塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

アーセナル、復調の兆しは見えているのか

2021-09-16 21:30:57 | 日記
 アーセナル指揮官、ミケル・アルテタの首はまだつながっているようですが、まだ予断を許しません。

 仮にアーセナルが順位を上昇させる気配がなく、ミケル・アルテタ解任やむなしになった場合、後任人事は難しいと思います。

 辞任ならば違約金の発生がありませんが「解任」ならば金銭が浮上します。

 欧州リーグでの勝利ボーナスが見込めないアーセナルからすれば、むしろアルテタ政権が安定した方が上記の違約金だけでなく

 新監督招聘のj時間的コスト
 新監督に支払う報酬と契約年数

 など、まとまった交渉を行う必要がありますしね。

 従って時間とお金を考えるならば、やはり監督交代は最小限にとどめるのが、アーセナルに限らずどのクラブにとっても最適だとは思いますが。

 元レアル・マドリード指揮官 ジネディーヌ・ジダン
 元インテル指揮官 アントニオ・コンテ 
 元どいつ代表監督 ヨヒアム・レーブ

 などが、現在代表、クラブ問わず契約していない知られた指揮官となります。

 ただ、コンテを除くふたりはプレミア・リーグ特有の過密日程を知りませんし、アーセナルを率いる上で英語力はどうでしょうか。

 アントニオ・コンテは3-4-2-1導入で上昇気流に乗せたチェルシーを2017シーズン、見事リーグ優勝に導き、愛弟子であるナイジェリア代表ヴィクター・モーゼスはその縁もあり、インテルでも共に戦いました。

 ただ、チェルシーとアーセナルの宿敵関係や、財政基盤を考慮するとコンテ就任もないでしょうが。

 僕の見解はアルテタ政権の存続になります。

 戦術が無さすぎる、と批判され続けたスールシャールを、ユナイテッドは我慢して使い続けているように、アーセナルもここは辛抱すべきではないでしょうか。

 案外後半戦から一気に成績が急上昇する可能性は、まだ残されていると思いますしね。
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手作業で不測の事態は防げるものでしょうか

2021-09-16 21:12:07 | 日記
 1990年代、コンバースは自社で開発した衝撃吸収素材である「リアクト」をバッシュに搭載していました。

 リアクトは抜群の衝撃吸収効果を発揮する一方、重量がかさみ同時にパッキンに同封されているにも関わらず、液漏れが発生し床を汚してしまう、という負の事例もあったようです。

 それは工場における生産時の問題なのか、それともリアクト自体がパッキンに封入できる代物ではなかったのか、真意はわかりかねますが遭遇した選手たちは後かたずけが大変だったでしょうね。

 日本ですとミズノのモレリア
 イタリアだとパントフォラドーロのスーパーリゲラ

 というように、今でも極上の皮革を使用し、職人が丹精込めたスパイクが入手できます。

 当然量産は難しいと思いますが、冒頭でお話ししたコンバースの事例(バッシュとスパイク、屋内と屋外の違いはありますが)に見られる不手際は、未然に防げるのではないでしょうか。

 車がよく「リコール」を国土交通省に届け出ますが、出来上がった製品を再点検、もしくは不具合の可能性がある工場の製造ラインを止めるのは、どんな工場長でも悩むに違いありません。

 納期の問題
 本社から何を言われるかわかったもんじゃない

 それでも不具合の数が大きければ大きいほど、信頼は揺らぎますしね。

 ただ、手作業が多いと効率では機械化に負けてしまいますが、不測の時代に臨機応援に対応できるように感じます。

 それはヤスダやアスレタも同様かもしれませんし、サッカーも効率だけを重要視する展開ですと、相手を打ち負かすことは難しい事と同様のように感じます。

 加水分解していると承知した上で履いたニューバランスが、外出先でアッパーと底がはがれてしまった際は、本当にたまげましたが、これがバスケットやサッカーのプロ試合ならば、完全にスキャンダルになってしまいますから。
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クラブとファンが共に成長してゆく中で

2021-09-16 20:51:46 | 日記
 5,6年まえの出来事だったと思います。

 チェルシー対パリ・サンジェルマンのチャンピオンズ・リーグ対戦時、パリからロンドンまで観戦に訪れた黒人男性を、チェルシーのファンが

 「俺たち差別主義者、俺たちは差別主義者」

 と語り、侮辱した事件があったと記憶しています。

 残念ながらサッカー観戦における侮蔑行為はなくなりませんが、クラブが勝利の歴史を積み重ねる、そして歴史的名手が移籍してくる、つまりクラブの格式が向上すると、ファンの意識も変化するのではないでしょうか。

 チェルシーは90年代後半から欧州カップで優勝していましたが、2000年代中期までは

 ロマン・アブラモビッチの資金によって急成長したクラブ
 モウリーニョを軸に、多くの監督を解任してきた

 という印象が強かったと思います。

 しかし、2012年と2021年、既にチャンピオンズ・リーグを2度獲得し、2019年にはヨーロッパ・リーグも勝ち取りました。

 名門クラブを支えているというファン意識として、クラブの名誉にかかわるようなみっともない姿を晒すことはできないという、良い意味での自我が芽生え始めているのではないでしょうか。

 それはパリ・サンジェルマンも同様で、希代の名手レオ・メッシがやってきたことで

 「1970年の誕生という若いクラブも、名手の中の名手が移籍するまでに成長したのだ」
 「ならば、俺たちファンも心底選手を応援しよう」
 「そのためには、侮蔑的行為は発言はご法度だ」

 と思えるならば、メッシの移籍は更に付加価値を増すはずです。

 選手も人間ですから、常に最高の仕事を披露することはできませんが、ファンの心からのサポートがあれば逆境に耐えられる、という信念はあるに違いありません。

 だからこそ、サッカーは世界中で親しまれているのではないでしょうか。
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