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「墓守」困難に

2018年10月22日 | 社会・経済

「合同墓」道内に次々 少子高齢化で「墓守」困難に 19市設置4市検討 管理不要で費用減/「家」失い後悔も

   道新 10/21

   道内で多くの人の遺骨を共同で納める「合同墓(ごうどうぼ)」を設置する自治体が増えている。道内35市のうち合同墓があるのは19市で、札幌以外の18市は2012年度以降に設けた。少子高齢化で子孫への墓の継承が難しいことなどを理由に、先祖から受け継いだ墓を閉め、管理不要な合同墓に遺骨を納め直す市民も多い。ただ、合同墓は他人の遺骨と交じるため、再び引き取ることはできないといい、専門家は慎重な検討を呼びかけている。

 8月中旬、札幌市豊平区の市営平岸霊園。東区の鹿野(しかの)紀夫さん(86)は妻(83)と合同墓の前で手を合わせた。室蘭市出身の鹿野さんは昨年、地元の墓を閉めて両親の遺骨を移した。

 息子と娘はともに札幌に住んでいるが、鹿野さんは「墓を継がせると、子どもたちにとって大きな負担になる」。自身も高齢になり、「墓守(はかもり)」を自分の代で終わりにした。鹿野さん夫妻も合同墓に納めてもらうという。「整理がついて肩の荷が下りた」。鹿野さんは語る。

 道内の市のうち、合同墓を持っているのは札幌市だけだったが、ここ数年で全道的に急増。本年度も、11月に使用開始予定の登別市を含めて5市が設置した。三笠市など4市も設置を検討している。

 合同墓はかつて、引き取り手のない遺骨を納める「無縁墓」として利用されてきた。しかし、最近は少子高齢化や経済的な理由で、墓の維持管理が困難な世帯も多く、管理不要の上、費用負担も少ない合同墓が注目されるようになった。

 納骨時の利用料は5千~2万円で、大半の自治体は年間の管理料もかからない。平岸霊園に設置する札幌市の場合、利用料は納骨時の9100円だけだ。

 1人暮らしの沼田紀美枝さん(76)=石狩管内当別町=は数年前、母の遺骨を平岸霊園の合同墓に納めた。「墓を建てると少なくとも数十万円かかるし、お寺などの納骨堂も年間の管理費は数万円に上る。出費は厳しい」と話す。

 札幌市生活環境課によると、年間の納骨申請数は08年度の436体から、17年度には1748体と4倍に増えた。4年前に拡張工事を行い、最大1万7千体を収容できるが、既に半分近く埋まっているという。

 小樽市は12年、3千体収容の合同墓を設置した。当初は年間収容数を60体と見込んだが、最近は平均で300体を超えるという。

 合同墓のない市でも、住民の関心は高い。石狩市が15年度に行った市民アンケートでは、5割超が「合同墓は必要」と回答しており、市は本年度から設置に向けた検討を始めた。

 合同墓は埋葬後、遺骨の引き取りは一切できない。NPO法人「葬送を考える市民の会」(札幌)には、親の遺骨を合同墓に入れた後で「家の墓を失ってしまい後悔している」などの悩みが寄せられている。

 沢知里(ちさと)代表理事は「亡くなった方を弔う方法は、個人によってさまざま。家族や親族と話し合って慎重に検討してほしい」と話している。(岩崎あんり)

 


 昨日は父と母の5・10年の法要で札幌へ。叔父、伯母も年老いてもう5年後は無理でしょう。これからは兄弟だけでやることになるのだろう。法事を終えて兄弟姉妹で近くでもない喫茶店でいろいろと話し込んでしまった。夜は札幌にいる子供たちと食事を楽しみ、帰宅したのは0時近かった。

 雪虫が多くなっています。もう少しで雪が舞い散るのでしょう。