塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

中国代表の帰化政策について

2021-09-07 17:18:14 | 日記
 ガンバ大阪に在籍するパトリック。

 彼は日本に帰化することを希望し、日本語の習得、試合後は日本語で応対するなど、その姿勢がファンからも高く認知されています・

 ラモス瑠偉に呂比須ワグナー、そして三都主アレサンドロ。

 パトリックのようにブラジル出身選手が来日し、帰化を目指すようになった背景には、留学やJFLへの移籍など様々ですが

 「成長させてくれた日本へ恩返しがしたい」
 「治安もよくて人々は親切、給料の遅配がブラジルように一切ない」

 というように、日本への敬意であり、愛情であるとされます。

 一方でエウケソンやリカルド・グラールに代表される、ブラジル出身ながら中国に帰化し代表招集を目指す選手(既にエウケソンは招集されています)たちは、日本側の視点の多くは

 「中国代表の帰化政策はなりふり構わない代物」
 「選手たちは傭兵のような形」

 と目されます。

 でも愛情や敬意という感情は、人には見えませんし触れることもできません。

 確かに中国リーグが彼らの移籍当時、ブラジルにとどまっていては考えられない給料を保証したことは事実でしょうが、日本に移籍し日本定住を考えるブラジル人選手たちのように、彼等もまた

 中国文化に惹かれ、帰化を考えるようになった
 広州恒大ではAFCチャンピオンズ・リーグで優勝し、クラブ・ワールドカップに参戦
 ワールドカップ優勝監督、マルチェロ・リッピとの出会い

 など、ブラジルにとどまっていては得られない経験も味わいました。

 それらの形が心境を変化させたのではないでしょうか。

 中国料理が味の確かさで知られるように、食生活では満足がいくでしょうし、気候風土は都市によって大きく異なりますが、彼らなりに中国を意識している点は事実です。

 確かに帰化選手の多さは我々からすると異質ですが、それが中国代表の方針と思うしかないように感じます。
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中国リーグが企業名を除外したことは

2021-09-07 11:39:32 | 日記
 東京ヤクルトスワローズ
 東北楽天ゴールデンイーグルス
 千葉ロッテ・マリーンズ

 というように、日本野球では都市名とニックネーム、そして企業名が折衷案の形で名乗られます。

 ただ報道ではロッテ、ソフトバンク、というようにニックネームでも都市名でもなく、企業名が名乗られるわけで、折衷案にしている意味はさほど深くはないようでうsが。

 昨日の信越放送「ニュースワイド」では、0-4でジュビロ磐田に敗れた松本山雅、0-1で岩手グルージャ盛岡に敗れたAC長野パルセイロの映像を確認できました。

 Jリーグでは当然「企業名」はありませんから、必然的にニックネーム(山雅 パルセイロ)もしくは都市名(松本 長野)が報じられます。

 僕の推測に過ぎませんが、中国スーパーリーグが企業名をクラブ名称から外す決断をしたことは、このJリーグの影響があるのではないでしょうか。

 かつて全盛期を誇った広州恒大は現在「広州FC」を名乗ります。

 以前のように桁外れの報酬を提示し、有名外国籍選手を得られるわけではありませんが、大リーグのヤンキースでさえ

 「生え抜き選手 ホーム・グローン」

 を軸に、ワールドシリーズ優勝を狙うご時世です。

 それはそうですよ、同地区のタンパベイ・レイズが低コストでアメリカン・リーグで優勝し、ワールドシリーズに出場するくらいですから、ブライアン・キャッシュマンが費用対効果を見直すのは、GMとして当然ではないでしょうか。

 中国リーグも今後、Jリーグのように地道に育成をし、選手を残留させるか欧州を含む他国へ売却するかで脚光を浴びる日が来るかもしれません。

 韓国はエリート主義
 日本は子供の数が減少傾向

 という事を考慮した際、中国の人口(ネットやゲーム好きも多いですが)サッカーが卓球、バスケットボールよりも選手の育成で群を抜くようになれば、空恐ろしいことになりそうです。
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日本代表、中国戦が迫ってきましたね

2021-09-07 08:58:09 | 日記
 カタールで行われる日本代表対中国代表の一戦は、無観客試合です。

 本来ならば中国まで移動し、あの2004年アジア杯のような痛罵があたり一面から聞こえる中での試合だったはずで、集中力がかき消されても不可思議ではありませんでした。

 中国代表指揮官リー・ティエと選手たちが、ホームでの試合をいかにコロナ・ウイルスの影響としてもカタール開催になったことを、どう捉えているかはわかりませんが、間違いない点はただ一つ

 「第2節でありながら、両国にとって既に正念場」

 という形です。

 オーストラリア代表とサウジアラビア代表が順当に勝ち点を重ねてゆくと、ドローで勝ち点1を両国が得たとしても、追いつくのは既に難しくなります。

 仮に日本代表か中国代表のいずれかが敗北し、勝ち点0で終わるとします。

 先に挙げた両国が勝ち点6を得たとすれば、その差は既に6となり、追走自体が困難ですよね。

 J1はシーズン佳境となり、年末に全日程を終えます。

 仮に(考えたくはありませんが)森保監督を解任し、新指揮官を招聘するには正直、この段階まで待つしかないように感じますが、Jクラブから指揮官を招聘するとしても、クラブはゴーサインを出さないように感じます。

 少なくとも過去の事例、ジェフ千葉が見えないレールに敷かれた形でイビチャ・オシムを連れ去られた時のような形は絶対にあってはなりませんからね。

 海外から指揮官を招聘するとなると、より交渉期間が必要となりますし、少なくとも交代が必然と考えるならば、既にどこかで動いている時期です。

 ただ、森保監督が僕たち周囲の声に惑わされ、布陣変更や選手の入れ替えを行っても、信任はかけ離れてゆく可能性もあり(意思を貫いていないという理由で)だからこそ代表監督は難しい。

 とつくづく感じます。
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大友愛、しくじり先生でおおいに語る

2021-09-07 08:47:47 | 日記
 僕は月曜日から明日まで3連休です。

 そのため、テレビ朝日で0時15分から放送された「しくじり先生」を見て、夜更かしをしながら競技に関係なく

 「選手とマスメディアの距離」
 「選手は対応を反省し改善しようとするが、マスメディアにその姿は見られないのは何故か」

 という点を考えてみたのです。

 登場したのはバレーボール女子日本代表選手の大友愛。

 彼女は19歳で日本女子代表に選出され、一気に注目を集めますが内心は不確定要素が多く、とにかくバレーボールだけの事を考えていきたい、という考えが脳裏を埋め、対応が後手に回ったと回想します。

 日本代表でも久保建英が出場する旅にテレビのラテ欄(特にTBSだったと思いますが)

 「史上最年少ゴールの更新はなるか」

 とあり、もっと注意喚起することあるだろうよ、個人の活躍は確かに素晴らしいことだけど、勝ち点3に結びつくような形を体験することが大事では、といつも思っていました。

 久保自身は嫌なそぶりは全く見せななかったものの、内心どう感じていたでしょうか。

 「欲しいメダルの色は」
 「今の気持ちを聞かせてください」

 など、マスメディアの「曖昧」な質問が正直、ここまで選手を惑わすのだなと痛感しましたし、マスメディアは自分たちの発言が選手の内面にどれだけ影響を与えているのか、垣根を越えて相談し、解決策を模索した方が良いのでは。

 とも感じた次第です。

 バレーボールに限らず、女性選手の盗撮は過去から現在まで尾を引いています。

 大友愛も言及しスタジオ内にはどよめきが起こりましたが、WEリーグの開幕まで1週間を切った現在、僕らも選手たちの触れ合いと距離感を改めて見直す良い機会になりそうです。

 若い駆け出しの選手がマスメディアに対して過緊張になることは想像できますし、僕たちもマスメディアの質問がどういう意図なのか、考えるべきではないでしょうか。
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