トミーズ・ホリデイ・キャンプへようこそ

今年日本で大ブームを起こしたビリーズ・ブート・キャンプ（Billy's Boot Camp）
＜7日間のエクササイズ・減量プログラム＞じゃないよ。さあさ、御代は見ての
お楽しみ、ザ・フーによる精神的エクササイズ・ブログラムです。（ウソ）

もと～い！Tommy /The Who（1969）２枚組・傑作ロック・オペラをいってみようか。
”オペラ”っていったてね、太っちょおばさんの金切り声を聴きながらのガマン大会
に耐え切れず”ブラボー！”と最後に悲鳴をあげる類のものじゃありません。

これは、ザ・フーが作って（主にＰ・タウンシェンド）きたロック音楽の集大成。
正直に言えば一聴しただけでは、ダイレクトにこの魅力が解らなかった。メロディ＆
キャッチーなリフ、演奏の力強さに気づいた時、秀作だと遅ればせながら感じました。
さあ、あなたも"See Me, Feel Me，Touch Me, Heal Me, Listening to You”

お話（３重苦の子供の成長記）は、映画（ケン・ラッセル監督作品1975・英）や
ミュージカルにも拡大され有名になったのでご存知の方もいらっしゃるのでは。
レコードだけでは、ちょっと意味わかんない～という方、映像版を参考にする
のもよし。ただ、オリジナル盤に比べ音楽的な鋭さ・高揚感は落ちますが。

”ピンボールの魔術師”は最高のシングル曲。映画版では、エルトン・ジョンが
チャンピオンとして登場し彼の唄が楽しめます。ハイライトシーンでもあるな～。
バックでThe　Whoの演奏も写ってるしね。
ついでに映画版の好きなシーンは、アン・マーグレットがベイクト・ビーンズや
チョコレートで泥まみれになるとこ・・・シュールでエロティック。
それと、キース・ムーンの出演シーンはいつ見ても笑えるとこ。

キース・ムーンが移動式オルガンでみなさんを誘ってますよ。
”トミーズ・ホリデイ・キャンプへようこそ！”って。
では、また。．．．ヴィクトリーッ！（なんでやねん。）