「ザ・バンド」のメンバーでキーボード奏者ガース・ハドソンが1月21日死去(87才)した。
ザ・バンド最後の生存者だったが、これでメンバー5人とも天国に旅立ってしまった。寂しい。
この偉大なロック・バンド及びG・ハドソンを偲んで、音楽葬といきたい。
The Last Waltz / The Band(1978)
ザ・バンドにとって2枚目のライブ盤で、映画のサウンドトラック盤。3枚組LPは、高価で
すぐに買えなかったな~。今回久しぶりに聴き返し、ゲスト陣の演奏に改めて感動しました 。
ザ・バンドは1968年~1977年の間に7枚スタジオアルバムを発表するが、メンバー間の軋轢に
より一夜限りの解散ライブ(1976年11月25日米国では感謝祭)をもってグループを解散する。
この模様を記録した映画が『ラスト・ワルツ』監督マーティン・スコセッシ。
1980年1月名古屋の納屋橋にあった名画座 ミリオン座にてロック映画2本立てで観ました。
併映はレッド・ツェッペリン 狂熱のライブ(1976)で、僕のロック狂への分水嶺でしたね。
エリック・クラプトンがザ・バンドのメンバーになりたかったという有名な話もあるほど
多くのミュージシャンから尊敬を集めた孤高のバンドだったから、ゲスト陣の豪華さも
うなずける。この夢のようなコンサートの観客になれたなら。(於:Winterland Ballroom)
では、この『ラスト・ワルツ』から
ラスト・ワルツのテーマ - Theme from The Last Waltz
ゲストの中から僕は、ワイルドな親爺ぶりが魅力のヴァン・モリソンの歌に圧倒されました。
アイルランドの子守歌 -Tura Lura(That's an Irish Lullay)
なお、最初のレイ・チャールズ風歌い出しはThe Bandのリチャード・マニュエルです。
最後にG・ハドソンを哀悼し、ザ・バンドのファースト・アルバム『Music from Big Pink』から
G・ハドソンが弾くオルガンのイントロが印象的な曲で、さよならしましょう。
チェスト・フィーヴァー - Chest Fever
-THE BAND-
Rick Danko (December 29, 1943 – December 10, 1999)
Levon Helm (May 26, 1940 – April 19, 2012)
Garth Hudson (August 2, 1937 – January 21, 2025)
Richard Manuel (April 3, 1943 – March 4, 1986)
Robbie Robertson (July 5, 1943 – August 9, 2023)
R.I.P
The Last Waltz Suite: Theme From the Last Waltz (feat. Orchestra)
いい映画ですね。
きっと音響もよくなっているデジタルリマスター版で観られたとは羨ましい。