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元電通マン。国葬や統一教会、五輪汚職のすべてに関わる自民党議員の名前

2022年09月25日 | 社会・経済

まぐまぐニュース!2022.09.22 621

         by 『きっこのメルマガ』

自民党の裏に電通人脈あり?

    夏の参院選以来、支持率急落に歯止めが掛からない岸田内閣ですが、先週末17日、18日の両日に実施された毎日新聞と社会調査研究センターの全国世論調査では、1カ月前の前回調査より7ポイント下落し、とうとう「危険水域」と呼ばれる30%を割り込んだ「29%」となってしまいました。一方、不支持率は前回調査より10ポイント増の64%で、完全なるダブルスコアとなりました。

    自民党の歴代内閣の支持率を見ると、「支持」が30%前後の場合、「不支持」は45%ほどで、「どちらとも言えない」が25%くらいのケースがとても多いのです。しかし、今回の岸田内閣の場合は、この「どちらとも言えない」が極めて少なく、多くの無党派層が明確に「不支持」と回答しているところが特徴です。つまり、多くの国民が「この内閣ではダメ」「この首相ではダメ」と、ハッキリと「ダメ出し」をしているのです。

    世論調査の他の項目を見ると、旧統一教会問題に対する岸田首相の対応について、「評価する」が12%、「評価しない」が72%となり、自民党支持者でも半数以上が「評価しない」と回答しています。また、岸田首相が強行する安倍晋三元首相の国葬については、「賛成」が27%、「反対」が62%となっており、この2点が、内閣支持率を急降下させている大きな原因であることが分かります。

    安倍元首相の襲撃事件を発端に表面化したのが旧統一教会問題なので、安倍元首相の国葬の是非と旧統一教会問題とに関連があることは周知の事実です。そして、岸田内閣の支持率を下げ続けているこの2つの問題とは、大きく距離を置いたところで並行的に進んでいるのが、東京五輪の汚職事件です。しかし実際には、この3つの問題が「電通人脈」という横のパイプで繋がっている疑惑が浮上しているのです。

    東京五輪の汚職事件は、電通の元顧問で東京五輪組織委の理事をつとめていた高橋治之容疑者(78)の受託収賄容疑による逮捕で口火が切られました。紳士服大手のAOKI前会長、青木拡憲容疑者(83)が贈賄容疑で逮捕され、組織委の当時の会長だった森喜朗元首相(85)に「現金200万円を手渡した」と供述しました。この供述を受けて、東京地検特捜部は数回にわたり森元首相を参考人聴取しました。

    続いて、出版大手KADOKAWAの会長、角川歴彦(つぐひこ)容疑者(79)も贈賄容疑で逮捕され、JOC前会長の竹田恒和氏(74)が任意の事情聴取を受けていたことも報じられました。他にも細かい流れはありますが、これまでずっと動かなかった東京地検特捜部が、安倍元首相が亡くなったとたんに、まるで水を得た魚のように、誰にも遠慮することなく動き出したように感じるのは、あたしだけでしょうか?

    ま、それはそれとして、「五輪のドン」と呼ばれ、誰も逆らうことのできなかった主犯の高橋治之容疑者は、AOKI側から受け取った約2億3,000万円のうち、約1億円を中抜きし、その一部を自身のコンサルティング会社コモンズが運営する六本木のステーキ店「ステーキそらしお」の赤字補填のために流用していたと報じられました。

    六本木のオフィスビル1階に入居する「ステーキそらしお」は、奥にVIP用の特別席があり、政治家や財界人などの接待に使われて来ました。今回の東京五輪汚職事件でも、高橋容疑者と青木容疑者の打ち合わせは、このステーキ店の特別席で繰り返し行なわれて来たと供述されています。過去の「首相動静」を確認すると、2015年10月19日には安倍晋三元首相が、2020年12月15日には菅義偉前首相が来店しています。

そして、このステーキ店の「常連」だったのが、2018年の第4次安倍改造内閣で内閣府特命担当大臣として初入閣し、翌2020年の菅内閣では新設されたデジタル改革担当大臣に就任した、自民党の平井卓也衆議院議員(64)なのです。平井議員は大学を卒業して電通に入社し、7年ほど勤めた後、元参議院議員の祖父が創業したラジオ四国の社長などの家業を経て、2000年の衆院選に無所属で初当選し、当選後に自民党に入党するという毎度おなじみのパターンの議員です。

    あたしは、この自民党の十八番を見聞きするたびに、巨人が江川卓を獲得した「空白の一日」を連想してしまうのですが、そう言えば平井議員の名前にも「卓」という字が入ってますね(笑)…なんていう箸休めも織り込みつつ、電通出身の平井卓也議員にとって、電通の顧問だった高橋治之容疑者は大先輩というわけで、平井議員は六本木のステーキ店にセッセと通い続けました。そして、グルメサイト「Retty」に、「ステーキそらしお」について「フィレステーキが最高!」などと計9回もオベンチャラのコメントを投稿していました。

    ちなみに平井議員は、数々のネット工作で悪名高い自民党の「J-NSC」の代表をつとめており、第2次安倍政権発足直後の2013年には、安倍人気を高めるためにスマートフォン向けゲーム「あべぴょん」を発案する一方で、ニコニコ動画で生放送された「ネット党首討論会」では、社民党の福島みずほ参議院議員に向けて「黙れ、ばばあ!」と投稿したことが問題視されました。また、2020年には、国会の質疑中にタブレット端末でワニの動画を見ていたとして批判されました。

    ま、そんな些事はどうでもいいのですが、2015年から学生団体「SEALDs(シールズ)」による安倍政権への抗議デモが拡大すると、これに対抗するため旧統一教会の政治組織「国際勝共連合」は学生信者らによる「大学遊説隊UNITE(ユナイト)」を結成し、2016年からシールズを批判し安倍政治を賞賛するデモや演説を開始しました。これは安倍官邸の指示だったと言われていますが、この時、SNS上で「UNITE」の宣伝を行なっていたのが平井議員なのです。

    平井議員は2016年、2017年、2021年と、地元香川で開催された旧統一教会の関連団体「天宙平和連合(UPF)」が主催するサイクリングイベント「ピースロード」の実行委員会の委員長をつとめています。また、2017年1月には、旧統一教会の香川支部などが高松市で開催した「真の父母様御聖誕記念礼拝」に出席しています。そして平井議員は、今年2022年6月13日、「天宙平和連合」が創設した「世界平和国会議員連合」にも複数の自民党議員とともに参加し、日本の議員連盟の幹事に就任しました。

    さて、ここでちょっと話題を変えますが、このまま行くと60%を超える国民の声を無視して9月27日に強行されてしまう安倍元首相の国葬は、企画などの業務を大手イベント会社ムラヤマが1億7,600万円で落札しています。今回の落札について、岸田首相は「正式な手続きのもとに落札されたものだと認識している」と説明しましたが、ムラヤマは安倍政権下の2014年から2019年まで5年連続で「桜を見る会」の会場設営業務を落札している「自民党御用達」の企業です。

    しかし「桜を見る会」と今回の国葬とでは、大きく異なる点があります。それは、日本テレビホールディングスがムラヤマの全株式を取得し、今年2022年3月31日付で、ムラヤマは日本テレビホールディングスの完全子会社となっていたのです。日本テレビと言えば筆頭株主は読売グループ、読売グループと言えば電通、電通と言えば自民党…というわけで、まるで絵にかいたような相互利権の構図が見えて来ました。

    でも、これだけでは終わらないのが、絶対に断ち切ることなどできない自民党と旧統一教会とのディープすぎる癒着なのです。今回、安倍元首相の国葬が行なわれる日本武道館の現在の会長は、安倍元首相と同郷で自民党の憲法改正実現本部の最高顧問をつとめる高村正彦(こうむら まさひこ)氏ですが、その高村氏に旧統一教会から高級乗用車が無償提供されていたことが分かったのです。

    安倍政権が旧統一教会の数々の要望を政策に反映させて来たことは、これまで何度も報じられて来ましたが、その集大成とも言えるのが「憲法改正」なのです。自民党の改憲草案は、旧統一教会の政治組織「国際勝共連合」の希望する改憲案がすべて盛り込まれていますが、安倍政権下でこの改憲草案を作成したのが、自民党の憲法改正実現本部の最高顧問、高村正彦氏なのです。

    こうして見ると、安倍元首相の国葬、旧統一教会問題、東京五輪汚職事件という3つの問題のすべてに「電通人脈」が関わっていることが分かると思います。そして、そのキーパーソンとなるのが、すべての問題に関わっている元電通の平井卓也議員なのです。

    平井議員はデジタル担当相だった2021年4月7日、五輪アプリの事業費に関する戦略会議の席で、共同事業体に参加していたNECに対して「NECには死んでも発注しない」「今回の五輪でぐちぐち言ったら完全に干す」などと暴力団員のような口調で述べ、さらには幹部職員にNECの会長の名前を挙げて「脅しておいた方がいい」と指示しました。そして、この時の音声データが流出したことで、謝罪に追い込まれたことは記憶に新しいと思います。

    権力を傘に相手を恫喝し、自分の思い通りに物事を進めさせる。東京五輪汚職事件の高橋治之容疑者しかり、これが電通出身者の「通常運転」なのでしょう。しかし、私利私欲のための汚職事件ならともかく、日本国民すべての生命や財産にも関わる「憲法改正」がこのような手口で進められ、カルト教団の思い描く通りの内容に書き換えられてしまったら、この国は終わりです。今後は平井卓也議員の動向に注視しつつ、安倍派の操り人形と化した岸田文雄首相のことも監視して行きたいと思います。

(『きっこのメルマガ』2022年9月21日号より一部抜粋・文中敬称略)

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根はまだまだ深く広がって行くようです。
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