ときどき晴れ

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槍ヶ岳 小槍の上で♪ なんちゃって登山隊の記録3

2005年08月18日 | バリエーション&アルパイン&登山
無事北鎌尾根を終えて、肩の小屋でキャンプ場の手続きをし、幕営準備。
キャンプ場の標高は、3000mなので少し寒い。

テントを張り終える頃には、気まぐれな空がまた晴れてきた。
嫌がる荒畑に、ハーネスを付けさせ、ロープを持ち小槍に出発。

■小槍(16:00~17:30)
小槍のへのアプローチは、情報がなくよく分からなかったが何となく小槍の方に行ったら無事小槍の下に出た。
途中、肩の小屋のゴミが捨てられていて、やな気分になったが・・・。

小槍は、取り付きからの高さは40m位かな?
登りかたは、取り付きから、まず右上のコルまで登り、フェイスを登り、テラスに出る。テラスからは、右に回りこみ左斜めに登ると終了。

クライミングの準備をしていると、先ほどまで晴れていたのに、また小雨が降ってきてしまって・・・。クソ!
靴はアプローチシューズだしどうしようかな?と思ったが、どうせ直ぐ止むだろうとコルへ登り始める。

※コルまでに、ハーケンは1本だけ。コルには、支点がありました。

コルから本当は、フェイスを登りたかったのだが、雨で濡れていて危険なので、左に大きく水平トラバースしてクラックを登ることに。
クラックは、完全に体が入る大きさ。
クラックの中をずるずる登りテラスまで出る。

※コルからは、直上方向にもハーケンが打たれていた。

テラスで一旦ロープを切り、荒畑に登ってきてもらう。
数回テンションが入ったが無事テラスに到着。
レインを着ていない荒畑は、濡れて震えている。
かなりかわいそうだが、荒畑ごめん
ここまで来たら、途中では降りられないんだよ。

テラスからは、大槍側を3mほど登ると終了点でした。
ここも濡れてなければ、簡単なんだろうけど、今回は非常に緊張した。

小槍の上で、「アルペン踊り」をメチャクチャに踊りサッサと懸垂下降。
懸垂の支点は、ちゃんと整備されていましたけど次行く人は、1.4m位の捨てロープ持っていったほうがいいと思います。
ヌンチャクは、10枚以上、カムは??使わないと思うけど?ハーケンは2枚は持ちましょう。
小槍の感想を荒畑に聞いたら、こんな怖いこと久しぶりだったそうです。
リードの俺は、もっと怖かったけど・・・。



◆薄暗くなった、小槍の頂上。


■下山 16日火曜日
翌日は、槍から5時間10分で上高地まで下りれたので、上高地ではゆっくり温泉に入りながら、次回の山行計画を打ち合わせ。
19時過ぎ無事帰宅。



◆帰りに見返した槍ヶ岳。さよなら槍ヶ岳もう二度と来ないからね!

槍ヶ岳 北鎌尾根(コル~槍ヶ岳) なんちゃって登山隊の記録2

2005年08月18日 | バリエーション&アルパイン&登山
■コルのチョット上~独標(6:30~8:10)
朝、雨の音で目を覚ます。
今日は停滞したいなと思いながら朝食を摂っていると、なんと晴れてきたではないか!
早速テントをたたんで出発。
昨日熟睡したせいか、二人とも体調が良い。



◆独標付近

天候は、晴れたり天気雨になったりの訳わからん状態。
北鎌尾根は、確かに脆い岩場を歩いたり登ったりするが、噂程の所ではなかった。
少し経験がある人なら問題無い気がする。踏み後も思ったよりあるし。
単独で来る人がいるのもわかる気がする。
岩を越えるときも、1手核心なので、ロープを出すような場所は無いと思う。
快調に飛ばし、先行パーティ(6人位のパーティなので多分コルにいた人たちだろう)も独標手前で抜きさり、問題なく進む。



◆北鎌尾根のどこか1



◆北鎌尾根のどこか2

■独標~槍平(8:10~10:05)

記録通り、独標の右側のトラバースは、少し怖いかも。
その先もアップダウンをしながら、特に問題なく快調に進む。
独標付近にテントを張っていたという二人組も抜き去り快調・快調。
野口五郎岳のほうには、綺麗に虹もかかって素晴らしい景色。



◆天気雨だったので、虹も出た。

快進撃も槍平手前まで・・・・。
槍平手前からルートが分からなくなった。
岩場は、右からも左から行っても悪そう。
先行のパーティも解らないらしい。聞かれたが、我々もわからない状態。
俺が強引に岩を登ってしまって、槍平の上からルートを探して荒畑に指示。
でも、このルートで良かったか自信無し。
何とか槍平に付いて、もう槍は目の前という時、突然どしゃぶりの雨が!
急遽テントを張り非難。
この雨では、槍を登るのは危険なので今日はここで幕営。



◆槍平からの大槍。一番右にあるのが、「アルプス一万尺小槍の上で~♪」の小槍。

■槍平~槍ヶ岳(13:15~14:30)
2時間程お昼ねをしていたら、今度は晴天に。
テントも乾くほどの良い天気。レインや濡れた荷物を干しながら、テントを撤収。
やはり、今日槍を登ることに。
槍は意外にフリクションがきいて登り易い岩質でした。
しかし、気まぐれなお空からは、また雨が・・・・。
だが、ここまできたら仕方ないので登ることに。
ルートは分かりやすいし、難しいそうでも良く探すと何かしらホールドがあるので多少濡れていても大丈夫でした。

頂上の祠の下は、ハーケンがベタ打ちされている場所は、雨では登れそうにないので近くを探したら、少し右に簡単なルートがありました。
結局、槍は何処からでも登れるということかな。
当然、ロープ必要なしでした。



◆頂上直下のチムニー。お助け紐がありましたので、当然A0しました。



◆頂上の祠の後ろから出てきた、あらちゃん。



◆槍ヶ岳頂上(3,180m日本で5番目)この看板まだあったよ。

頂上では、「この雨の中登ってきたのですか!」と山頂にいる人に驚かれ、チョット照れ笑い。
後は、小槍の上で「アルペン踊り」を踊るだけだ。
その為に、重たいロープ持ってきたのだから!