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議員怒気、官僚震え…国会軽視の裏にある自民「密室」会議の実態 | 毎日新聞
国会審議中のスマートフォンいじりなど議員による問題行為が改善されない。国会審議が軽んじられる背景の一つとして指摘されるのが、自民党の「事前...
毎日新聞
国会審議中のスマートフォンいじりなど議員による問題行為が改善されない。国会審議が軽んじられる背景の一つとして指摘されるのが、自民党の「事前審査」の存在だ。党内会議で政府が作成する法案や予算案などを審査する半世紀以上続く慣習で、この場で議員と省庁幹部の実質的な審議がなされているため国会が退屈なセレモニーになっているというのだ。関係者らへの取材を通して非公開の党内会議の実態を探った。【大場弘行】
8月下旬、東京・永田町の自民党本部9階の会議室に議員と内閣府幹部ら数十人が集まった。議題は概算要求の審査だ。
中堅議員が日本学術会議の予算案にかみ付いた。政権による会員任命拒否を機に組織変革を求めた党の提言が反映されていないというのだ。廊下に声が響く。「年末までに党が求めている改革の方向性が確認できる状況になっていなければ1円も認められない」
この部会で承認を得られなければ予算案は通らない。国会では野党の質問にそつなく答えてきた内閣府幹部も「ご発言は大臣と共有させていただき、大臣のご指示に従って対応してまいりたい」と応じるのが精いっぱいだった。
さらに中堅議員は内…(以下有料)
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今の自民党は腐っているとしか評価できないが、左翼と違って私は自民党のことをそれなりに評価している。高度経済成長は自民党の手柄ではなく戦前からその兆しがあったとの指摘もあるのだが、細川内閣までは概ね自民党は大過なく日本を統治してきたといえるのではないか。
自民党は「事前審査」と言われる部会などの会議で官僚を呼び審議をする。そのせいで国会を開く前に審議が事実上終わっていて国会がセレモニー、シャンシャンシャンで終わってしまうのだ。
国会の審議は退屈で野党議員の質問をいなす場になってしまっているが、それを変えるべきだ。私は自民党の部会をそれなりに、それなりには評価している。議論があるからだ。
しかし自民党は公党ではあるが、自民党の「密室会議」で決めるべきではない。自民党が部会でやっている会議や官僚への噛みつきも国会でやるべきなのだ。そのための国会だからだ。
戦前の帝国議会はなかなか「面白い」ものだったと聞いている。議員同士の討論や政府に噛みつく国会議員。それは「事前審査」がないからだ。
自民党の部会でやる審議は真剣さがある。ここを通らないと予算が通らないからだ。だがそれは本来国会でやるべきことだ。「国会」議員なのだから。国会中継は必ずしも全てをNHKが放送するわけではないが、国民が見るべきでもある。
国会議員が官僚(政府委員)に噛みつくなどまさに国会の華ではないか。これを国会という場でやってこそ民主主義であり、議会の存在価値だ。
与党議員も野党議員も入り乱れて政府に噛みつき、予算案に法案も審議する。それを自民党の密室会議でやるのではなく、国会でやるべきだと常々思ってきた。毎日新聞の記事がちょうど良いタイミングだった。
それに国会は秘密会が一応はあるが、原則として公開の場で審議する。自民党の部会はマスコミが中に入れない。私のマスコミへの評価は低いが、国会で自民党の部会でやっている審議をすれば密室議論にならずに済む。国会がセレモニー、シャンシャンシャンにならずにも済む。
さいとう・たかを(この前逝去された)の自民党の漫画はなかなか迫力があった。あれを国会でやってくれればなと思ったものだ。
半世紀も続く慣習ではそう簡単には変わるまい。だがそれを変えるためにも10年自民党に野党暮らしをさせれば良いと思うのだ。立憲民主党に10年も政権を担う力はないだろうが。
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