昼間のブログで、那覇に行く用事があると書きましたが、実は内閣府沖縄総合事務局などが主催するシンポジウムに出席する予定だったのです。
バイクが直ったので、無事に参加できました。
今日のシンポジウムは、詳しく書けば、内閣府沖縄総合事務局と内閣府沖縄振興局、そして沖縄県が主催する、「《美ら島沖縄》風景づくりシンポジウム~沖縄らしい風景づくりに向けて~」というもので、共催や後援に県内建設団体や、各マスコミの名が連なる、かなり大きなシンポジウムでした。
参加者も、国や県、市町村の担当者に建設業者、大学の研究者などの方々がほとんどで、定員以上の来場客で、会場は溢れていました。
さて、なんでそのようなたいそうなシンポジウムに私が出席したかというと、実は、今回のシンポジウムで発表された、ガイドラインの骨子を纏めた冊子に私の写真が掲載されたからなのです!
ガイドラインは計三部に分かれていて、その第三部「《現代の沖縄風》実現に向けて」の、夜景の演出の項目内、ゆいレール(沖縄都市モノレール)から見える夜景のイメージ写真に、私が撮影した、那覇市旭橋の夜景が使用されているのです。巻末の、資料提供者の名欄にもサイト名「大和人もとすけ」で載っています。
掲載の経緯を話せば長くなるのですが、去年の六月下旬、ガイドライン冊子の製作を担当している建設コンサルタント会社の方から、私が投稿している夜景壁紙サイト「夜景.com」を経由して、当該写真の使用を認めてほしいとの依頼が来たのです。
ところが、当時私は体調を崩しており、依頼のメールを確認したのは静養のため実家に帰った七月中旬でした。国が関係するガイドライン冊子に自分の写真が使われるなど、思いもよらなかったので、非常に驚き、急いで了承する旨のメールを返信したのですが、その後音沙汰はありませんでした。私の返信があまりにも遅く、今回は縁が無かったのだと諦めていました。
ところが五ヶ月が経った十二月下旬、突然私のサイトの掲示板に、彼の会社の方から書き込みが入ったのです。まだ機会を逃していなかったことに私は驚き、今度はすぐに会社宛に返信を送りました。
そして今月の上旬、直接会社に電話をかけて確認したところ、私の写真が正式採用されたとの回答を得たのです。
で、せっかくなので、自分でネット上で調べたところ、今月25日にガイドラインに関するシンポジウムがあり、その中で冊子の説明があることを知りました。参加者をまだ募集していたので、メールで申し込みました。所属の欄は、それらしく「琉球大学写真部」にしました。(受付で確認したら、ちゃんとその通りに登録されてました)
話を今日に戻してシンポジウムの内容を申しますと、とても意義のあるものでした。「風景づくりガイドライン」の策定プロジェクトには、私の予想以上に国が力を入れているそうで、どうやら安倍内閣の「美しい国」づくりの方針が関係しているようです(内閣府の担当者が話していました)。昨年六月に私に届いたメールでは、冊子の発行部数は約500部で、関係者にしか配布しないようでした。ところが、今日の説明によれば、大幅に増やして、一万部を発行し、関係各機関、学校、図書館、公民館などに配布して市民が見られるようになったそうなのです。
また、シンポジウム自体、主催者の予想を上回る参加者が詰めかけ民間からの参加者を受け入れるために、市町村役場からの参加人数を減らしたほどの人手でしたから、官民どちらもこのガイドラインには力が入っているみたいです。
ガイドライン編纂には、作家の荒俣宏をはじめ、東京大学、琉球大学の教授、民間のシンクタンクなどが携わり、気候風土、歴史、民俗なども風景(景観)の要素であり、それらをいかに織り交ぜながら今後の風景づくりを行うかを考えるという内容となっています。
ところで、何故ガイドラインのテーマが「景観づくり」ではなく、「風景づくり」となっているかについても、シンポジウムで触れていました。それは、景観というと、目で見えるものを想像するが、風景というものは、五感で感じるものであり、より感覚的なものを大切にしたいとの考えからだそうです。納得ですね。
たまたま私の写真が使われたから参加したシンポジウムですが、生物学にも関わる内容(風土)があり、とても参考になりました。
機会があれば、みなさんにもこのガイドラインの冊子を読んでみてもらいたいです。沖縄県内の図書館に行けば見られますし、個人でも県のホームページから送付を申し込めます。
ちなみに私の写真は、131ページの下側にあります。(^^)
-追記(110205)-
内閣府沖縄総合事務局のサイトからガイドライン冊子のPDFデータがダウンロードできるようになっています。
「美らしま沖縄風景づくりのためのガイドライン」。約50MBあります。
バイクが直ったので、無事に参加できました。
今日のシンポジウムは、詳しく書けば、内閣府沖縄総合事務局と内閣府沖縄振興局、そして沖縄県が主催する、「《美ら島沖縄》風景づくりシンポジウム~沖縄らしい風景づくりに向けて~」というもので、共催や後援に県内建設団体や、各マスコミの名が連なる、かなり大きなシンポジウムでした。
参加者も、国や県、市町村の担当者に建設業者、大学の研究者などの方々がほとんどで、定員以上の来場客で、会場は溢れていました。
さて、なんでそのようなたいそうなシンポジウムに私が出席したかというと、実は、今回のシンポジウムで発表された、ガイドラインの骨子を纏めた冊子に私の写真が掲載されたからなのです!
ガイドラインは計三部に分かれていて、その第三部「《現代の沖縄風》実現に向けて」の、夜景の演出の項目内、ゆいレール(沖縄都市モノレール)から見える夜景のイメージ写真に、私が撮影した、那覇市旭橋の夜景が使用されているのです。巻末の、資料提供者の名欄にもサイト名「大和人もとすけ」で載っています。
掲載の経緯を話せば長くなるのですが、去年の六月下旬、ガイドライン冊子の製作を担当している建設コンサルタント会社の方から、私が投稿している夜景壁紙サイト「夜景.com」を経由して、当該写真の使用を認めてほしいとの依頼が来たのです。
ところが、当時私は体調を崩しており、依頼のメールを確認したのは静養のため実家に帰った七月中旬でした。国が関係するガイドライン冊子に自分の写真が使われるなど、思いもよらなかったので、非常に驚き、急いで了承する旨のメールを返信したのですが、その後音沙汰はありませんでした。私の返信があまりにも遅く、今回は縁が無かったのだと諦めていました。
ところが五ヶ月が経った十二月下旬、突然私のサイトの掲示板に、彼の会社の方から書き込みが入ったのです。まだ機会を逃していなかったことに私は驚き、今度はすぐに会社宛に返信を送りました。
そして今月の上旬、直接会社に電話をかけて確認したところ、私の写真が正式採用されたとの回答を得たのです。
で、せっかくなので、自分でネット上で調べたところ、今月25日にガイドラインに関するシンポジウムがあり、その中で冊子の説明があることを知りました。参加者をまだ募集していたので、メールで申し込みました。所属の欄は、それらしく「琉球大学写真部」にしました。(受付で確認したら、ちゃんとその通りに登録されてました)
話を今日に戻してシンポジウムの内容を申しますと、とても意義のあるものでした。「風景づくりガイドライン」の策定プロジェクトには、私の予想以上に国が力を入れているそうで、どうやら安倍内閣の「美しい国」づくりの方針が関係しているようです(内閣府の担当者が話していました)。昨年六月に私に届いたメールでは、冊子の発行部数は約500部で、関係者にしか配布しないようでした。ところが、今日の説明によれば、大幅に増やして、一万部を発行し、関係各機関、学校、図書館、公民館などに配布して市民が見られるようになったそうなのです。
また、シンポジウム自体、主催者の予想を上回る参加者が詰めかけ民間からの参加者を受け入れるために、市町村役場からの参加人数を減らしたほどの人手でしたから、官民どちらもこのガイドラインには力が入っているみたいです。
ガイドライン編纂には、作家の荒俣宏をはじめ、東京大学、琉球大学の教授、民間のシンクタンクなどが携わり、気候風土、歴史、民俗なども風景(景観)の要素であり、それらをいかに織り交ぜながら今後の風景づくりを行うかを考えるという内容となっています。
ところで、何故ガイドラインのテーマが「景観づくり」ではなく、「風景づくり」となっているかについても、シンポジウムで触れていました。それは、景観というと、目で見えるものを想像するが、風景というものは、五感で感じるものであり、より感覚的なものを大切にしたいとの考えからだそうです。納得ですね。
たまたま私の写真が使われたから参加したシンポジウムですが、生物学にも関わる内容(風土)があり、とても参考になりました。
機会があれば、みなさんにもこのガイドラインの冊子を読んでみてもらいたいです。沖縄県内の図書館に行けば見られますし、個人でも県のホームページから送付を申し込めます。
ちなみに私の写真は、131ページの下側にあります。(^^)
-追記(110205)-
内閣府沖縄総合事務局のサイトからガイドライン冊子のPDFデータがダウンロードできるようになっています。
「美らしま沖縄風景づくりのためのガイドライン」。約50MBあります。