うちなー→えぞ日記 (もとすけのつぶやき)

奈良県出身、沖縄での学生生活を経て、北海道ライフを堪能する、
とある研究者の日常のよしなしごとの紹介。

成人式、そして帰沖。2

2007年01月08日 22時55分31秒 | うちなー日記(沖縄編)
一緒にご飯を食べに行った友人の中には、現在北海道大学の法学部に通う子もいて、思いもよらず、南北交流となりました。
中華を食べながら、まあそこはかとなく現況を話したり、高校時代の話をしたりで、楽しく過ごしました。
北海道大学の子は、明日帰るそうで、他の子(岡山と大阪の大学に通っている)からも、「普通は成人式の次の日は休むだろう」と突っ込まれてしまいました。
「良いもん、最終の飛行機で帰るステータスが君たちには分かるまい・・。ふははは」などと(心の中で)のたまってみたり・・。
中華料理を食べ終わったあと、さらに喫茶店に行くことになりました。
最初に向かった店が開いておらず、郡山市のビジネスホテル一階にある、その筋(大食い)では有名なカフェ・レストランに行きました。
ティーやコーヒーを飲みながら、話の続きを楽しみました。
しばらく話していると、父から電話がかかり、「最終の便に間に合う関空行きリムジンバスが16時22分発だ」とのことでした。現在の時刻は15時25分、ここから実家までは約20分、実家からリムジンバスが出る櫟本バス停までは約15分・・。まだ準備が整えきれていなかったので、かなりぎりぎりの時間でした。
ちょうど会話も一段落したころだったので、そこでティータイムはお開きになり、また先生に車で実家に送ってもらいました。
他の子たちを降ろしながら市内を回ったため、実家に着いたのは15時50分。お礼を言って、すぐに部屋に上がりました。
とりあえず、手元にあった物を全部鞄に詰め込み、急いで家を出たのが16時10分。そこから父の運転で櫟本バス停まで急ぎました。
なんとか16時20分にバス停に到着、バスが遅れていたため、ゆっくりと別れの言葉を交わす余裕もありました。
16時25分にバスが来て、乗り込みました。
その後は順調で、関西空港に到着後、最終の19時発ANA1739便の航空券を購入・搭乗手続きを無事に済ませました。
トイレに行ったり、お土産や本(ちょうど関空の特集本が売っていて、即買いました)を買ったりしている間に出発時間が近づき、手荷物検査を経て、ゲートに向かいました。
検査場の脇にあった売店で、母から言われていたリポビタンDを購入、出発予定の18番ゲートには出発15分前には着きました。
沖縄行き最終便に乗るときはいつもそうなのですが、ゲート周辺はアメリカ人でごった返していました。恐らく、ユナイテッド航空便(ANAと提携している)でアメリカから到着し、乗り継いできた米軍関係者でしょう。腕に刺青をしている人もいます。まるで国際線に乗るかのような雰囲気です。ぱっと見た感じ、日本人乗客よりも多いようにさえ見えます。
今日の機材はB767-300(JA8324)、最近重整備をしたのか、座席は新型の足元が広いタイプでした。
予定通り、19時にゲートを離れ、ランウェイに向かいましたが、到着機、先行の出発機があったため、幾分時間がたった19時20分に離陸しました。
離陸すると、しばらくして右に旋回したのですが、大阪湾を取り囲む夜景が綺麗に見渡せて、それはすばらしい眺めでした。関空も、まさに海に浮かぶ不夜城という感じで、是非写真に収めたいと思い、挑戦しましたが、なかなか上手く撮れません。こういうときは、ビデオで撮るべきで、いつもなら動画機能が付いているIXY800ISを持ち歩いているのでそれもできるのですが、今回の帰省では沖縄に置いてきてしまっていたので叶いませんでした。(またの機会に挑戦しようと思います)
それはそうと、機窓からは相変わらず美しい夜景が望め、神戸から明石海峡、姫路、岡山、その対岸の高松、瀬戸大橋へと至る光の繋がりは素晴らしい美しさでした。
四国を縦断し、太平洋に出た後は、周囲は暗くなりましたが、かなり離れたところ(九州の上空あたり)に何機かの飛行機が飛ぶ灯が見え、空の交通路があることを実感できました。
種子島の手前まで来ると、雲が出ているせいもあるのでしょうが、何も見えなくなってしまいました。ここまで一時間、ずっと窓に顔をつけていて、肩も凝ってきたので、しばらく音楽を聴いて休憩することにしました。
30分ほどが経った21時くらいになると、機体は相当高度を下げてきて、ようやく雲の下に出ました。窓には、中城湾と思しき夜景が広がり、街の灯と海に浮かぶ船たちが、人間の営みを感じさせてくれます。
しばらく沖縄島を南に向かった後、喜屋武崎灯台が灯火を回転させる様子を眼下に見ながら、右に旋回し、那覇空港への最終進入コースに入りました。
糸満と豊見城市街地の灯が窓を流れていくと、いつのまにやら那覇空港の敷地に入っていて、間もなく着陸しました。
今日のフライトは、少し気流が乱れていて、ところどころ揺れがあったものの、初めてあれほど綺麗な夜景を見られて、夜間飛行の魅力を体験できました。月が出ていれば、さらに面白い夜景が見られるのかもしれません。また撮影に挑戦してみたいものです。
那覇空港到着後、出迎えのアメリカ人たちの脇を通り抜けて、急いでゆいレールに乗ったのですが、旭橋で大学行きのバスに乗り換えようとしたところ、すでに最終のバスが出てしまって(平日ダイヤならまだ間に合ったのに・・)いました。仕方ないので、そこからタクシーで帰ってきました。
車内で運転手さんと会話(主に運転手さんが大阪で働いていたころの思い出話)していたら、少し運賃を負けてくれました。
かくして、私は今日のハードスケジュールを見事にこなして沖縄に戻ってきたのでした。

明日は早速一時間目から授業です・・・(-.-;)

成人式、そして帰沖。1

2007年01月08日 22時41分14秒 | うちなー日記(沖縄編)
今日は午前中に成人式に参加、昼間は高校の先生・友人と一緒にご飯を食べに行き、夜に沖縄に戻ってくるというハードスケジュールをこなしました。

まずは成人式、
今日は、朝10時より、天理市民会館「やまのべホール」にて、市の成人式が行われました。私も、新成人の一員として参加してきました。
今日の服装は、紋付袴の純和装。いつもは父が仕事先の高校の卒業式・入学式に着ているもので、けっこう値の張るものでした。
昨夜は寒中見舞いを作っていたため、寝たのは午前3時過ぎでしたが、今朝の起床は7時半。朝食を食べ、シャワーを浴び、沖縄に戻る荷物を少々まとめた後、着付けに入りました。(by母)
午前8時半頃から着付けを始めたのですが、やはり1時間ほどかかり、着終わったのは午前9時半過ぎ。
写真を撮ってもらってから、すぐに市民会館に車で送ってもらいました。

会場前に着くと、すでに参加者でごった返していました。女性は大体振袖ですが、男性はほとんどがスーツ姿。羽織袴を着ているのは、ちょっと不良っぽい人くらい・・・。少々浮いてるかも・・・と思いました。
知った顔も何人かいて、軽く会話をしつつ、会場内に入りました(校区ごと)。
久々に再会した旧友と隣の席に座り、開式を待ちました。

そしていよいよ開式。開式の辞の後、国歌独唱(なぜか斉唱でない)、天理市歌斉唱と続きました。
実は、今回の成人式には弟も出演していました。というのは、弟は市の「ピエーナ少年少女合唱団」に入っており、市歌斉唱で歌っていたのです。
さらに、合唱団からのプレゼントとして、「この星に生まれて」を歌ってくれました。
会場内は終始ざわついていました。
テレビに出てくるような不良っぽい方々も結構見受けられました。
そんな状況は市長さんの祝辞になっても続き、周りを見ても、お構いなしに、久々に会った友人と喋る人々が目につきました。後ろの席からは、「誰も聞いてへんなぁ・・・」とささやく声まで聞こえる始末。
私は、以前市長さんの家の向かいのマンションに住んでいたことなどを思い出しつつ、一応はちゃんと話を聞いていました。
市長さんの祝辞も、それほど長いものではなく、要約すれば「日本人として、立派な行いができるような大人になってください」というものでした。
それに続く市議会議長からの祝辞もごくごく短いもので、あとは来賓の県議などの紹介、新成人代表(女性)への記念品贈呈、同じく代表(男性)による答辞(祝辞よりも長かった)という流れで、式は進みました。
答辞が終わると、閉式の辞(よく聞こえなかった)で式は終了。
その後、15分ほどの和太鼓演奏のアトラクションがありました。それを演奏していたのが、父の勤め先の高校の生徒で、なかなかお腹に響く、良い演奏でした。
結局、成人式は、アトラクションを含めても予定より早く終わり、11時過ぎには解散となりました。
式自体は、人生の節目としては少々物足りないかなという印象を受けました。もっとも、最近の若者はあまり長い時間同じ場所にとどまっていられないという傾向に配慮したものなのでしょうけれども・・・。(実際、式の途中で抜け出して酒盛りやタバコを吸う人々もいましたし・・)
けれども、もちろん良いこともありました。昔の同級生たちに久々に会えたことです。互いに写真を撮りあったりとか、最近の様子を話したりとかしました。
また、小学校、中学校の恩師の先生にも会え、特に中学時代のH先生とは実に5年ぶりくらいに会ったのですが、髪は白くなっていたものの、以前と変わらない口調(かなり渋い声:中尾彬風)で、声をかけていただけました。小学校の先生は、弟が今お世話になっている関係で、参観日などに会うこともあるのですが、やはり成人式、並んで写真を撮ってもらいました。
そんなところに、中学時代の女の子軍団が通りかかり、「もとすけだー!?」と何故か取り囲まれているところを写真に撮られたりで、旧友たちとの再会は、なかなか良い気分でした。

その後、15時半の飛行機に乗る予定(スカイメイトなので予約はしていない)だったので、すぐに実家に帰り、着物を脱いでいつもの服に着替え、荷物をまとめていました。
そこへ、成人式で会った昔の同級生から電話がかかり、「高校の先生と一緒にご飯食べに行くんやけど、一緒に行かへんか?」と誘われたのです。
飛行機については、最終便19時発に乗れば今日中に沖縄に戻れますが、明日の一限目から授業が入っていることを考えると、一本早い15時半ので早めに帰っておきたいという思いもあり、少々悩んだのですが、せっかくの機会なので、行くことにしました。(もっとも、その高校の先生自体はいつも帰省した折におごって頂いている方なのですが・・)

合流するときに、少し手間取りましたが、なんとか落ち合うことができ、昔の同級生3人と共に、先生の車で奈良市の中華料理店に向かいました。