人間も動物もみんな同じ。横向きが快眠につながる
MYLOHAS編集部2016.9.25
寝るときの姿勢はその人の性格や心理によって違うという話を聞いたことがありますが、ライフハッカー[日本版]によると、健康のために睡眠専門家、カイロプラクター、理学療法士がそろってすすめる睡眠時の姿勢があるのだそうです。
睡眠時の姿勢は休息の質に影響する
そもそも、睡眠は心身にどのような影響をもたらしているのでしょうか。
睡眠は食欲、気分、性欲を管理するだけでなく、体の細胞の回復、記憶力、学習を助け、脳の老廃物を取り除く働きがあることを神経科学が実証しています。特に最後に挙げた働きが重要です。体が老廃物を排出する生物学的機能を持つのと同様に、脳も不必要な物質を排出する必要があります。脳を使えば使うほど脳の老廃物を排出する必要性は高まります。
よく眠れていないと、次の日に頭の回転がよくないと感じることはありましたが、脳に老廃物が溜まっているなんてとても怖くなりました。睡眠が足りていない人は高血圧、糖尿病、うつ、肥満、癌などの疾患に苦しむ可能性が高くなるという話も聞いたことがありますし、睡眠不足を甘く考えてはいけないなと改めて思います。
専門家がすすめる睡眠時の姿勢
では、脳の老廃物を排出するのに効果的なのはどのような姿勢なのでしょうか。
横向きに寝る。ただし、胎児のように体を丸めないこと(膝を多少曲げるのは良いが、膝を抱え込む姿勢は不可)。人間工学に基づいてデザインされた枕に頭を置く。首をしっかり安定させられる厚みがある枕を使用すること。両脚の間に小さな枕を入れて背骨をまっすぐに保つ。これで睡眠の準備完了です。
さらに、ローチェスター大学のMaiken Nedergaard氏によると「人間にもほとんどの動物(野生動物も例外ではありません)にも、睡眠時の姿勢としてもっとも好まれるのが横臥位」なのだそうです。脳の老廃物を効率よく排出するために、みんな自然と横向きに寝る姿勢を取るようになったのかもしれません。
私はこれまで仰向けで寝ることが多かったのですが、横向きも試してみたくなりました。慣れていないと側面が圧迫される感覚になるので、首が安定する枕や抱き枕などを使ってみたい思います。[ライフハッカー[日本版]]