モーニング娘。が8人編成になって初のツアーのスタート、9/30・10/1の厚木市文化会館での四公演のうち、
9/30(土)夜(19:00)の部を観る。厚木といえば島田奈美イベントや、田中よっきゅんの証券会社でのイベントで
来たりした場所だ。日本のどこにでもある、典型的な地方都市然とした街。大型書店があと一つあればなお良い。
本厚木駅から歩いて10分少々かかる会場も、地方公演色の濃いロケーション。座席の前後幅にゆとりがあり、
とても見やすい。ハロプロ系を観たことのある会場でいえば、グリーンホール相模大野、ハーモニーホール座間と
並び俺にとっては地元で、家から近いためにゆとりを持って楽しめるのが何より嬉しかったりする。
今回の曲目はこちらの方が書いていらっしゃる通り。キャッチーでわかりやすい曲を集めた印象。素直に楽しかった。
前、さくら組のコンサートを大宮ソニックシティで観たときにも感じたのだが、アイドルグループがステージ上でしっくり来る
最大限の人数が、今のラインナップと同じ「7~8人」だと思う。今回最も強く思ったのはそのことだった。
多人数のダイナミズムには欠けるが、そぎ落とされた機能美というか。曲目引用先の方もふれているが、
今回は人数が減ったこともあって一人一人の比重が増しており、これまであまり目立たなかったメンバーの
実力を垣間見られる機会が多い。特に、8人が4つのペアに分かれて歌い、個性の違いを競わせるような
演出が斬新だった。
高橋&新垣(ビル・ロビンソン&ホースト・ホフマンのような正統実力派な存在感)、
藤本&田中(シン&上田、シーク&サブゥーみたいな雰囲気)、
道重&久住(ハイフライヤーズ、ファンタスティックス、R&Rエキスプレス、ヤングブラッド兄弟的典型的ベビーフェイス)、
吉澤&亀井(ハンセン&デビアスもしくはゴディ、ブロディ&スヌーカなイメージ)
…ひとりよがりきわまりない比喩で申し訳ない。
この4組の中では、吉澤&亀井組が俺の琴線を刺激しまくり。ボクシングでいえば三階級くらい
スリムになったのではないかという感じの吉澤が堂々たる貫禄で歌う「シャボン玉」には目頭が熱くなった。
彼女と、何かに取り憑かれたかのように激しく踊る亀井との妖しいダンスは、レズ物AVのペニバン使用の絡みを
彷彿とさせるものがあった。下世話な表現で恐縮だがほめ言葉である。道重が香椎由宇寄りの
りりしい顔つきになっていた。
藤本の線の太いボーカルは非常に安定していた。田中の会場人気はすごい。久住はデビュー時の谷津嘉章的なプッシュ。
新垣は、一瞬誰だかわからなくなることがしばしばあったほどいいほうに化けた。高橋はとりあえずは10勝は
保証できる先発投手のよう。吉澤のキャプテンシーは素晴らしい。亀井はちょっと消え気味だったかも。
あまり聞き込んでいなかった「Ambitious! 野心的でいいじゃん」を今回改めて聞き、間奏のピロピロギターの
異常なまでのカッコ良さを再確認したのも収穫だ。多少なりともメタルに親和性のある人なら泣けてくるはず。
何度も再生を繰り返してきた彼女たちの、新しい再生の門出を飾るにふさわしい内容のコンサートだった。
ツアータイトルにある「カレー」(制限のついた中での豊富なバリエーション、みたいなことか)というのも、
確かにその通りだと感じた。
今の自分は彼女たちの「ライトなファン」でしかないが、ライトなファンでも充分満喫できる彼女たちの
活動状況、といったものがものすごくありがたく思える。うまく表現できなくてすまないが、思い立ったら準備なしでも
遊びに行けるし、それでもたっぷり愉しめる場所、みたいな感覚。今月末の武道館公演も今から楽しみ。
9/30(土)夜(19:00)の部を観る。厚木といえば島田奈美イベントや、田中よっきゅんの証券会社でのイベントで
来たりした場所だ。日本のどこにでもある、典型的な地方都市然とした街。大型書店があと一つあればなお良い。
本厚木駅から歩いて10分少々かかる会場も、地方公演色の濃いロケーション。座席の前後幅にゆとりがあり、
とても見やすい。ハロプロ系を観たことのある会場でいえば、グリーンホール相模大野、ハーモニーホール座間と
並び俺にとっては地元で、家から近いためにゆとりを持って楽しめるのが何より嬉しかったりする。
今回の曲目はこちらの方が書いていらっしゃる通り。キャッチーでわかりやすい曲を集めた印象。素直に楽しかった。
前、さくら組のコンサートを大宮ソニックシティで観たときにも感じたのだが、アイドルグループがステージ上でしっくり来る
最大限の人数が、今のラインナップと同じ「7~8人」だと思う。今回最も強く思ったのはそのことだった。
多人数のダイナミズムには欠けるが、そぎ落とされた機能美というか。曲目引用先の方もふれているが、
今回は人数が減ったこともあって一人一人の比重が増しており、これまであまり目立たなかったメンバーの
実力を垣間見られる機会が多い。特に、8人が4つのペアに分かれて歌い、個性の違いを競わせるような
演出が斬新だった。
高橋&新垣(ビル・ロビンソン&ホースト・ホフマンのような正統実力派な存在感)、
藤本&田中(シン&上田、シーク&サブゥーみたいな雰囲気)、
道重&久住(ハイフライヤーズ、ファンタスティックス、R&Rエキスプレス、ヤングブラッド兄弟的典型的ベビーフェイス)、
吉澤&亀井(ハンセン&デビアスもしくはゴディ、ブロディ&スヌーカなイメージ)
…ひとりよがりきわまりない比喩で申し訳ない。
この4組の中では、吉澤&亀井組が俺の琴線を刺激しまくり。ボクシングでいえば三階級くらい
スリムになったのではないかという感じの吉澤が堂々たる貫禄で歌う「シャボン玉」には目頭が熱くなった。
彼女と、何かに取り憑かれたかのように激しく踊る亀井との妖しいダンスは、レズ物AVのペニバン使用の絡みを
彷彿とさせるものがあった。下世話な表現で恐縮だがほめ言葉である。道重が香椎由宇寄りの
りりしい顔つきになっていた。
藤本の線の太いボーカルは非常に安定していた。田中の会場人気はすごい。久住はデビュー時の谷津嘉章的なプッシュ。
新垣は、一瞬誰だかわからなくなることがしばしばあったほどいいほうに化けた。高橋はとりあえずは10勝は
保証できる先発投手のよう。吉澤のキャプテンシーは素晴らしい。亀井はちょっと消え気味だったかも。
あまり聞き込んでいなかった「Ambitious! 野心的でいいじゃん」を今回改めて聞き、間奏のピロピロギターの
異常なまでのカッコ良さを再確認したのも収穫だ。多少なりともメタルに親和性のある人なら泣けてくるはず。
何度も再生を繰り返してきた彼女たちの、新しい再生の門出を飾るにふさわしい内容のコンサートだった。
ツアータイトルにある「カレー」(制限のついた中での豊富なバリエーション、みたいなことか)というのも、
確かにその通りだと感じた。
今の自分は彼女たちの「ライトなファン」でしかないが、ライトなファンでも充分満喫できる彼女たちの
活動状況、といったものがものすごくありがたく思える。うまく表現できなくてすまないが、思い立ったら準備なしでも
遊びに行けるし、それでもたっぷり愉しめる場所、みたいな感覚。今月末の武道館公演も今から楽しみ。