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自分好みの、準メジャー~メジャーアイドルちゃんが出ることが多い&
O-EASTは見やすい&そこまで混まない…
などの理由で、ボクはけっこう推している対バンライブのシリーズ。
ULTRAGIRLの途中からトリの放課後プリンセスまで見る。
ここに出てくるメンツは、好みかそうでないかはあるにせよ、一定のグレードに
達していることが多いので、知らないアイドルでも安心して見ていられる。
今回は、愛乙女★DOLLのアグレッシブさと、5人編成になってから初めて見たGALETTeの
きらびやかさが特に強く心に残っている。
では、見た順にふれていく。今回は
*ULTRAGIRL
2曲見る。いわゆる「全力感」に満ちたステージ。
メロディアスな明るいギターポップ。くせがなく聞きやすい。
*こぶしファクトリー
本格女子~には「ハロプロチャレンジ枠」的なものがあるようだ。
彼女たちにとっても外部の異文化にふれるのは新鮮だろう。
その異文化側からもハロプロという存在はやはり興味津々のようで、
関係者エリアは満杯になっていた。早い時間帯なのに客も多かった。
全5曲。
ダンス、ボーカルなどパフォーマンスについてはさすがに「モノが違う」感じ。
素人の目からしてもまったく危なげがない。
ただし、一部の曲のタイトルがどうにもいただけない。
「ドスコイ!ケンキョにダイタン」とか「ラーメン大好き小泉さん~」とかそういうの。
(*ラーメン~のほうはマンガのタイトルであり、ドラマ化したものの主題歌なので、
少し事情は異なる)。
ハロプロは昔からこういう文化なので、今さらとやかく言うものでもないのかも知れないが、
そちらではそれで良くても、ハロプロアウトサイダーからすると「変」さばかりが際立つ。
ボクが彼女たちの親だったら心配だし、正直「これは無理だ」と感じる。
自分でこういう曲を作って歌うのならこれでまったく構わない。
「これをやれ」と提供されたのがこういうタイトルだったら、普通の感覚ならどう思うかという話。
パフォーマンスにはまったく問題がなく、むしろ素晴らしいだけに余計に感じた。
彼女たちの出番じゅう、ずっとこういうことを考えていた。
*愛乙女★DOLL
AJアイドルは、ファミリー同士の対バンやワンマンだと自分には若干物足りないのだが、
外部との対バンとなるとアグレッシブさが表に出て、とても頼りがいがある。
今回はまさにそんなふうだった。
全5曲。
流れ星→ビターチョコ・バレンタイン→Heatup Dreamer→エアプレーン→LOVE BEAM
こぶしファクトリーで空間はすっかりあたたまっていたので、その余熱に加え、
さらに頭の2曲、らぶどるにおけるキラーチューンで会場を熱くした。
いつ曲順を決めたのか、こぶしは念頭にあったかわからないが、
他のアイドルにさほど興味がない可能性があるファンを少しでも
持っていこうとする意思があったのなら、そのチャレンジは大いに買いたい。
なんでもかんでもすぐに牙をむくのも困るが、対抗戦的な場になるといきいきとして
見えるのは素晴らしい。
*Luce Twinkle Wink☆
AJでらぶどるをヘビー級とするなら、ここはジュニア、クルーザー、ミドルクラスか。
全3曲。
少女たちの微熱→恋色思考回路→刹那ハレーション
少ない持ち時間で、最低限やりたいことをバランス良く表現していた。
AJのアイドルは奇をてらわず、真正面から愚直に突破しようとするイメージがあり、
時にそれが見ていて危なっかしいのだが、信頼につながるのも確か。
*アップアップガールズ(仮)
おもむろに登場してからSEが鳴り始め、あとは全編ノンストップ。
ただし息も絶え絶えな雰囲気は皆無で、今回の持ち時間の25分?なら軽い感じだった。
今回は古川さんと森さんが特に印象に残っている。
「アッパーレー」はとても良いのを今回も実感。
*STARMARIE
全5曲。本格女子音楽祭の主催側のアイドル。
自分が作り手だったら、やっていて一番楽しいのはここだと思う。
ダンスにはまったく門外漢なので、技術やら何やらはわからないのだが、
このグループのダンスは、他のアイドルの主流のスタイルとはかなり違って目に映る。
そうそう、サイドステップが多いのだ(笑)。
彼女たちの場合、楽曲の世界観ありきでそこが強調されるので、フィジカル面の
印象は薄いのだが、なかなか激しいことをしていると思う。
衣装が黒子のように地味だが、おそらくそれも物語の語り部・依り代だからなのだろう。
*妄想キャリブレーション
全4曲。
ここに来てフロアは人でいっぱいになった。びっしりで動きが取れない…とまではいかないが、
平日夜の対バンライブでこれだけ埋まれば結構なものだ。
人生はいじわるなの…かな?
初めてだよ、こんな気持ちにさせてくれたのは恋。
YOUをチェックします!
何故なら私、妄想少女ですの。
あと1曲あるとなお良かったが、前回同じ会場で見たときより明らかに
演者・ヲタの双方にエネルギーがあふれており(妄キャリはこの9月は東京圏でのライブが少ないらしい)、
適度なブランクも悪くないと思った。
*バンドじゃないもん!
全4曲。
今回のこの対バンライブの開始からずっと、ステージ中央の後ろのほうに
ここが使うドラムセットがしつらえられていて、ちょっと奇妙な絵だった(笑)。
ドラマーだけ本物(神聖かまってちゃんのみさこ)であとの楽器は全編当てぶりだと思っていたのだが、
ベースもキーボードも音を出す局面があった。
この曲良かったです(笑)。
*GALETTe
妄キャリ、バンもんというディアステ系が終わり、そこ目当ての客が引き上げていった。
フロアは少し寂しくなってしまったが、それはそれだ。
5人編成になってから初めて観るパフォーマンス。
全5曲。
Brand-New Style→ダンスフロア☆フィーバー→She is WANNABE! →G→じゃじゃ馬と呼ばないで
何というのだろう、GALETTeにもストーリー、エピソードは多々あるのだが、
主な曲調がディスコ系であるがゆえに浪花節的要素は希釈され、曲そのもののパワーが
そっくり伝わってくる感じ(他のアイドルに曲のパワーがないというのではない)。
ただし「G」のときは、村山さん在籍時代を思い出してちょっと目頭を刺激された。
仙台からの新メン2人はキャリアがあるためまったく遜色なく溶け込んでいたし、
既存組のダンス、ボーカルも力強さを増していた。小気味良い、という言葉がまさにぴったりだった。
*放課後プリンセス
同じ渋谷の他のライブハウスでの対バンライブ出演後、こちらへ移動。
全4曲。
このライブの実質的なトリはアプガでありディアステ系だと思うのだが、
それとは別に、課せられた役割を充分に果たした。
このグループは独自の世界が完成されていて(閉じた感じはない)、常にマイペースな
印象を受ける。
だからか、対バンライブでどこに入れられても違和感なく成立するのかも知れない。
何度も聞いている「ジュリエット」の♪君の○(声とか色々)が好き~の部分が、
なぜか今日はグッと響いた。
「キミペディア」のバックトラックのスピードメタル感(音源で聞くとそうでもないかもw)にも
グッときた。
目当て出演者の物販が並行だったので、ライブを全部見たいボクは今回は物販へは行けなかったが、
全編終了後に開催されたGALETTeの無料ハイタッチ会にちゃっかり参加し、満ち足りたのち帰宅。