ストレス・・・聖路加国際メディカルセンターの日野原重明理事長は、
58歳のとき、よど号ハイジャック事件に遭遇し、死の不安にさらされながら、
3泊4日、機内に拘束され、色々な困難、ストレスを経験しています。
ストレスについて書かれていました。
****************************************
ストレスという概念を一般に広めたのは、カナダの生理学者
ハンス・セリエ博士(1907~1982)でした。
ストレスは元々は工学用語です。
鉛の棒を両側から強く押すと、棒は「く」の字に曲がります。
この状態を、セリエ博士は人間の心理状態を表す言葉に使いました。
人間に嫌な心理的重圧=ストレスが加わると、脳下垂体、副腎などから
ホルモンが分泌されて、高血圧、糖尿病、消化管潰瘍、免疫力の低下
など、体にも悪い結果をもたらします。
のど元にある甲状腺からは甲状腺ホルモンが分泌されますが、それが、
過剰なときはバセドウ病、少ない時は甲状腺機能低下症と呼ばれます。
分泌がちょうど良く保たれているのが、望ましい状態です。
ですが晩年、セリエ博士はストレスにもよい面があることに気づき、
それをユーストレス(en-stress)と名付けました。
たとえばヨットが逆風に遭っても、帆の張り方を変え、一端にに体を
傾ければ、風上にすすめます。
同様に、人間は悪いストレスを良いストレスに変えることが出来るのです。
朝日新聞be 「101歳・私の証 あるがまま行く」より抜粋にて
ストレスで暗い心にならずに、明るい心に切りかえて、心の持ちようも
大切なようです・・・ストレスとは仲よくしないことでしょうか・・・。
庭のヤブランです。。。。。