以前ここで星野博美さんの著書「転がる香港に苔は生えない」を紹介しましたが、彼女の本に共感された方はこの本も必ず読まれたことでしょう。その本は「謝々!チャイニーズ」。
この本は著者が1993年に、中国華南地区をバスを利用して単独で旅行したときの旅行記ですが、計画性と即興性、用心深さと無防備さ、骨太な表現を覆す繊細さが折り重なり、独り旅の醍醐味を堪能させてくれます。
ここ中国は彼女の手にかかると、本当に人間と人間の近さ、温かさ、更には暑さまで感じることができ、日頃感じてしまう人間関係によるストレスを逆の方向に導いてくれます。読んでいてとにかく彼女の優しさと強さが感じられ、その場に居合わせたい気分になってしまいますし、また本を読んだ後もそのような体験をしてしまいたくなる不思議な文力を有しています。
広西、広東、福建、浙江とどの章を読んでもそれぞれの人間模様が描かれ、読んでいて楽しいです。お薦めの1冊です。
この本は著者が1993年に、中国華南地区をバスを利用して単独で旅行したときの旅行記ですが、計画性と即興性、用心深さと無防備さ、骨太な表現を覆す繊細さが折り重なり、独り旅の醍醐味を堪能させてくれます。
ここ中国は彼女の手にかかると、本当に人間と人間の近さ、温かさ、更には暑さまで感じることができ、日頃感じてしまう人間関係によるストレスを逆の方向に導いてくれます。読んでいてとにかく彼女の優しさと強さが感じられ、その場に居合わせたい気分になってしまいますし、また本を読んだ後もそのような体験をしてしまいたくなる不思議な文力を有しています。
広西、広東、福建、浙江とどの章を読んでもそれぞれの人間模様が描かれ、読んでいて楽しいです。お薦めの1冊です。