ときどき晴れ

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槍ヶ岳 北鎌尾根(高瀬ダム~北鎌のコル) なんちゃって登山隊の記録1

2005年08月13日 | バリエーション&アルパイン&登山
なんちゃって登山隊の槍ヶ岳「東西南北全方向登頂」最後に残っていた北鎌尾根に行ってきました。
なんちゃって登山隊が初めて槍ヶ岳に登って、10数年経ちました。
今回のメンバーは、荒畑とさかもとの2名だけ。
女子部もかねやんも、他のメンバーは全員お休みです。

■交通
8月12日11:57新宿発の「ムーンライト信州」で信濃大町へ。
車内は椅子の間隔は狭いし、電気は消えないし。最悪です。JR少しは考えてほしいものです。
本当は、アルピコのバスで行く予定だったのですが、今年は信濃大町駅は通過してしまうとのことだったのでしかたなくJRになってしまいました。
駅から高瀬ダムへは、タクシーを予約しておきました。さらに、登山届けを出してる人の中から、高瀬ダムへ行く人を探しだし、7,900円のタクシー代も一人1,900円に節約

■高瀬ダム~水俣川出合いの吊橋(7:30~9:15)

  ◆ダムの長いトンネル ここから北鎌は始まる。

高瀬ダム出発。小雨が降り出す。ダムの長いトンネルに逃げ込みレインを着込むが、トンネルを出たら、晴れていた。よかった・・・。
他に北鎌に入る人はいないらしい。
湯俣までは、素晴らしく整備された林道を快調に飛ばし1時間45分程で到着。
湯俣から先は、いよいよ山道という感じ。

■湯俣~千天出合い(9:25~11:05)

 ◆水俣川出合いの吊橋を振り返る。右方向が湯俣。

いよいよ、北鎌に突入という感じ。
吊橋をわたると、3分で渡渉。「え~~~もう渡渉」と驚きながらも渡渉の準備。
二人とも下半身裸になり水着着用。
足元は、荒畑は、地下足袋。俺は、マリンシューズ。
そして、ハイカーご用達のストック。
浅そうで川底が見える所を渡渉開始。
水は、想像以上に冷たくて足が痺れます。
初めての渡渉でしたが、意外に渡渉してみると以前の踏み後があったりで、人間考えることは一緒て感じでした。

  ◆ストックは、流れが強くてもバランスを取れるので無敵でしたので、是非お持ち下さい。

千天出合いまでは、20回程度の渡渉(数えていないので適当数字)と3回のプチ高巻をしました。
水着は濡れるのが全然気にならないし、直ぐ乾くのでお奨めです。
途中からは、川に慣れてきて浅瀬なら高巻きせずにどんどん川を遡行して、沢登り状態。
渡渉大好きて感じです。

<地下足袋vsマリンシューズ>
マリンシューズの完全勝利でした。
・地下足袋は、川の水圧で留め金は外れてきてしまいます。
・マリンシューズは、石の河原を歩いても足の裏が痛くならない。
・地下足袋は濡れるとなかなか乾かないが、マリンシューズは直ぐ乾く。
あと、沢用のシューズも検討しましたが、マリンシューズの方が軽くて小さくなるのでGoodでした。

  ◆海パンデカ状態でガンガン行きました。

■千天出合い~北鎌沢出合い(11:25~13:30)

千天出合い直前も高巻せずに川を遡行して来てしまったので、出合い付近に旧登山道の看板が見当たらず不安になる。天上沢の方を少し探すが踏み跡も無いので、仕方無く、アプローチシューズに履き替え、強引に藪に突っ込むと「あった!黄色い看板」。
ここから、30分位は高巻きになるが、道は不明瞭だし藪藪藪でとても歩きづらい。
少し行くと、傾斜もゆるくなり、再度マリンシューズに履き替えて、なるべく高巻きせずに川を遡行する。貧乏沢が出てくるともう幕営地も間じかです。
幕営地付近の、かなり広い河原です。
ここで、単独で入っていた人と話しをしたら、少し前に貧乏沢から入った大人数のパーティがヘトヘト状態で北鎌沢を登っていったとのこと。

  ◆広い河原。ここには、水は出ていません。

■北鎌沢出合い~北鎌のコルからチョット登った所(14:10~16:35)

北鎌沢の取り付きは、ケルンもあり直ぐわかりました。
いよいよ、標高差600mの登り。

  ◆北鎌沢を見上げる。意外に斜度はない。

北鎌沢は、少し登ると、右俣と左俣に分かれていました。
分岐のところでは、右俣には水が流れていませんでしたが、分岐して少し登ると水が流れています。
途中までは、良いペースで登っていたのですが、二人とも途中からはかなりペースダウン。
さらに、沢は上部で少し広くなり、「北鎌のコル」は右の方だったのに、我々は左側を直登してしまい、踏み後もあるかないかの状態。ズリズリスベリまくりで、最後の体力を全て使ってしまった。

  ◆1日目の幕営地。あと5分歩けばもっといい場所があった!

さらに、尾根に抜けたとたん雨が降り出し、急いでコルの方に戻りテントを張ろうと思ったが、コルはテントで一杯状態・・・。
多分、先ほどのおじさんが話していたパーティだろう・・・。
仕方ないので、独標方面に登ることに。テントを張れる場所があるかかなり不安。
体力は使い果たしいる二人には、この状態は精神的には、プチ遭難状態。
20分程登った所に、何とかテントが張れる場所を発見。
どうなるかと思いましたよ。
テントを張り、簡単な夕食を取ったら直ぐ睡眠。
雨音がかなりうるさかったが、電車であまり寝れなかったせいもあり、二人直ぐに熟睡
最近、荒畑いびきかくんだよな・・・。

※幕営地情報 北鎌に入ってからも、かなりテント張れる場所がありました。
1時間以内に1箇所はあったと思う。多い時は、2箇所位ありました。(2人用位の狭いところもあります。)