↑フィリピンで横転事故を起こした先代「ありあけ」
フェリー「ありあけ」の横転事故の映像や写真を見ていて、何やら既視感を感じたのですが、調べてみたところ、驚いたことに、僅か二ヶ月前にフィリピンで先代「ありあけ」が横転事故を起こしていました。
先代「ありあけ」は、現「ありあけ」の前に大島運輸(現マルエーフェリー)の東京~沖縄航路に就いていた船で、現「ありあけ」とほぼ同じ船型をしています。
一般的に、日本での役割を終えたフェリーは、海外に売却されます。日本にとっては老朽船でも、海外ではまだまだ使えるからです。
特にフィリピンは、日本の旧船の博物館のような国で、船齢20年以上の船を購入しては、それらの船を大改造し、乗客定員を何倍にも増やして就航させています。
マニアにとっては、古い船をまだまだ現役で使ってくれるのは有り難いのですが、無茶な改造や、運航の安全性の不備のため、かなり頻繁に事故を起こします。
日本の半世紀前の青函連絡船遭難事故のような事故を今でも起こし、千人規模の死者・行方不明者を出すこともしばしばです。
先代「ありあけ」も、フィリピンのスーパーフェリー社が買い取り、改造の上運航していましたが、今年の9月6日に突然横転事故を起こし、死者も出る惨事となりました。(乗客は千人以上乗っていたようです)
右舷側に傾いているなど、今回の事故との共通点も見受けられます。
なお、今回の「ありあけ」横転事故についてですが、先程のNHKニュースの映像では、座礁後に波に洗われたために、船尾側構造の損傷がかなり進んでいます。
どうやら、単純に起き上がらせるだけでは再就航できなさそうです。
下手したら、このまま廃船の可能性もあるかもしれません。
フェリー「ありあけ」の横転事故の映像や写真を見ていて、何やら既視感を感じたのですが、調べてみたところ、驚いたことに、僅か二ヶ月前にフィリピンで先代「ありあけ」が横転事故を起こしていました。
先代「ありあけ」は、現「ありあけ」の前に大島運輸(現マルエーフェリー)の東京~沖縄航路に就いていた船で、現「ありあけ」とほぼ同じ船型をしています。
一般的に、日本での役割を終えたフェリーは、海外に売却されます。日本にとっては老朽船でも、海外ではまだまだ使えるからです。
特にフィリピンは、日本の旧船の博物館のような国で、船齢20年以上の船を購入しては、それらの船を大改造し、乗客定員を何倍にも増やして就航させています。
マニアにとっては、古い船をまだまだ現役で使ってくれるのは有り難いのですが、無茶な改造や、運航の安全性の不備のため、かなり頻繁に事故を起こします。
日本の半世紀前の青函連絡船遭難事故のような事故を今でも起こし、千人規模の死者・行方不明者を出すこともしばしばです。
先代「ありあけ」も、フィリピンのスーパーフェリー社が買い取り、改造の上運航していましたが、今年の9月6日に突然横転事故を起こし、死者も出る惨事となりました。(乗客は千人以上乗っていたようです)
右舷側に傾いているなど、今回の事故との共通点も見受けられます。
なお、今回の「ありあけ」横転事故についてですが、先程のNHKニュースの映像では、座礁後に波に洗われたために、船尾側構造の損傷がかなり進んでいます。
どうやら、単純に起き上がらせるだけでは再就航できなさそうです。
下手したら、このまま廃船の可能性もあるかもしれません。