塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

年末のクラブ・ワールドカップ開催はどうなる

2021-09-14 21:03:33 | 日記
 日本開催が新型コロナウイルスの問題で返上となった、2021年クラブ・ワールドカップ。

 クラブ・「ワールド」カップという名称ですが、実際はもはや欧州王者に適うクラブはおらず、今季もスケジュールの兼ね合いはありますが、当然チェルシーが優勝する公算が高いわけです。

 チェルシーは2012年、チャンピオンズ・リーグ初優勝を経験し、その年末来日します。

 この時の相手は現在、セレソンの指揮官チッチが率いるコリンチャンスであり、結果0-1で敗れたために指揮官のトーマス・トッヘルを軸に選手たちは2012年の借りを返そうと思うものでしょうか。

 2012年と2021年では、選手も指揮官も顔ぶれが違いすぎますしね。

 ちなみにコリンチャンスは、2012年までブラジルの有力クラブが、コパ・リベルタドーレスも、コパ・トヨタ時代からのクラブ・ワールドカップでも優勝しているにもかかわらず、優勝経験を持ちませんでした。

 あの2000年、疑わしき「クラブ世界選手権」で優勝はしましたが、大会自体がすぐにとん挫しましたから。

 ですからファン、選手、チッチのいずれも、2012年の日本で優勝したことは、本当にかけがえのない瞬間だったに違いありません。

 そのクラブ・ワールドカップ、今季はどうなるのでしょうか。

 一説によるとアフリカ開催もあり得るという情報もありますが、それは観客が見込めると踏んだ、つまりチケット収入を確保できるという意味合いですよね。

 様々な変異ウイルスがワクチン効果を疑問視させる中、本当に開催そのものが可能かは、今後判断されるでしょう。

 欧州選手権と東京五輪開催ができたわけですから、この事例が開催の「担保」になる気がします。

 チェルシーの優勝以外の幕切れがあれば、それはある意味で驚きでもあるのですが。
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エル・ゴラッソ版の欧州サッカー選手名鑑を眺めて

2021-09-14 20:46:19 | 日記
 今日、エル・ゴラッソ編集の欧州サッカー選手名鑑を読んでみました。

 選手の特徴から代表招集歴に至るまで、本当に情報が満載で読み応えがあります。

 ただ、以前からエル・ゴラッソ、他にはサッカーキングやフットボリスタを読んでいて「違和感」を感じていたのですが、その正体がようやくわかりました。

 それはレイアウトにありました。

 サッカー・ダイジェストや欧州サッカー批評は、従来の日本型書籍、つまりページをめくって右から文章を読んでいくという構成ですよね。

 しかしエル・ゴラッソなどはこの日本式とは「あべこべ」の西洋式、つまりページをめくって左から文章を読み、右に視線を送るという形だったので、選手名鑑のように字が細かくページ数が多いと疲れてしまうのですね。

 ああ、そうか「レイアウト」に違いがあるためか、と改めて気づいたわけです。

 しかし一方で僕の手持ちの美術書や図鑑も、エル・ゴラッソと同様の構図なんでsね。

 でもさほど違和感を感じないのは、絵画や写真を見る、読む楽しみであり、文字数がサッカー専門誌ほど多くはないという点が異なるためでしょうか。

 サッカーキングやフットボリスタが、従来の日本式を採用しないのは、駐留外国籍の方がより増加し、日本式の書籍よりも現地のレイアウトで刊行した方が評判が良いためかもしれません。

 日本のサッカー雑誌は写真も綺麗で読み応えがあるようで、外国籍選手たちも興味があると聞いたことがあります。

 Jクラブに在籍する外国籍選手からすれば、異国の地で専門誌が時間を割いて自分を取材してくれることになれば、嬉しいと感じるに違いないですし、流した汗が報われたと思うでしょう。

 現地で活躍する日本代表選手たちが増加すればするほど、編集部も選手名鑑を作る際の「やる気」が増えそうですね。
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後追いの方が勢いがある、ように見えます

2021-09-14 20:34:06 | 日記
 ヤマザキパンを代表する銘柄「ランチパック」

 多種多様な具材で人気を得ていますが、実はランチパックの誕生よりも、フジパンの銘柄「元祖」スナックサンドの方が、歴史は古いそうです。

 ですのでフジパンはスナックサンドの包装紙に「元祖」を用いることで

 「僕たちが先に誕生したんだよ」
 「おいしいから食べてね」

 と訴求していると思われます。

 これはクラシックにも当てはまり、僕個人もそうなのですがバッハとモーツアルトは多くの方はバッハが先に誕生していると考えているように見えます。

 これも誤りで実際はモーツアルトの方が早く誕生しており、何とバッハの才能を見つけたモーツアルトは、彼を弟子にするという案まであったそうですから、真実を求めるには根気よく資料を読まねばなりません。

 このふたつの題材をお話ししたのは、後追いの方が影響力を持つであろう事例(あくまで僕の主観ですがね)は。案外多いのではないかと感じたためです。

 例えばサッカーにおいて日本よりも韓国の方が先にプロ化しました。
  
 その結果が如実に表れたのは、あの1985年東京国立競技場の一戦だったわけですが、現状、観客動員数やファン・プロモーションでは後追いにJリーグが勝っているように思います。

 韓国代表がサッカーに限らず多くの競技において、まず「代表」が先にきて「国内リーグ」が後に来るという構図は、過去も現在も変わらないはずです。

 韓国人の有力選手は、すぐにプレミア・リーグを目指し、日本のようにポルトガルやベルギー、スコットランドで腕試しをする発想がないという声もありますが、これもエリートだけが競技を続けることができる韓国の事情があるように感じます。

 韓国代表の選手がJクラブと契約しても誰も驚きませんが、彼らから韓国社会の構造やサッカーの認知度などを聞かせてもらえたなら、日本の社会構図も別の視点から見えるのではないでしょうか。
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