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五叉路のグラフィティ

田舎者からの便り...。

もっと!ザ・フープル

2022-09-20 00:01:23 | 音楽

1972年以降のモット・ザ・フープル。グラム・ロック全盛期に彼らが華麗なるロックンロール
黄金時代を築いたことは、当時のすべての若きロック大好き野郎どもは覚えておいででしょう。
この成功の元をたどれば、解散寸前に追い込まれた彼らを、以前からこのバンドのファンだった
デヴィッド・ボウイが曲提供とプロデュースで援助の手を伸ばした事。これによりバンド人気が
急浮上しバンド継続したんだ。そして、ボウイは言ったのさ『もっと!続けるんだ・フープル』

生意気いいましたが、初期(アイランド・レコード時代1969-1971)のモット・ザ・フープルが
どんなだか気にならない?デヴィッド・ボウイが以前からファンだったという不遇時代の音楽。

Moot The Hoople  (1969) デビュー・アルバム
”ローリング・ストーンズ風のロックンロールにボブ・ディランの歌声を乗っけたら
イカシてるんじゃない?”という出自でデビューした彼ら。収録曲はカッコいいぜ。

◆◇◆◇◆◇ 👑 英国エリザベス女王よ ♰ 安らかに  ◆◇◆◇◆◇
オリジナル曲、デビュー・シングルを聴いてくれ!  "Rock and Roll Queen"
キンクスのカバーをボーカルなしで演るのがスカしてます  "You Really Got Me"
僕の好きなサー・ダグラス・クインテットのカバーも◎ "At the Crossroads"
ソニー&シェールの "Laugh at Me(私を笑って)" は、ディラン風で始まり
曲の終盤に向けストーンズ(悪魔を憐れむ歌)風でキメてるよ。・・・如何かな。

もっとダ!Hoople(笑)不遇時代の彼らを気に入っておりボックス・セットを買ってます。
Mott The Hoople / Mental Train (The Island Years 1969-71)  6CDs BOX Set 
オリジナル・アルバム四作品(Mott The Hoople, Mad Shadows, Wildlife, Brain Carpers)
(disc1~4)はボーナス・トラック付。disc5は未発表音源集、disc6はライヴ音源集です。

 

【蛇足/僕のやぶにらみ的考察】~モット・ザ・フープル(M.T.H)不遇の要因~  

1969年はストーンズもディランもカウンター・カルチャーのカリスマに再隆盛した年。
この年英国ではストーンズは、7月ハイド・パークの出演でライブ復帰しオルタモントの悲劇へ。
ディランは、8月ワイト島フェスティヴァル出演でカムバック。

本家がそれぞれ元気に活動復活したタイミングで、先に記した出自にてM.T.Hがデビューした
ため、軽視・反撥・批判が先に立ってしまい彼らの本流R&Rの楽しさが理解されずじまい
だったのでは。一方、ウッドストック:平和・自由・愛の祭典で幻想と浮かれ気分の米国の
野郎どもは、海の向こうの波風が立たない新人ロックグループ M.T.Hなんて気にしちゃいない。

モット・ザ・フープルの音楽的アプローチでは、大概ハードなロックンロールが中心なのだが、
ちょっぴりプロコル・ハルム的な沈んだプログレ風味やカントリー・フォーク要素も含んでいた
のが、かえって多くの聴衆受けを逃していった結果を招いたのだとも思う。

彼ら本来のハードなロックンロールスタイルは、デビュー当時から殆んど変わっちゃいない。
グラム・ロックの時流に乗るまで商業的成功は待たねばならなかったのである。

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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (サイコチキン)
2022-09-21 10:19:15
こんにちは👋😃。ムンドリさん。『もっと・ざ・何某~』と言う言葉遊びが…好きでした-w-w。10代の頃ですが、一人超イケてる二つ歳上のガールフレンドがおりまして…アハハ…彼女ではないです…超美形男子ばかりくわえこむのが趣味なので、私などは『およびでねぇ~』でしたが、何か気が合うのか、当時では豪華なメゾネット・アパートの合い鍵を預かっていました。このガールフレンドがまた、超のつくフリーの信者で、朝から晩まで聴かされました。ポール・コゾフが亡くなったときは、部屋に黒い布を張り巡らしてお葬式しました。ロ~ソク立ててインドのお香を焚いて、3日3晩付き合わされた記憶があります。そんなガールフレンドがフリーの一連として教えてくれたのが、バトカン、モット・ザ・フープル、ミック・ラルフスにボズ・バレルでした。関係ないけどロビントロワーのソロ・アルバムなどもよく聴かされたので…今でも耳が覚えております。このガールフレンドとひとつだけ意見が合わなかったのは、ベースです『アンディー・フレーザーよりボズ・バレル(イケメン)やフープルのベースのが断然カッコイイ』と、譲らなかったんですよ-w-w。
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お久しぶりです (きさ)
2022-09-21 12:26:44
モット・ザ・フープル、昔中古レコードを買ったかな。
はるか昔なので記憶が確かではないのですが、地元の民放のイベントで安く買ったのだったのかも。
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すべての若きカップル (moondreams)
2022-09-21 17:15:43
サイコチキンさんコメントありがとうございます。
ガールフレンドと一緒にお部屋でフリーやバッド・カンパニーなどロックを聴くなんて素敵な思い出ですね。
今の若いカップルは一緒に部屋いても各々スマホ画面を見ているイメージなんだけどね。
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久しぶり (moondrams)
2022-09-21 17:20:43
きささんコメントありがとうございます。
モット・ザ・フープルのレコード買ってたのですね。グラムロックファンだったのかしら。ぼくはカセットで聴いてたな(買えなかった!)。
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レコード (きさ)
2022-09-21 23:56:04
私も貧乏でレコードはなかなか買えませんでした。
モット・ザ・フープルのレコードは中古だったか、民放のイベントだったかでとにかく安かったからだったと思います。
半額より安かったんじゃないかな。
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レコード (moondreams)
2022-09-22 08:02:16
きささん、民放のイベントで安くレコードが手にはいるというのが気になりました。不要レコード放出でもしてたのかな。
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Unknown (サイコ・chicken)
2022-09-22 10:00:28
うんうん…気になりますね。俗にいう白盤(流通価値は無し)などの掘出し物?が放出されると聞いたことあります✌
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Unknown (バルおばさん)
2022-09-22 18:28:18
いつもここに来ると思うのだけど、ムンドリさんは勿論としてもコメントなさる方々って本当に詳しいのよね…。私なんか洋楽好きだけど、アーティストの顔やかっこいい曲ばかりに目がいって(無知なミーハー)、あとは何も知らない(恥)。ここで勉強させてもらってます。
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Unknown (moondreams)
2022-09-23 17:26:47
最高鶏さんコメントありがとうございます。レコード産業が盛んな頃『放送局用』とか『店舗用』の見本盤、試聴用盤、販売促進用非売品とかあったものね、あれかしらん。
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Unknown (moondreams)
2022-09-23 17:30:53
バルさん コメントありがとうございます。
僕もただの洋楽好きのミーハーですよ。それもストライクゾーンが狭いという(笑)
楽しんでもらえばうれしいです。
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