塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

言葉を学ぶことで見えてくる生活とは

2017-03-05 18:58:45 | 日記
 千曲市にネパール出身のシェフと従業員の方が経営するカレー屋「エベレスト」があります。

 今日はここで昼食を頂いたのですが、皆さん日本語が堪能で、辛さの指定、会計から注文まですべて日本語で行える、ありがたい店舗です。

 ナンと米飯のいずれかを選択できますが、ナンは想像を超える大きさで大変食べごたえがあるのが特徴です。

 カレーに使用するシナモン等のスパイスは、代謝を促し僕のような冷え性には適正ですので、関心のある方は是非食べてみてください。

 ここで考えたことが、外国籍の人物が異国で生きるために、やはり言葉は重要ということです。

 ネパールは英国の影響を受けていますから、政府首脳たちは英語、庶民はネパール語を用いると思います。

 それでもまるで異なる日本語を習得し、千曲市のような地方都市の地方都市で働くことは、やはり大変ですよ。

 成田のような国際線のある空港からも離れていますし、雪深い土地に住むことは僕たちだって煩わしいと思うことがありますから。

 イタリア代表のインモービレが興味深い事を話しています。

 それはドルトムント在籍時

 「ドイツ語は無理だ」

 と悟ったという点です。

 あまりに正直すぎて笑ってしまいますが、彼に限らず移籍先の言葉、風習をそう簡単に受け入れることができたなら、選手だろうが何だろうが、こんな楽なことは無いと思います。

 オスカル、パウリーニョ、そしてレナト・アウグストというセレソンが

 1・高額報酬と引き換えに、馴染みのない漢字、中国語と格闘する
 2・大気汚染が心配される北京の環境
 3・ベトナムやフィリピンなどとの外交問題

 など、欧州では感じないことが感じる生活になったこと。

 これもまた選手ならではの経験になるのでしょうか。
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あらためて考える名前の持つ意味合い

2017-03-05 10:54:58 | 日記
 山本一力さんは、僕と同様に池波正太郎先生を敬愛していることで有名です。

 息子さんの名前は剣客商売の登場人物の秋山大治郎から拝借し、大治郎と言いまして、もしお嬢さんが誕生したならば、同様に佐々木美冬の美冬を考えていたと告白しています。

 ただ、難しいのは、自分の子供に敬愛する人物や小説の名前を用いた際に

 「現実との乖離」

 が考えられることです。

 美冬と名付けたとして、所作や言動が小説の中のものと一致しなけければ、両親の方が勝手にジレンマを生み出すように思うのです。

 それはお子さんからすれば、勝手な事柄ですよね。

 サッカーでも、アルゼンチンでは今でも

 「確かにマラドーナは麻薬という悪に手を染めた」
 「でも、彼の悪口は許さない」

 というファンが大勢います。

 それはナポリも同様で、今でも彼の雄姿を讃え、息子にディエゴと名付けた方は健在です。

 ですから、自分の息子にディエゴと名付け、彼の姿を投影してどこかで面影を背負わせることは、ある意味両親のエゴという見方ができると思います。

 僕は「盛彦」の盛が幼少時にうまく書けず苦労しましたし、もう少し洒落た名前を付けてもらいたかったと考えていましたが、両親にはそれなりの思惑があったことも事実です。

 日本ではサッカーに限らずスポーツではなく俳優であったり、どう読めばよいのかわからない当て字に近いものまで、様々な名前があります。

 むしろ揶揄の対象となるキラキラ文字の方が、エゴの意味が強いと思います。

 子供に「聖夜」と記して「イブ」と名付けたカップルを知っていますが、これこそ本物のエゴかもしれませんね。
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人間が本心から肯定する瞬間とは

2017-03-05 00:53:31 | 日記
 「今の彼女、友人から紹介されたんですよ」
 「私に彼氏ができないのを見かねた友人が、世話をやいてくれて」

 というように、交際相手を友人経由で見つけた、という形は案外多いようです。
 
 僕のように友人、知人が存在しなければ、仲介役になることもなって貰うこともないわけですが。
k 昔読んだマンガの中に

 「女はね、惚れた男に抱かれているだけで幸せなのよ!」

 というセリフがありましたが、僕からすれば凄く胡散臭いわけです。

 「僕に好きと言われて、嬉しいと感じる女が果たしているものだろうか」
 「僕に交際を申し込まれて、はい、という女がいるとは到底思えないな」

 と僕は毎日思っているので。

 スマップ主演の映画「シュート」の人気が今沸騰していますが、映画公開によって恐らく原作を読み直しているファンは多いと思います。

 主人公のトシに結果的には白血病で亡くなってしまう久保が

 「トシ、サッカー好きか?」
 
 と尋ねる場面は白眉と言えます。

 トシだけでなく平松にしても白石にしても、久保の存在があったからこそ掛川高校に進学したわけです。

 そこには久保が間違いなく日本サッカーのけん引役になるという思いだけでなく、人間性や他人を慮る気持ちはあったからこそ、意固地な面がある神谷も彼の背中を追いかけた、という形になるわけです。

 この問いかけのように、人間は

 本心から相手を思いやる気持ち
 その中に愛情があふれ出ている

 この形で自然と頷いて今うように感じます。
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