読書することも、少なくなってしまいました。
病院の牽引に毎日通っていた頃は、待ち時間がもったいないと思って、
本も読んでいたのですが、今は通っていませんので、言い訳みたいですが、
本当に本を読むことが少なく、反省しきりです・・・・・。
河野 進著「ぞうきん」という詩集を読んでみました。
1904年和歌山県に生まれ、90年に永眠。
慰問伝道をすすめられ、以来五十有余年の間たずさわる。
この間インド救ライセンター設立運動、またマザー・テレサに協力する
(おにぎり運動)に尽力する。「聖良寛文学賞」受賞。
プロフィールを簡単に書き記しました。
「はじめに」・・・渡辺和子さんが書かれたものを。
河野 進先生は、生前、、岡山市の玉島というところにお住まいで、
”玉島の良寛さま”と呼ばれていらしたそうです。
河野先生の詩は、お説教ではなく、平易な言葉でありながら、日頃、
忘れがちなちょっとした心掛けを思い出させてくれるものでした。
抜粋にて
渡辺 和子さん・・・学校法人ノートルダム清心学園の理事長
著書に「置かれた場所で咲きなさい」等
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河野さんの詩を書きとめてみましたので、読んでいただけましたらと思います。
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ぞうきん
こまった時に思い出され
用が済めば、すぐ忘れられる
ぞうきん
台所のすみに小さくなり
むくいを知らず
朝も夜もよろこんで仕える
ぞうきんになりたい
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愛
約束を守らないのは 愛ではない
失敗を喜ぶのは 愛ではない
かげで悪口を言うのは 愛ではない
成功をねたむのは 愛ではない
施しをためらうのは 愛ではない
裏切られてうらむのは 愛ではない
自由をうばうのは 愛ではない
悔いるのを許さないのは 愛ではない
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現われ
声で人格が分かり
言葉で人格が分かり
喜んで人格が分かり
悲しんで人格が分かり
得意になって人格が分かり
黙っていても人格が分かり
忙しく働いていても人格が分かる
どうにもかくしようのない人格の現われ