あおばな館に大きな頭芋が並んでいました。
頭芋(カシライモ)は里芋の親芋です。子供の頃にお正月は毎年このお芋と格闘したのを覚えています。「人の頭に立つように」ということで大体は男の子が食べるものだったようですが、我が家は全員いただきました。お椀に白味噌仕立てのゴロッと大きな頭芋が入りそれを食べきらないとお重のご馳走がいただけませんでした。頭芋は大きければ大きいほど良いと毎年大きいお芋を戴いたものでした。お芋が大きいので中まで味が染み込んでいるわけではないので決して美味しいと思えるものではありませんでした。いつから食べなくなったか記憶にありません。結婚してからは最初のうちはお雑煮も白味噌仕立てでしたが主人が「苦手だから代えてくれ」と言ったのでおすましに代えてしまいました。久しぶりに大きな頭芋を見たので昔を思い出しました。お正月に頭芋をいただくのは京都の風習のようですが、この辺りでも食べられるのかしら?頭芋を食べたご利益はあったのかしら?子供や主人に頭芋を食べさせなかったから・・・。