里の家ファーム

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『入管法改正』に反対します」

2021年04月18日 | 社会・経済

小島慶子「行き場のない人から希望を奪い、見殺しにしてはいけない。

 連載「幸複のススメ!」

AERA dot 2021.4.17

 タレントでエッセイストの小島慶子さんが「AERA」で連載する「幸複のススメ!」をお届けします。多くの原稿を抱え、夫と息子たちが住むオーストラリアと、仕事のある日本とを往復する小島さん。日々の暮らしの中から生まれる思いを綴ります。

*  *  *

 今「入管法改正反対」の署名活動が行われています。私も署名しました。

 政府は2月に出入国管理及び難民認定法の改正案を国会に提出しました。在留資格を失った人が入管施設に長期間収容され、劣悪な環境下で亡くなる人も出ています。こうした状況は国際法違反だと国連に指摘されています。今回の改正案はそれがさらに悪化するような内容なので、弁護士や支援団体が廃案にするべきだと訴えているのです。

「入管法改悪に反対する有志の会」によると、問題点は四つ。1点目は難民認定手続き中の人は送還しないとしている現在のルールを変えて、3回目以降の申請者は手続き中でも送還できるようにすること。国に戻れば殺されるかもしれない人を追い返すことになります。2点目は、退去命令が出ても帰れない人を刑事罰の対象にすること。命の危険があったり、家族が日本にいたりして退去できない人が懲役や罰金を科されるかもしれません。3点目は、難民認定や在留許可の結果が出るまで「監理人」の監督のもとで施設外で暮らす「監理措置」。原則として就労できず健康保険にも入れず、生活を支援者に頼るほかありません。監理措置の対象にならなければ、裁判所の審査なく無期限の収容も可能な施設に収容されることになります。

4点目は、日本の難民認定基準が国際水準からかけ離れていること。日本では申請者のうち難民認定されるのは0.4%(2019年)~1.2%(20年)ほどですが、欧米諸国では25~55%ほど。法務省と入管庁から独立した機関で、専門家が国際難民法にのっとって審査を行えるようにする必要があります。

 この改正案には、最も無力な立場にある人の命を日本がどう扱うのかが表れています。行き場のない人から希望を奪い、見殺しにするような「改正」には反対です。

小島慶子(こじま・けいこ)/エッセイスト。1972年生まれ。東京大学大学院情報学環客員研究員。近著に『幸せな結婚』(新潮社)。『仕事と子育てが大変すぎてリアルに泣いているママたちへ!』(日経BP社)が発売中

※AERA 2021年4月19日号

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「娘は動物ではない」と涙…入管収容で死亡したスリランカ女性の遺族、警察の捜査求める

「東京新聞」2021年4月16日 

 名古屋出入国在留管理局で収容中に死亡したスリランカ人女性ウィシュマさん=当時(33)=の遺族が16日、スリランカの自宅からオンラインで記者会見を開き、母親は「娘は動物でなく人間だ。入管はなぜ『点滴して』と言ったのにしなかったのか。原因が知りたい」と涙ながらに訴えた。(望月衣塑子)

 会見したのは、母親のスリヤラタさん(53)、次女のワヨミさん(28)、三女のポールニマさん(26)。3人によると、ウィシュマさんはスリランカ大を卒業後、地元で英語を教えていた際、日本人の子どもと出会い「いつか日本の子どもに英語を教えたい」と願うようになったという。次女は「お金のない子どもに無料で授業をしたり、みんなに優しかった」と涙ぐんだ。

 母親が家を抵当にローンを組み、2017年6月に来日。日本語学校で学んだが、学費が払えず退学。18年10月に「心配しなくて大丈夫。何かあったら連絡する」との電話を最後に連絡が途絶えた。しかし、スリランカの教え子にはその後もSNSで「日本人は優しい。機会があれば日本に来て」と勧めたという。

 会見前に遺族は入管庁の説明を聞いたが、次女は「(入管庁の担当者は)質問に答えず、逃げていた」と批判。母親は「ビデオも写真もなく疑問だ。なぜ入管が調査をしているのか。警察に捜査してほしい」と涙ながらに訴えた。

 ウィシュマさんは不法残留となった後、退去強制命令を受け、昨年8月から収容中、体調不良を訴えていたが、今年3月6日に搬送先の病院で死亡が確認された。法務省は9日、中間報告を公表したが死因は判明していない。


命の重みを知らない政治がはびこっている。

昨日挿し木したオカワカメ。
本日、トマト苗ハウスに移動完了。

バジルは虫に食われやすいので布織をかけている。

園内の模様。

雨が降っています。昨日の降り始めから24時間で自家測定器で60mm。

雪は日陰になっているところに少しあるだけです。



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2 コメント

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こんばんは。 (ひまわり)
2021-04-18 19:21:22
mooruさん、こんばんは。
ちょうど、きょうの「潮流」が同じ問題を取り上げています。
人命が一番大事なはずなのに、どうしてこんなことが、と悲しくなります。
もっともっと優しい政治を望みます。
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コメントありがとうございます。 (mooru)
2021-04-18 19:44:48
いろんな考え方、意見があるかと思います。ですが、命の問題なのです。「優しい政治」が期待されます。
返信する

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