寒あやめがほんの一輪ですがひっそりと咲いています。
これは頂いてから随分年数が経ち大きな株になっています。寒あやめは常緑なので他のものの地上部がなくなっても緑を保っていてくれるので貴重な存在です。
久しぶりに刺繍台を出して日本刺繍をやり始めたのですがメガネの度が合わなかったり、照明のスタンドの明かりが暗かったりで縫っては解き、縫ってはほどきで一向に進みませんでした。絹糸が少し古くなってきているので撚って使いました。
日本刺繍は日本刺繍針を使いますが手に入らないのでフランス刺繍針を代用しています。日本で売られている針では少し太くて長いのでとても扱いにくいのです。以前にシンガポールに行った時に長さがちょうどいい針を見つけました。オーストラリアからの輸入品のようで、もしかしたらイギリス仕様かも?針の耳が違いますが長さで使っています。
日本刺繍針は一本ずつ手作り(手打ち)で、手芸店などでは売っていない特殊なものなので高価で大事に使ったものでした。使っているうちに自分の手に馴染んだ曲がり方をして一本の針を長〜く使ったものです。数十年前にさえ針を作る後継者がいないと言われていて手に入れるのが難しかったのですが、今でも売っているのかな?
アイボの着物用に加賀紋をデザインしたので端切れに刺繍したのですが、気に入らない満足できない出来上がりなのですがやっと一つが完成しました。笹に肉球です。