(本頁は「泥湯三山で紅葉狩り・前編」の続きです。)
高松岳の山頂には11時20分に到着した。
コースタイム(3時間10分)を15分ばかりオーバーしたが、
これは稜線に上がってから200枚もの写真を撮ったのでしょうがないか。
高松岳山頂から皆瀬川源流部と虎毛山の眺め。
中央を走る稜線で高松岳と虎毛山は繋がっているが、現在、稜線を走る登山道は通行止め。
屏風岳
屏風岳と山伏岳。鳥海山は雲を被っている。
山頂で握り飯を食べ、三山のラスト、山伏岳に向かう。
高松岳から山伏岳に行くには、一旦、200m近く下って、1170m台の鞍部まで降りる。ここはまた樹林帯になる。
いつも泥んこ道で、いかにもクマさんが出て来そうであまり好きな処ではないが、文句を言ってもしょうがない。
なお中間の1261mピークを越えるともうひとつ鞍部がある。そこも状況は同じ。
花は皆無だったが、ツバメオモトの実がいっぱい有った。
1170m台の鞍部への下り道。 赤い実はアカミノイヌツゲ。
ツバメオモトの実(青) ツバメオモトの実(黒)
中間の1261mピークへの登りから高松岳を振り返る。
1261mピークは紅葉が綺麗だった。バックは神室連峰。
1261mピークの紅葉
山伏岳山頂から見る神室連峰や屏風岳の眺めはいつも凄いなと思う。
またここは更に鳥海山の眺めも素晴らしい場所なので、今日は初冠雪姿を期待していたのだが、
残念、雲に隠れたまま現れてくれなかった。早朝、下界で見ていたからよしとするか。
神室連峰や屏風岳の眺め
屏風岳
鳥海山方面を望む。
虎毛山方面、最後の眺め。
小安岳鞍部越しに栗駒山。
サラサドウダンの紅葉 ゴゼンタチバナの草紅葉
山伏岳山頂からの展望を満喫した後は、川原毛地獄に向かって一気に駆け下りて行く。
ほどなく樹林帯に入り、視界は無くなるが、途中のブナ林はほどよく紅葉していた。
ブナの紅葉
落ち葉の小道 ブナの紅葉
だいぶ下ったところで一箇所、高松岳や小安岳がよく見える場所がある。
下山途中に見た小安岳
下山途中に見た高松岳
今回の紅葉狩り、高松岳の山頂部ではやや物足りない感じだったが、中腹も含めるとまあまあと言ったところか。
ただし景色は絶景だらけだった。
川原毛地獄(硫黄山)に下りたら、車で来た観光客でイッパイだった。
川原毛地獄(硫黄山)
この地の標高は810mくらいだが、あちこちから火山ガスが噴き出しており、
強酸性の土壌になっているので火山性の植生が見られる。
紅葉も同程度の標高の山よりも早いようで既に盛りになっていた。
ここから20分ほど舗装道路をテクテク歩いて泥湯温泉に下りるが、途中の紅葉はなかなか綺麗だった。
川原毛の紅葉
泥湯に下りる途中の紅葉
泥湯温泉駐車場に停めていた柿の種号が見えて来た。
ほどなく朝、出発した登山口に到着し、三山周回は終了。
帰り途は湯沢市須川から横手湯沢道路を通って帰宅。
途中、山形県境に聳える甑山の奇怪な姿が見えた。
以上。
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