する。

では各組の感想をば。

パツイチモンスター
初見。色分けの5人組。全2曲。栃木名物しもつかれを携えて登場。
最初にふさわしく、「ご当地アイドル像」のスタンダードを体現したイメージ。
2曲目のスカナンバーがようござんした。CLEAR’Sっぽい曲。
会場ポイント91点

Menkoiガールズ
初見。13人組。全2曲。群馬や邑楽の名産の野菜(はくさい、しゅんぎく、にがうり他)モチーフの衣装。
書道の達人が複数いるということで、それを土産に登場。ご当地アイドル像の幅のうち、
より土着的なイメージのほうを象徴していた。
会場ポイント92点

9-Bit報道部
初見。北海道出身&京都出身の2人組が東京代表のアイドルとして登場。
これが成立するのが「東京」という土地の良さである。全2曲。
「たこせん」を珍土産に。もうちょっとスピード感ある曲があると良かった気がする。
会場ポイント91点

水戸ご当地(仮)
5人組。全3曲をノンストップで続け、珍土産は手に持って出すくらいで強調はせず。
しかしここまでの出場者では最も力強く、地元ネタは織り込みつつ楽曲だけで独立して聞ける感が高い。
水戸黄門+水戸納豆のゆるキャラも登場。
明らかに時間オーバーしているように見えたが、これはどう判断されたか。
会場ポイント95点

さくらんぼんBom
初見。4人組。全2曲。コロボックル的なファンタジー世界を作り出し、ステージング。
帯同したゆるキャラ2体が縄跳びをするとは!
アドリブには弱そうながら、無粋なツッコミを許さないテキパキとした動きが印象的。
4種類の珍土産(よくわからなかった)を披露。このあたりで雨が強くなってきた。
会場ポイント96点(この時点では最高点)

H&A.
予選最終日に続いての観覧。8人組。全2曲。期せずして、水戸との徳川対決が実現。
ここもパツイチモンスター同様、「ご当地アイドルのスタンダード」な感じ。
珍土産は、前回も確か持ってきた徳川家康の出世をモチーフにしたカード。
ゆるキャラ・家康くんも登場。ユニゾンの歌唱の安定感は随一。
会場ポイント91点

川崎純情小町
近場ということもあってかヲタ多い。5人組。全2曲。
他の組は登場から間もなく曲を歌ったが、ここは序盤の数分を費やした川崎ネタのスキットを
珍土産に。市内がモチーフのアニメ「天体戦士サンレッド」のマスクをつけたメンバー(1人)を
中心にパフォーマンス。ダンスも歌唱も曲調も良いのだが、スキットがやや冗長。
会場ポイント95点

SunRisa
小5と小6の2人組。全2曲。ロリヲタに受けそう。京都と大阪の人たちなので、
珍土産=関西弁=漫才(「まんざい」のアクセントは、「万歳」ではなく「関西」と同じ)という
解釈で、「子供の漫才の王道」チックなネタを披露。おそらく台本をみっちり練ってきた印象。
会場ポイント95点

MilkShake
予選を見事勝ち抜き(おそらくみんなにとって青天の霹靂だったと思う)、再登場。
ただし前回の6名ではなく、3名(さき、けい、りか)。全2曲。
「ご当地」という冠を背負うとどうしてもつきまとう泥臭さが一切ない、
オサレでハートウォーミングな世界。珍土産は、トルコライスと(氷菓の)ミルクセーキ。
前回、会場の心をぐっとつかんだ「ナガサキ」コールは健在ながら、ふだん多めの人数でやっているところが
3名になってしまうと、人数から来るパワーが減ってしまうのは否めない。
りかさんが予選に出ていなかったことをストーリーに組み込み、「だから長崎コールを聞かせて」としたのは良し。
けいさんのボーカル、さきさんの煽りは安定。
会場ポイント92点

気付いたら雨はなんとなくおさまっていた。

アイくるガールズ
初見。メインでステージにいたのは7人+2人がサブな感じ。全2曲。
スパリゾートハワイアンズ、神奈川県民的にはTiki-Tikiチックな南国イメージの世界観。
ハワイアン、フラダンスな楽曲なのかと思いきや、今ふうのダンスナンバーで攻めてくる。
地元いわきとフラダンスの歴史を寸劇ふうにしたのが珍土産になっていて、
この寸劇はわかりやすかった。2曲をスムーズにつなぎ冗長さは一切なかったし、ヲタも多かった。
ただ、演者とヲタの間の「絆」には若干の「わが軍感」をおぼえたので、
ここらへんをどうするか課題になるかも知れない。
とはいえ、ステージを見て、「ここは明らかにモノが違う」と感じた。
会場ポイント94点

審査員が集計している時間つなぎという体で、大会の公式サポーター(彼女たちも審査に参加)・
LinQが登場。天野、新木姉、桃咲、吉川、木、坂井、山木の編成。
新曲LinQuestの白い衣装。
全3曲。

ハレハレ☆パレード
チャイムが終われば
HANABI

当然なのだが、
彼女たちを「福岡代表の出場者」として見た場合、他を圧倒的に引き離して優勝だと思った。
それほどまでに、ステージの使い方、会場にいる人たちへの目配せの仕方…
要は世界の作り方が違った。見事だった。自分たち目当てではない人たちをも包み込むものがあった。
桃咲さんの、ほほえみをたたえて空間全体を見る感じは健在だったし、
HANABIで演歌部分を歌った山木さんが、ものすごく頼もしくなっていた。
全員が役目をまっとうしていた。10組の出場者たちにはどう映っただろうか。

結果発表。
3位・水戸ご当地アイドル(仮)審査員ポイント68点+会場点95=163点

2位・さくらんぼんBom 審査員ポイント68点+会場点96=164点

1位・アイくるガールズ 審査員ポイント72点+会場点94点=166点

つまり、この三つのうちでは会場ポイントが最も低いが審査員ポイントが最も高かった、
アイくるガールズが優勝。
ここに疑念を持つ人がいるかも知れないが、アイくる以外の二つは持ち時間をオーバーしていた
(どこをスタートとするのかよくわからないのだが、甘く取ったとしてもオーバーと
解釈できるくらいだった)ので、そこで減点されたとするなら合点はいく。
この三つはどこが勝ってもおかしくなかった。
芸風によって有利不利は出てくる気がするが、以下の要素があると強い。

*(歌詞はベタだとしても、曲やアレンジに現代を反映している)オリジナルの優れた曲
*凝縮されたステージ
*今日初めて見た人たちをも巻き込む、「よくわかんないが楽しそう!」な雰囲気

地元からの心強いサポーターというのもとてもいいものだが、
たまたま居合わせた人たちをもトリコにしてしまうようなものを、
贅沢かも知れないがボクはご当地アイドルにも望むし、決勝に出た面々にならできると思っている。

司会の2人・サミットクラブ静&酒井蘭(元アイカレ、元Survive-ZERO)の両氏は、
出過ぎることなく、かといっていかにも「お仕事」というでもなく、場に安心をもたらしていた。
4時間ものあいだ、ダレを感じることがなかった。





8/26(水)predia(ラゾーナ川崎18:30~)→アイドルCAMP(バーラウンジアティック19:30~)

2015年08月26日 | アイドル



雨が降らずに済んでよかったラゾーナ川崎。
なぜなら今日はprediaの「満たしてアモーレ」の発売当日、そのイベントがあるからだ。
平日夜の早めの時間帯で、会場は都内ではないので、どれくらい人が来るか気がかりだったが、
自分が予想していた「prediaならこれくらいかな…」を大きく上回る集客。
明らかに人が増えた体感がある。まだまだこれからとダメ出ししたい向きもいようが、
一ファンとして確実な手応えを感じた。

ステージと向かい合う位置にある大型ビジョンには
「満たしてアモーレ」のVが繰り返し流され、その映像をカメラに収めるファンも多かった。
前説のスタッフの軽妙な感じが面白い(笑)。

「美しき孤独たち」を歌った公開リハーサルを経て、ミニライブ開始。
曇り空が暮れかけ、でも闇というほどではない、ほどよい夜の始まりの中、全6曲。

Dream of Love
美しき孤独たち
満たしてアモーレ
イトシキヒトヘ
壊れた愛の果てに
(今日が誕生日の水野まいさんの27歳を祝うコーナー)
BABY KISS

曇り空だから、終始空が半端に明るいのが惜しい。
晴れた空の、コントラストがはっきりした状態のこの時間に観たかったが、
こればかりは仕方ない。

今日は音響トラブルもなかったし、ツインボーカルのふたりは要所要所で声のアクセルを踏み込み、
その力で空間を支配していた。
MCが以前より多くのメンバーに割り振られるようになったのも良かった。
以前からずっと安定しているけれど、さらにすみずみまで神経が行き届くようになった印象を持った。

今日のセットリストはメジャーデビューシングルを中心にしつつ、
トップとラストに「ファンにはインディーズ時代からおなじみの・初めて聞いた人にも
二つの側面が伝わるであろう」曲を配していたのが憎いな!!
水野まいさんは、せっかく誕生日当日を祝ってもらっているのにもかかわらず、
(実際にこう言ったわけではないが)「あ、いや、いいからいいから」な感じで、
自己開示に不器用なところが「らしい」と思った。
もっとこの場を私物化して喜んでもいいのに!!(笑)

終了後は全員握手に参加。青山さんの「仲良くしてね」という接待に高まり、
湊さんに「今度、大阪☆春夏秋冬と対バンしてください!」と
「ぼくのかんがえたさいきょうのたいばんらいぶ」をリクエストする厄介を働き、
水野さんには「わざわざ来てくれたの」というありがたい言葉を賜り、
桜子さんに「個別列長くなるといいですね」と言うと、
「そんな日は来ねえから!」という反応をいただくなど(笑)。
要は、アモーレが満たされたのであった。


クラブチッタの2F、ライブスペースのあるバー「アティック」でアイドルの対バンライブを
やっているのを思い出し、行ってみる。まさにうなぎの寝床な形の会場。
コンクリート打ちっぱなし、天井が高い。
自分がいた場所がたまたまそうだったのかも知れないが、音がしっかりしていたと思う。

どれもこれもライブは初見。

パイレーツオブA⇔D。
2人組。黒Tシャツ衣装。海賊モチーフで、曲もそれに沿った感じ(でもハーロックではなくワンピースかな)。
スペイン語mixをやっていた。
3曲聞いた。

AnPiNa(あんぴな)。
あんちゃんとひなちゃんの2人組。こちらも黒Tシャツ衣装だったので、しばらくしてから振り返ると
パイレーツオブ~と混同してしまうかも知れない。ただし曲調は違っており、こちらのほうが
より軽快なイメージ。全3曲。

安島菜々(あじま・なな)。
Barbeeのメンバー。だからか字面には見おぼえがあった。浴衣を着て4曲。
今回は沸きを抑えゆっくりめの曲で統一(本人・談)。
ふだんのパフォーマンスを知らないのでなんとも言えないが、この感じは悪くない。
抒情的でさわやかなポップス。上野優華などの曲世界に近いイメージ。
ドラえもんに使われた曲(知らなかった)をカバーしていたが、元ネタを知らずに聞いても
じゅうぶん世界を創っていた。

ポニカロード。
横浜馬車道のアイドル4人組。プリンセスモチーフの曲など全4曲。
レギュラーのお店があってそこでステージをやっているのもあってか、
アキバのコンセプトカフェ系グループの匂いもする。
今回の中では、最もオーセンティックな「ザ・地下」(ご当地と地下はイコールではないけれど)
を感じさせるステージだった。ヨコハマや馬車道に漂うしゃれた方向からのアプローチは
まったくなく(笑)、イセザキモールのほうが似合う感じ。
4曲目がややラウドっぽくてカッコ良かった。

PhantomVoice feat. VK(ファントムボイスフィーチャリングヴァンパイアキス、でいいのかな)。
本日のトリ。最も素晴らしくグッときた。軽い気持ちで足を運んで良かった。全4曲。
最後のMC時のみ、4人のメンバーに加え候補生2人が登場。

以前町田で見たヴァンパイア☆Kissの独特の歌謡曲オマージュに心を惹かれたのを覚えているが、
これを読むとその伝承グループなのだな。
ヴァンキスのカバーグループと言っても、もともとヴァンキスの曲をそう知っていたわけではないので、
このグループの曲として新鮮に聞ける。
全編に漂うのはピンクレディーの楽曲の雰囲気。エア阿久悠、エア都倉俊一な感じ。
もっと言えば、「ピンクレディーの曲に登場する世界から着想を得てオリジナル曲を創っている」と思った。
UFOやモンスターやらの世界観。だから、リアルタイマーの自分にはとても聞きやすかった。
今のアイドルに多いラウドロック系の印象はないが、「歌謡曲として激しい」のがしっくりきた。
ここはまたいずれ観に行きたい。

明日8/27は、クラブチッタ川崎でこのイベントがあるそうな。











8/24(月)本格女子音楽祭(O-EAST)アプガ妄キャリまみりスタマリLTWじぇるの!他

2015年08月25日 | アイドル


このタイムテーブルでいうとStand-Up! Heartsの途中から入場。
研究生系グループによくあるタイプ(ポロシャツ衣装だし)だけれど、
ボーカルが全体的に力強く曲が抒情的・感傷的で、最後に歌ったこれが良かった。3曲聞いた。

平日夜・夏に大型対バンイベントが多発されヲタも疲弊・今週末に横浜アリーナで
@JAM EXPOがあるため、ヲタはそっちに集中したいetc.など色々理由はありそうだが、
このメンツにしてはゆったり見られた。興行的にはアレだろうけど、見る側としては
余裕を持って満喫できた。

じぇるの!(15分)
全3曲。春の代々木公園でのフリーイベントで見て以来、だと思う。
最初に7人で歌唱、その次の曲から4人加わってのステージング。
ああ、AJ感あふれるSEだ…と思いながら見入る。
これがありありか!これがマシチャンか!これがハリーか!などと目で追いながら観覧。
AJアイドル全般に共通する練度の高さがここにもしっかりあって、目頭が熱くなる。

ピンク・ベイビーズ(15分)
全3曲。UFO→レディーX→ジパング。ピンクレディーの曲を歌うグループ。
都倉俊一が手がけているということは直系か。
JCが中心でJK、JD年代までいる。
時代の徒花であるアイドルの曲を「継承」なんてしなくていいと常日頃から思っているが、
単純に、歌唱やダンスが非常にしっかりしていて感心した。かなり見直した。
アレンジをダンスミュージックふうにしていないだけで、もう素晴らしい。
メンバーは普通にアイドルっぽいが、クラブ歌手的なたたずまいもあった。
皆良かったが、JDのメンバーが、特に印象に残るパフォーマンスでありました。
はけるとき「POP PARADEありがとう!」と、以前月間レギュラーだったtvkの番組を推していた(笑)。

神宿(15分)
全3曲。
こないだ同会場で見たときより明らかに良く感じた。今日ボクがいた場所は、
音響面で恵まれていたからかも知れない。おかげで曲の細かい部分もよく聞き取れ、
このグループが持つドタバタとしたおもちゃ箱感が親しみを持って伝わった。
彼女たちに宿る神は、ドリフの神様みたいなのだろうな(笑)。

アイドルカレッジ(20分)
全4曲。フルメンバー15人による豪華なステージ。制服衣装。
オーソドックスなグループだけれど、南さんの存在感が際立ち、グループ全体に
キラキラした華がある。取り立てて変わったことはやらなくても、大人数で
ハツラツとステージをしてくれれば、これはもう力になる。
10月発売のゾンビの曲が良かった。

Luce Twinkle Wink(15分)
全3曲。今日の目当てのひとつ。AJアイドルならではの「間違いない」感じを満喫。
鳥肌が立った。メンバー内では長身の宇佐美さんが特に目立つが、皆、
折り目正しいダンスに線の太い歌唱。短い持ち時間で爆発させた瞬発力がすごかった。
毎回同じようなことを感じ同じように感動するのだが、同じポイントを刺激されるのだから仕方ない。
ラストにやった「刹那ハレーション」の歌詞の、生真面目で文学的な感じが今日も沁みた。
♪誰も知らない未踏のステージへ で毎回グッとくる。

アップアップガールズ(仮)(25分)
全5曲。アプガがこのあたりに入るのは珍しい気がする。
先述したように、会場内には余裕があり、アプガのときも人が押し寄せてくるほどでは
なかったので、今日は終始ステージ全景とサウンドに没入できた。
森さんのたたずまいに目が行った。2曲目にやった「アッパーレー」がたいへんカッコようござんした。
スカ特有の「軽快な哀愁」とでもいうような成分もある。
現代アイドルちゃんはたいてい肉体的に練度が高く、アプガはひとつの頂点を占めているが、
彼女たちを見ると最新理論を勉強して体を鍛えたくなる(笑)。
いっぽう、AJ系を見ても体を鍛えたくなるが、こちらは公園のブランコの棒で懸垂したくなる感じ。

STARMARIE(20分)
全4曲。
メンバーの中根礎子(もとこ)さんが、芸名を通称由来の中根もにゃに変えて最初?の大舞台。
黒一色の衣装は、カラフルなアプガの直後だと地味だが、他のアイドルは「自分たち」そのものを
突きつけてくるのに対し、スターマリーは幻想的な「作品世界」が主役で、それを実体化するのが
役割であるように思えるのでこれでいいのだきっと。
あまりフィジカル面を売りにするスタイルではないが、やはり現代アイドルちゃんだけあって
彼女たちもスパルタンに動く。1曲目「サーカスを殺したのは誰だ」にある、互い違いに
立ったり座ったりする箇所がボクは大好きなのだが、アレは見た目以上にキツいはず。
微糖の缶コーヒーのような味わいでありました。

今週末(8/29)に横浜アリーナでおこなわれる@JAM EXPOにも出て、今日このライブにも
出ているアイドルちゃんたち(この時点で21時くらい)による意気込みの表明がここに入った。
ステージ上手から、スタマリ→Stand-Up! Hearts→まなみのりさ→アイドルカレッジ→神宿→
アプガ→妄キャリ、の並び。

プティパ -petit pas! (15分)
先日も同会場で見たばかり。全3曲。
8/27、新宿タワレコイベントで3枚同時に先行発売されるシングル3曲を披露。
MAGIC→Jump!!→Cheer
ということは、たぶんまだ「こなれていない」部分があるのだろうし、メンバーも
語っていたようにある種冒険だったのかも知れない。
ボクは2曲目のJump!!が気に入った。

まなみのりさ(20分)
全4曲。2曲目のこれが、死んでもいいと思えるほどカッコ良かった。
ハードな面を特に売りにしているのでもないアイドルちゃんの曲がハードだと、
隠し持った刃のように光るものだ。
現代アイドルちゃんの練度の高さの多くは主に動きにあると思っているが、
まなみのりさに関しては動き以上に「ボーカル」に練度を感じた。
大所帯が多いアイドルグループにあってトリオ編成は不利ととられがちな面もあるけれど、
一人あたりの声がくっきりしており、さらに安定したハモリで厚みを出していた。
ポラリスの「回る」グループのイメージが強いが、それ以上にストロングスタイルの強さが
印象に残った。まなみのりさの途中から、トリの妄キャリ目当てのヲタがフロアに
集結し始めていたのだが、彼らも一緒に回っていた(笑)。
対バンライブをひとつの物語として見た場合、まなみのりさがセミファイナルに入っていて大正解。

妄想キャリブレーション(20分)
全4曲。今日のこのライブは終始人少なめで、特に悪い点はないのにブルーマンデー感だけが
強く漂っていたのだが、トリの妄キャリで「みんなどこに潜んでたんだ」と思えるくらい、
急に人が増えて驚いた。
最後にきて一気にピークに達した感じだ。
ステージ袖に控えるメンバーの姿がちらりと見えたのだが、会場内の波長とぴったり合い、
それが伝わって、メンバーのエネルギーに変換されているように思えた。

妄想少女ですの→人生はいじわるなの…かな→クロニクル→ファイティングポーズ

メジャーアイドルちゃんは、最新シングルもしくはその前のシングルの看板曲を、
対バンライブでもセットリストに入れてくることが多い気がするが、
今日の妄キャリはそれをせず、それ以前の曲の組み合わせで構成していた。
他のアイドルちゃんもよくやる、「セットリストそのものが物語」というような、
投手の配球の妙のようなアレ。
ある程度持ち歌がないと難しいが、こういうちょっとしたクリエイティビティの発露も
なかなか良いものだ。
桜野さんと星野さんのボーカルが今日は特に響いた。


終演後物販のロビーはごった返していたが、「カオスに見えるが秩序はある」という、
手慣れたアイドルヲタが揃った場ならではの感じは保たれていた。

出口に向かう階段のところで、Luce Twinkle Winkの深沢さんと桧垣さんがチラシを
配っており、深沢さんからもらうついでに一言会話→少し離れた場所にいた
桧垣さんに、そのチラシをきっかけに声をかけられ一言会話
ということもあったりなんかした。

今日のライブでは、音に没入でき、前でなくてもいいのでステージがよく見えるとすごく楽しい、
という当たり前なことが実は大切なのを実感した(笑)。



8/22(土)PopLip相模大野もんじぇ祭り(14時~)

2015年08月22日 | アイドル
相模大野中央公園で毎夏おこなわれている、食と音楽のイベント。
たくさんの屋台と、ジャズを中心にした音楽目当ての根強いファンがいる。
今年は8/22、23に開催。

あまり大きな公園ではないのだけれど、このイベントの時は人で埋まり、
そこにある空間がそれなりの規模であることを感じさせてくれる。


彼女たちの後に出演するバンドのリハーサルが押しており、
PopLipがステージに登場したのは14:10頃。
全9曲。

CRAZY GIRL
夏色(ゆずカバー)
Fly High!HAYABUSA2
regret
BE MY BABY(COMPLEXカバー)
ZEPPELIN
そっと ぎゅっと やさしく
Today
I'll be with you

山内さんは相模大野銀座のお好み焼き店(ここに屋台を出していた)で働いていたり、
池田さんは相模大野ステーションスクエアで働いた経験があったり、
さらにそれぞれ地元の大学を出ていて、要はバリバリに地元の人たちなのである。
ただし、相模大野で開かれる祭り系イベントの主催者はジャズ推しであることが多く、
彼女たちは、言うなれば「ホームの中のアウェー」なイメージ。

とはいえまったく臆することなく、図太く・したたかに、比較的長い持ち時間を
乗り切った。こういうところはさすがである。

オリジナル曲は、ものすごくざっくり分けてEDM系(でいいのかな)と、
ロック寄りの曲とがある。
どちらもいわゆるアイドルヲタノリの沸き曲とは微妙に違うのだが、
クラブイベントなどで光るようなものは持っている。

ボクがグッときたのは後者の曲で、ここに含まれるであろう「Today」には
PASSPO☆の「バスタブ」っぽさがあった。なんというか、
「アメリカのハードロックバンドが来日してインストアイベントで、
アコースティックアレンジで演奏しそうな曲」だと感じた。
その他「ZEPPELIN」はグルーブ感があって相変わらずカッコ良かった。
無責任なヲタのたわごととしては、後者路線をより強化してくれると嬉しい(笑)。

PopLipは出演しないが、お祭りは明日も開催している。










Ange☆Reve東京ドームシティラクーア(19時~)

2015年08月19日 | アイドル

アンジュレーヴ」と読む。

メジャーデビュー曲「Maybe Baby」のリリース当日イベント。
全5曲。

ステージ前のベンチは埋まり、その後方の立見エリアに何列か人がいる状態。
一般的にはまだ知名度が低いアイドルちゃんなので、こんなものだと思う。
でも熱気はあり、そしてモッシュだリフトだなんだは皆無の、
正統派アイドルの織りなすさわやかな世界であった。
ステージのライティングがオレンジっぽかったため祭りの露店チックな雰囲気があり、
なんとなく哀愁みたいなものも漂っていた。

彼女たちが所属する事務所アークジュエルのアイドル(他には愛乙女★DOLL、Luce Twinkle Wink、
Stella☆Beatsなど)全般に言えるのだが、好戦的ではないものの、
なめてかかると痛い目に遭いそうな、とめ・はね・はらいがしっかりした
強力なパフォーマンスに心を打たれた。3曲目に歌った、堕天使の曲カッコようござんした。

ステージはこれまでにも何度か見ていたが、特典会へは初参加。
メンバー皆、子犬というかシロクマの子供というか、幼獣系の愛くるしさと人懐こさがあった(笑)。
特に、並びの殿にいた渡辺くるみさんの「よっしゃ気持ちは受け止めた!」な感じ
(←セリフとしてこう言ったわけではないのだが)が印象に残っている。

リリースイベントはまだ続くし、彼女たちは定期公演や対バンライブへの出演も多い。
予備知識なしで観ても、「安心・安定感」は保証しておく。


8/16(日)-2 汐留ロコドル甲子園予選最終日(19時~)

2015年08月16日 | アイドル


公式サイト

↓8/30の決勝に出場する面々


大人の事情がものすごく色々とあるだろうが、出場する側にとっては
大いに励みになるであろうイベント。自分がアイドルだったらきっとそう思うはず。
その予選最終日を観覧。
出た5組ともタイプが異なり、対バンイベントとしても密度が濃くてじゅうぶん楽しめた。
2曲だけ歌ったところと3曲歌ったところがあり、細かいことはよくわからないが、
「これだけの長さの枠を与えるので、歌と地元の名産アピールは確実に入れてください」
的な感じなのだろうと推測。

出場順にふれてみたい。
最後にある数字は、審査員のポイント+「会場の拍手の音量による」ポイント=獲得した合計点

H&A.(エイチアンドエー、静岡県浜松市)
2曲披露。中学生がメインで小学生もいた。
ももクロの和モチーフ時代ふうなビジュアルの衣装も、楽曲も「ザ・ロコドル」な印象。
地元の名士中の名士である徳川家康ネタで攻めた。
この年代なのに、つたなさをゆるさと言い換えるような雰囲気が皆無で、
終始テキパキとステージを進めていたのには好感が持てた。
これは地元での日頃の鍛錬の成果だろうか。
66+96=162P獲得

桜丘ショコラ(東京都渋谷区)
今知ったが、かなり前からツイッターでフォローしていたメンバーが複数。
こういう形で出会えるのがSNS時代の面白さだ。3曲披露。
渋谷区桜丘のゆるキャラ・ショコライオンのぬいぐるみを携えて登場。
ショコライオンの生みの親が19の326(ものすごく久々に目にした名前。
ちなみに、ジューク ミツル、と読む)、3曲目にやった新曲の振り付けはラッキィ池田などの人脈を持つ。
一番驚いたのは、もう卒業したメンバーに「青山ひかる」(別人)という人がいたことだ。
「ロコドル」というより地下アイドルだと思うが、ルックスや衣装などビジュアルのグレード、
全体的な完成度の高さが印象に残っている。
56+97=153P獲得

30POSSE(サンゼロポッセ、山口県)
3曲披露。山口活性学園のサブメンバーから誕生したグループ。
SEをはじめ、ロック面のサウンドは凶悪でカッコいい。
今日の出演者の中では最も「違和感」(悪い意味ではない)を漂わせていた。
ロックとアイドルの二面性モチーフというあたりは月と太陽とも共通。
ここは、「ロコドル」的ではない部分に個性・持ち味があると思うので、
ラウド系アイドルとしてまた見てみたい。
58+96=154P獲得

MilkShake(ミルクセーキ、長崎県)
2曲披露。みお、うらら、さき、えみ、けいけい、ゆうなの6名が出演。
SEが流れた時点で目頭が熱くなるなど今日の出演者で最も親近感があり、
かつようやく初めて生で観られる高まりというひいき目はあったが、
仮に「初めて存在を知ったグループ」だとしても、掛け値なしに素晴らしかった。
ネガティブ感のない雰囲気、オサレで洗練された楽曲、飲み物ではない長崎特有の氷菓・
ミルクセーキという他地域の人間には珍しい品を持ち込んでのアピール、
固定ファンのみならず一見客を流れにうまく巻き込み、楽しげに一体化していくステージ運びなどが
突出していた。特定のメンバーがグループを象徴するロコドルグループがしばしば見受けられるが、
そういう感じではなく、全体の平均値が高いのだ。何度でも言う。素晴らしかった。
67+99=166P獲得

大塚愛菜(東京都)
2曲披露。元ハロプロ(Juice=Juice)のメンバーだけあり、基礎力の高さでは群を抜いていた。
ノーギミックで真正面から戦っても十分強いタイプ。
今日の出演者の中ではおそらく固定支持者数も突出して多いはず。何より声の質が良い。
ボクは彼女が当たり前のように決勝へ駒を進めるものだと決め込んでいたので、
予選ラウンドでの脱落が意外だったが、考えてみると思い当たる感覚はあり、
要は「ロコドル」として見た場合、「このカテゴリーじゃないだろ」感なのだ。
東京のアイドルでもロコドル感がある人がいる反面、大塚さんの場合、
ここに組み入れる必然性がさほど感じられないのだ。実力云々ではなくこれに尽きる気がする。
60+98=158P獲得

予選最終日の出演者からは、ミルクセーキとH&A.が8/30の決勝戦へ進出した。
8/22に敗者復活戦があるそうなので、惜しくもこぼれた人たちはそこに懸けてくるだろう。

今日の結果は、こう言ったらアレだけれども大人の事情的なものをうかがわせる部分がなく、
きわめてまっとうだと感じた。









8/16(日)-1 妄想キャリブレーション「幻想恋花火」リリースイベント最終日タワレコ川崎2部(16時~)

2015年08月16日 | アイドル


8/9の大宮に引き続き観に行く。

店内は彼女たち目当ての人でいっぱい。

自分のいた場所からは、常時メンバーの顔だけは見ることができた。
顔すら見えないとストレスだけがたまって終わるので安心(笑)。
リリースイベントって、ボクは一生味わうことのない感覚なのだけれど、
大人の事情によるプレッシャーばかりがのしかかる中、ライブの楽しみや
ファンとの接触で束の間救われたりする… というものなのだろうと想像する。
メンバーの表情を目にしながらそんなことを考えた。


全7曲(5+アンコール2)。リリースイベントファイナルとあって2曲奮発。

人生はいじわるなの…かな?
夢見る乙女は無敵でしょ!?
幸福結界
君もClap Your Hands
幻想恋花火
<アンコール>
忘れられないクロニクル
幻想恋花火

場の雰囲気などはこちらをぜひ。

8/14大阪☆春夏秋冬代々木公園野外音楽堂(11時~)

2015年08月14日 | アイドル


ツイッターに書いたのを貼っておく

関西だから~とか東京だから~という区分はあまり好きではないが、
自分が好きな範囲限定でいうと、関西のアイドルもしくはそれに近い立ち位置の歌手には
なんとなく共通点がある。

ハンバーガーや牛丼や立ち食いそばなど、安くて気軽な食べ物であるにもかかわらず、
「こだわりの高級食材を使いました!それゆえのこの価格!(高い)」
としてしまうことがあるのが「東京」(東京都、ではなくて情報の発信拠点という意味)とするなら、
関西は「そういう食べ物で高級路線ってのもおかしい」と、安くおいしく力もつくよ、という面を
強調する感じ(*個人の感想です)。
関西弁でしゃべるから関西感だという以上に、根底にある発想の違いを、ごく限られたケースでは
あるけれども感じる。

8/13盆フェス(O-EAST)

2015年08月14日 | アイドル

OAも含めると全29組のアイドルが集結。大トリのハニースパイスが終わったのは22時を過ぎていた。
ボクは10分押しくらいで始まったChu-Zから見たのだが、7時間半くらいずっと立ちっぱなしだったにも
関わらずさほど疲れを感じていないし、そんなに長いとも思わなかった。
つまり満足がいったということである。
当日券でも2500円と安かったからか、終始場内に人がたくさんいたのは驚いた。


見た順にざっと。

Chu-Z。
年齢・ルックス・雰囲気はもう辛抱たまらんのだが、ヒップホップ要素が強い曲はさておき、
普通のアイドルっぽい曲がどうもボクの琴線にふれないのがいつも惜しい。
リズムを重んじたりラップが入った曲はたいへんカッコいい。
でんでんちゃん推せる!!

柊木りお。
お盆ということで他界したヲタいじりネタを披露(笑)。
「アニメと関係なくても現代のアニソンっぽいハード系の曲」でまとめ、実力派シンガーっぷりを発揮。

IS’9。
現在上京中。たぶん初見か二度目くらい。穏やかなビジュアルだし、曲もオーソドックスなのに、
ダンスが不釣り合いに激しい。今のご時世、このタイプのアイドルは生きづらいかも知れないが
頑張っていただきたい。

エルフロート。
初見。エルフ+(アイスフロートなどの)フロートってことか。
逆バイストンウェル状態でフェラリオな設定。ここもダンスがむやみに激しかった。

READY TO KISS。
今日は全編通してこの時間が、
「世間がイメージしているであろうアイドルヲタの沸き方の頂点」だったと思う。
鈴木軍とよく組んでいるせいもあるが、「後楽園ホールでのプロレス興行特有の熱気」
みたいなものが感じられた。

仮面女子。
スチームガールズ3+アーマーガールズ4の7人編成。アーマーガールズの肩の鎧は金属製で
結構重量感があるのだが、軽快に動いていてすごい。
ラスト曲「全開ヒーロー」でボート芸披露。これで彼女たちについては元が取れた(笑)。

まねきケチャ。
おととい同じ会場の別のライブで見たばかり。おそらく気のせいではあるが、
そのときより慣れた印象はあった。各メンバーの属性は、愛・水・炎・闇・雷。
持ち歌が少ないのもあるけれど、やっぱり自己紹介レクチャーは長い(苦笑)。
2曲目「愛言葉」は、「黒ネコのタンゴ」みたいだが不思議なファンタジー性があって良い。

FES☆TIVE。
サンフランシスコでのイベントに出たばかり。
祭りモチーフでそういうサウンドなので、曲はさほどわからなくても、
自分の中の「原初の野生」がかきたてられる。
まねきケチャの直後というのもあるが、練度が高くて安心(笑)。

月と太陽。
1月に観て以来。休養中のメンバーがいて4人でのステージ。
前半は月(ダーク、ハード)要素→後半は太陽(アイドルっぽい)の構成。
フルメンバーではない不足を補うために、結束が強くなっているように見え、
前回に観たときより力強さがアップしていた。
悲壮感とも違うのだが、シリアス度が増してたくましくなっていた。
ななみーぬのななみーぬがご立派でありました。

ワンダーウィード。
初見。4人編成。名前からして、怪しい系or泥臭く這い上がってやるぜ系かと思いきや、
もっとストレートで前向きな曲を主に歌っていた。
「バルタン星人」という曲があり、色物ソングなのかと思ったらまったく違い、
いわゆる「バルタン星人の限りなきチャレンジ魂」をリスペクトし、
前向きに生きようみたいな内容(に聞こえた)。
これ

アキシブproject。
ここもつい先日、まねきケチャと同じシチュエーションで見たばかり。
そのとき、メインボーカルの歌唱力にグッときたのでそこを重点的に聞く。
アキシブという名前から抱くサブカルなイメージとは異なり、
もっと青春チックな曲をやっているのだなここは。
聞く側としても、名前とコンセプトにとらわれないほうがいいかもな。

偶想Drop。
二回目の体験。ここまでの流れを一変させる独特の世界。
激しいのだがどこかユーモラスで、言うなれば世界を作りこんだコントの構成に近いかも。
メンバーの一人・零さんの女子プロ悪役感がすごかった(笑)。
このあたりから、フロア全体に前のめり感が強まり、密集度も高まって、
その結果スペースもできて居心地は良くなってきた。

絶叫する60度。
生では初見。偶ドロから続いて、プロレス感、アメコミ感、カートゥーン感が高くなる。
荒ぶる印象が強く実際そうではあるのだが、それ以上に歌がしっかりしていた。
こことフルポシェと爆音少女症候群と合法幼女症候群を混ぜたら、ボクはメンバーを仕分け
できないと思うが(笑)、カラッと心地よいステージだった。

大阪☆春夏秋冬。
8/8土曜の東京初ワンマンの追体験のため盆フェスのチケットを買った。
今回はQUATTROよりステージが広く視界も良く、メンバーは思う存分に動けているようだった。
超絶ボーカルの小川舞奈さんに注目がいきがちだが、他のメンバーのコーラスやダンスが
あってこそ映えるのだと改めて実感。個人芸+バックに見えるが、実は全体で集団芸。
大手が接近してきて、ボーカルだけ引き抜いてソロで…みたいな動きがあるやも知れないけれど、
そういうのは蹴とばしたほうがいい。これは間違いない。
1曲目が「キル・ザ・キング」で高まった。
8/14の代々木公園フリーライブ(11~)も楽しみだ!

デスラビッツ。
暗闇の中、部長の赤い目だけが光るシチュエーションがものすごくカッコいい(笑)。
メンバー3人がきっちりしているので成立するタイプのステージ。
部長が出てくるとなぜか笑顔になってしまう。


熊田佳奈絵。
生では初見。グループ全盛の今、ソロアイドルはどうしても苦戦を強いられ、
結果としてアクが強くたくましくなってくる傾向があるが、
ヲタを手玉に取る彼女のタフさもまさにこれだ。
地下アイドルライブの定番→むしろ食傷気味、というヲタ共通のイメージがある
「初恋サイダー」を、なんだかんだ言いつつ結局やったのだが、そこに至るまでの
前振りが絶品だった。

神宿。
ここも久しぶりに目にした。間があくとわかりやすいのだが、現代アイドルちゃんは
ライブによって鍛え上げられているのを実感。
以前に見たときより明らかに良くなっていた。
まねきケチャからサブカル度を抜いたようなイメージのグループ。

drop。
たぶん初見。もっとサブカルサブカルした先入観を持っていたがそこまで極端ではなく、
しかしないわけでもなく、曲者っぽい雰囲気を漂わせていた。
同じ曲で沸いたあとすぐそれをリピート、という方法に「らしさ」があった。

SAY-LA。
初見。白と明るいブルーのストライプの衣装が実にさわやか。
そこまで沸くような曲でもない(むしろさわやか系)と感じたが、ヲタの振りコピがやたら熱かった。

プティパ -petit pas!。
以前から知っていたものの見るのは初めて。ノンストップでたたみかけた。
曲調はラウドロック系で激しい。力強さよりスピード感、キレのタイプかな。
ボクはつばさFlyも好きだが、どことなく脳のその部分を刺激された。
メンバー3人のバランスが良かった。

平成琴姫。
久しぶりに見る。そのステージではトリオだった。
その時見たメンバーは1人だけになり、新メンバー3人を加えてのステージ。
しかし新人特有の危うさは皆無で、完成度の高いライブだった。
衣装や音色には和のモチーフが施されていて、ステージ上での所作にも
それっぽさがあるけれども、サウンドが実はハードなのが良い。

ハニースパイス。
5人編成だが今回は4人でのステージ。
トランス系のサウンドがメインで、パラパラ的なムーブもあり、聞いていると
トリップしてくる感覚。旧編成時に一度はグループからの卒業を発表したものの、
グループの現状に危機感をおぼえて撤回した(*ボクはここに男気を見た)、
リーダーの橘さんがすごくセクシーで、グループにも華があった。
野山の花というよりもフラワーアレンジメント感。

14:30くらいに会場に入り、全編が終わったのは22:00過ぎ。
そんなに見ていたのか。しかし不思議にダレや疲れはなかった。
「アイドル」という世間のくくり方を、出演者皆、方便としてうまく使っているのを感じた。

今回出ていたクラスの対バンライブは、安心して見ていられるのが何よりだ。



8/11(火)アイドリッジカーニバル(O-EAST 17:30~)

2015年08月11日 | アイドル
今日8/11(火)は、O-EASTにてアイドリッジカーニバル(17:30~)を見てきました。
POP→アキシブ→X21→きっか→まいにゃ→アイカレ→まねきケチャ→palet→カバガ→妄キャリの順。

デビューしたてのまねきケチャが20分だった以外、全出演者25分の持ち時間。
25分あると、その時点での「ベストのダイジェスト」ができるのを実感。
今日は、17分超の大作「花」を歌った吉川友と、現編成になって初めて観た
paletが特に素晴らしかった。きっか歌うまい!!リサイタルっぽさがあった。

無期限活動停止のカミヤサキさんを欠いて4人のPOP。
持ち時間をノンストップで疾走。
ポイントゲッターのカミヤさん抜きだとどうなるかと思っていたら、
「ウルトラセブンのいないときのU警備隊」のように現有戦力がきっちり仕上げてきた。
歌えるメンバーがいるのは大きいなあ。

アキシブProject。
メインボーカルの子の声が太くて力強く、
「みんなちゃんとしているがなんとなく物足りない」イメージが一気に覆った。
ここもまた、歌えるメンバーの大きさを実感。

X21。さすがオスカー様。
皮肉ではなしにたたずまいが違う。気品がある。
ここは「アイドルとして頂点を狙う」タイプのグループではないと思うが、
「芸能の基礎教養科目としてのアイドル」の演目はきちんとこなしていた。

吉川友。たいへんお太りになられて…と思ったら、衣装が三重構造だった(笑)。
17分を超える新曲「花」を含め3曲で25分をフルに使い切った。
「花」って、沖縄のアレかと思いきや全然違い、
クイーンが、DQN要素のない尾崎豊「卒業」を作ったような印象。
ミュージカルやシャンソンの片鱗もあった。
暑苦しいっちゃそうなんだけど、シンガーとしての底力に圧倒された。
ライブで聞くのがおすすめ。

小桃音まい。
きっかワールドをいったんリセットする役目になった。
彼女は小柄なのに、「小柄な人」のプロポーションではないので、
いつもサイズ感覚がおかしくなる(笑)。一緒の楽屋だったきっかとの話が
面白かった。

アイドルカレッジ。10人以上だとそれだけで圧巻。
しかも大人数なのに有機的なフォーメーションで動くので、単なる物量作戦ではない。
このタイプのグループでは、アイカレが究極形態かも知れない。

まねきケチャ。5人組。3日前にデビューしたばかりとのこと。
メンバーにはそれぞれ水、炎、闇などの属性があり、見た目はでんぱ組っぽい。
もがちゃんっぽい子が、素直で伸びのあるボーカルでうまかった。

palet。
ラブエンロール→BIY→オールフォーワン→グローリーデイズ→ピンクのハートの雲
ボーカルの中心・中野さんの貫録、常日頃“悩める主砲”的イメージの、
藤本さんのフルスイング感あふれるダイナミックなダンスなど、
練度の高いアイドル好きな自分の心はわしづかみにされた。
彼女たちは、ギターメインのロック寄り楽曲のほうが合うと思っている。

Cover Girls。
頭の2曲がデジロックっぽくて非常にカッコ良かった(*「深夜警報」「深夜警報2」と知る)。
このグループには特にイメージがなかったが、激しいタイプの曲はボクの好みド真ん中と判明。
ここも大人数であることそのものを、迫力としてうまく使っていた。

妄想キャリブレーション。
神宮花火大会の複数回のステージから移動しての出演。本日のトリ。
毎度思うが、ブレードランナーみたいなSEがカッコいいのだ。
ファイティングポーズ→幻想恋花火→とまらない→クロニクル→妄想少女ですの
メンバーによってはマイクの音量が小さくて気の毒だったが、見た目よりはるかに
ストロングスタイルなステージは相変わらず。
終演後の妄キャリ物販に参加したのだが、どこが何の列かカオスになりがちなのを、
そうなる前にヲタの人らが冷静に自治っていて、これはたいへん良いと感じた。

今日はボーカリスト・吉川友が何より印象に残ったし、魅了されたのであります。