この度のロシアのウクナイナ侵略で気になるニュースがあったのでそれを取り上げたい。
コソボ紛争ではセルビアがアルバニア人を民族浄化しているということでNATOがセルビアを空爆するのだが、後になってみればアルバニア人組織の「コソボ解放軍」も似たようなことをやっておりどちらが正義でどちらが悪とは言えない。どっちもどっちだったのだ。
クリントンなどはセルビア爆撃を実行したことでコソボには銅像が立っている。
この空爆によって10年後コソボは「独立」を達成し、欧米各国から承認を得た。日本は米国の属国だからそれに追随してコソボを承認している。
しかしロシア、ルーマニア、スロバキア、キプロス、スペインなどは承認していない。特に連合国安全保障理事会常任理事国のロシアが拒否権を行使するのでコソボは連合国に加盟できない。
セルビアは虎視眈々と軍拡し、コソボ侵攻ないし「奪還」を狙っているようだ。
アルメニアとアゼルバイジャンのナゴルノカラバフ紛争で欧米、NATOは外交的介入しかしなかった。新型コロナウイルスに翻弄されていたからだ。そのように時期を選べばセルビアはコソボを「奪取」できるかもしれない。間違えればまた空爆されよう。ロシアから地対空ミサイルを購入しているならば爆撃機を撃墜できるかもしれないが、そうなれば米国も黙ってはいまい。国力が違うのだから本気にさせてはいけないのだ。
アルメニアとアゼルバイジャンの戦争 - 面白く、そして下らない
ナゴルノカラバフ紛争終結 - 面白く、そして下らない
セルビアの肩を持つようなことを書いてきたが、セルビアに恩があり、コソボに怨みがあるわけではない。セルビアは天皇陛下の即位礼正殿の儀に首相が出席している。セルビアは首相に実権があるのでセルビアなりの礼儀かもしれない。コソボは大統領が出席している。コソボも実権は首相にある。どちらが日本に礼儀を払ったのかは私には判断できかねる。
参考サイト(外交青書・白書
即位礼正殿の儀参列者(外国元首・祝賀使節等及び駐日外国大使等))
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/bluebook/2020/html/data09.html
即位礼正殿の儀を終えて - 面白く、そして下らない
即位礼正殿の儀の各国出席者の格落ち - 面白く、そして下らない
セルビアとコソボの戦争は時間の問題だ。その時どちらの肩を持つか今のうちに決めておいた方が良い。中立は賢明ではないからだ。どちらも小国なので恨まれても国益に支障はないだろうが。
(追記)いや日本と韓国が歴史問題で対立しても大抵の國は中立というか我関せずだ。だから中立が良いのだろうか。コソボ「独立」問題は中立を保つには大きすぎる問題だが。
誤字脱字修正。
~~引用ここから~~
【3月5日 AFP】セルビアの首都ベオグラードで4日、ロシアのウクライナ侵攻への支持を表明するデモが行われ、約1000人が参加した。北大西洋条約機構(NATO)に抗議する一方、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領をたたえた。
参加者は「セルビア人とロシア人は永遠の同志」とシュプレヒコールを上げ、発煙筒をたいてロシア国旗を振りながら市中心部を行進した。
警備員の男性(22)は「ウクライナはネオナチ(Neo-Nazi)から解放されつつある。われわれの同志ロシア人がウクライナを解放している。願わくば世界も」とAFPに語った。
セルビアとロシアは何世紀にもわたって友好関係を築いており、共にスラブ民族で正教会を信仰し、政治的な結び付きも深い。欧州の大半の国がロシアのウクライナ侵攻を非難する中、セルビアでは国民の多くがロシアを支持し、国営メディアもプーチン氏を擁護している。
アレクサンダル・ブチッチ(Aleksandar Vucic)大統領は国連総会(UN General Assembly)ではロシアのウクライナ侵攻を非難したが国内では曖昧な態度を取っている。
1998年、セルビアのコソボ自治州で独立を目指すアルバニア系住民とセルビア人の対立が激化。1999年にはNATOがセルビア全域に空爆を実施した。コソボは2008年に独立を宣言した。
ロシアはセルビアの石油・天然ガス産業を事実上牛耳っており、国連では常任理事国の拒否権を発動してコソボの加盟を妨げている。
~~引用ここまで~~
コソボ紛争ではセルビアがアルバニア人を民族浄化しているということでNATOがセルビアを空爆するのだが、後になってみればアルバニア人組織の「コソボ解放軍」も似たようなことをやっておりどちらが正義でどちらが悪とは言えない。どっちもどっちだったのだ。
クリントンなどはセルビア爆撃を実行したことでコソボには銅像が立っている。
この空爆によって10年後コソボは「独立」を達成し、欧米各国から承認を得た。日本は米国の属国だからそれに追随してコソボを承認している。
しかしロシア、ルーマニア、スロバキア、キプロス、スペインなどは承認していない。特に連合国安全保障理事会常任理事国のロシアが拒否権を行使するのでコソボは連合国に加盟できない。
セルビアは虎視眈々と軍拡し、コソボ侵攻ないし「奪還」を狙っているようだ。
セルビアがここ10年くらいで続々と軍拡していることを指摘する英エコノミスト誌の記事。ロシアやベラルーシからミグ、ロシアから戦車、中国からドローン、フランスから地対空ミサイルシステムなどやる気満々。 pic.twitter.com/lx46FUsr2I
— OKUYAMA Masashi ┃奥山真司 (@masatheman) November 8, 2021
アルメニアとアゼルバイジャンのナゴルノカラバフ紛争で欧米、NATOは外交的介入しかしなかった。新型コロナウイルスに翻弄されていたからだ。そのように時期を選べばセルビアはコソボを「奪取」できるかもしれない。間違えればまた空爆されよう。ロシアから地対空ミサイルを購入しているならば爆撃機を撃墜できるかもしれないが、そうなれば米国も黙ってはいまい。国力が違うのだから本気にさせてはいけないのだ。
アルメニアとアゼルバイジャンの戦争 - 面白く、そして下らない
ナゴルノカラバフ紛争終結 - 面白く、そして下らない
セルビアの肩を持つようなことを書いてきたが、セルビアに恩があり、コソボに怨みがあるわけではない。セルビアは天皇陛下の即位礼正殿の儀に首相が出席している。セルビアは首相に実権があるのでセルビアなりの礼儀かもしれない。コソボは大統領が出席している。コソボも実権は首相にある。どちらが日本に礼儀を払ったのかは私には判断できかねる。
参考サイト(外交青書・白書
即位礼正殿の儀参列者(外国元首・祝賀使節等及び駐日外国大使等))
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/bluebook/2020/html/data09.html
即位礼正殿の儀を終えて - 面白く、そして下らない
即位礼正殿の儀の各国出席者の格落ち - 面白く、そして下らない
セルビアとコソボの戦争は時間の問題だ。その時どちらの肩を持つか今のうちに決めておいた方が良い。中立は賢明ではないからだ。どちらも小国なので恨まれても国益に支障はないだろうが。
(追記)いや日本と韓国が歴史問題で対立しても大抵の國は中立というか我関せずだ。だから中立が良いのだろうか。コソボ「独立」問題は中立を保つには大きすぎる問題だが。
誤字脱字修正。
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