面白く、そして下らない

私は批判をして何かを為した気になっている大衆の一人に過ぎないが、何か少しでも波紋を起こす小石になれればと書いている。

日本文化を国益に繋げたい

2024-12-19 07:35:45 | 外交・安全保障・国際
国内政治は年収103万円の壁引き上げを自公が123万円で済ませる税制大綱を決めた。しかし毎日追うほど書くことはない。同じことの繰り返しになってしまうだろう。そこで今日はウルグアイのオルシ次期大統領がウルトラセブンのファンであり、浅利秀樹駐ウルグアイ大使がウルトラセブンのフィギュアを贈ってたいそう喜ばれた話をネットで見つけた。

日本の特撮ももはや文化であり、そのウルトラセブンのフィギュアを贈って喜ばれるのは外交として良い手段だ。だがここで終わってはいけない。それを国益に繋げてこそ外交なのだ。ウルグアイとは関係は悪くないがお世辞にも関係が深いとは言えない。貿易額も少ない。オルシ次期大統領がウルトラセブンのファンであることをテコに関係を深めたい。

~~引用ここから~~
海外「日本は外交の天才かよ…」 日本からの贈り物が次期大統領を少年のように歓喜させてしまう

海外「日本は外交の天才かよ…」 日本からの贈り物が次期大統領を少年のように歓喜させてしまう

在ウルグアイ日本大使の浅利秀樹氏が12日、来年3月にウルグアイの大統領に就任する、ヤマンドゥ・オルシ氏と会談を行いました。その際に浅利大使は、オルシ氏が大ファンを公...

 


在ウルグアイ日本大使の浅利秀樹氏が12日、
来年3月にウルグアイの大統領に就任する、
ヤマンドゥ・オルシ氏と会談を行いました。

その際に浅利大使は、オルシ氏が大ファンを公言している、
ウルトラセブンを含むフィギュアをプレゼント。
するとオルシ氏は子どものような表情で歓喜しており、
その際の写真が現地で非常に大きな反響を呼んでいます。

その他にも日本の外交巧者ぶりを称賛する声など、
様々な反応が寄せられていました。
その一部をご紹介しますので、ごらんください。

(略)
~~引用ここまで~~


~~引用ここから~~
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/uruguay/data.html(外務省のホームページなのだが貼れないので)

(略)

主要産業
農牧業、製造業(特に商品加工)、サービス業

2 GDP
593.2億米ドル(2021年、世銀)

3 一人当たりGDP
17,020米ドル(2021年、世銀)

4 経済成長率
2017年 2018年 2019年 2020年 2021年
経済成長率(%) 1.6 0.5 0.4 -6.1 4.4
(出所:世銀)

(略)

7 総貿易額
2017年 2018年 2019年 2020年 2021年
(1)輸出 78.5 75.1 76.4 69.1 96.1
(2)輸入 84.1 89.3 82.2 75.8 102.8
(単位:億ドル、出所:ウルグアイ中銀)

8 主要貿易品目
(1)輸出 牛肉、セルロース、乳製品
(2)輸入 自動車、電話、殺虫剤、無機肥料
(出所:2021年 ウルグアイXXI(投資輸出促進機関))
9 主要貿易相手国
(1)輸出 中国、EU、ブラジル
(2)輸入 ブラジル、中国、アルゼンチン
(2021年 ウルグアイXXI(投資輸出促進機関))

(略)

二国間関係
1 政治関係等
 1921年9月24日外交関係樹立。1942年1月25日対日断交通告、1945年2月22日対日宣戦布告。1952年12月2日国交回復。以降、経済協力や国際場裏での協力等を中心として友好関係を維持し、両国ハイレベルの要人往来が続いている。2015年11月には、バスケス大統領(第二次政権)が来日し、安倍総理大臣との首脳会談を実現。二国間関係や国際場裏における協力関係を促進するべく、日・ウルグアイ共同声明を発出した。2018年12月には、安倍総理大臣が日本の総理としては史上初となるウルグアイ公式訪問を実施した。
 2021年は日・ウルグアイ外交関係樹立100周年にあたり、1月に茂木外務大臣が日本の外務大臣として35年ぶりにウルグアイを訪問したほか、両国で記念切手が発行されるなど、様々な記念事業が実施された。また、同年7月に租税条約、10月に税関相互支援協定が発効した。2022年には、両国間の外交関係の「新たな100年の幕開け」の年として、2月に外相テレビ会談が行われ、10月には、ラカジェ・ポウ大統領が実務訪問賓客として来日し、岸田総理大臣との首脳会談を実施した。両首脳は、二国間経済関係強化や国際場裡における協力で一致し、また、次の100年に向けた日本とウルグアイとの間の二国間関係強化のための措置に関する共同声明を発出した。さらに、林外務大臣は、ラカジェ・ポウ大統領の訪日に同行していたブスティージョ外務大臣と外相会談を行った。

2 経済関係
(1)対日貿易(財務省貿易統計)
(ア)貿易額(単位:百万円)
2017年 2018年 2019年 2020年 2021年
総額 12,559 8,347 8,771 8,229 13,217
日本からの輸入 7,073 7,061 3,017 4,373 7,271
日本への輸出 5,486 1,336 5,754 3,856 5,945
(イ)主要品目
輸出 牛肉・肉類、羊毛、ビーフジャーキー
輸入 自動車、印刷機器、合成ゴム
(2)日系企業数
進出企業 20社(2021年)

(3)国際金融機関等による資金協力
(ア)運輸セクター・ローン(世銀・JBIC協融)
1989年4月 118億2,400万円(8,080万ドル)
(イ)ウルグアイによる円建て私募債発行(サムライ債)
1989年8月 25億円
1994年10月 100億円
2001年2月 300億円
2007年3月 300億円
2011年5月 400億円
2021年12月 500億円
3 文化関係
文化無償18件 計6.89億円(2017年度までの累計)

4 在留邦人数
312人(2021年:永住者含む)(外務省「海外在留邦人数調査統計」)

5 在日当該国人数
111人(2021年)(法務省「在留外国人統計」)

(略)
~~引用ここまで~~


2021年の統計でウルグアイの総貿易額は200億ドルほどなのに日本との貿易額は132億円程度に過ぎない。吹けば飛ぶような額でしかない。隣国のブラジルとアルゼンチンとの貿易が多いのは当然だが、支那が食い込んでいる。

日本も貿易額を増やすべきだが、政府要人の往来の活発化程度では増えないようだ。日本との貿易額が増えないのは失われた30年の影響も大きいだろう。GDPが増えなければ貿易額も増えないのだ。

ウルグアイが資源国でもないことも貿易が活発でない理由かもしれない。欲しいものがないのだ。しかし自動車など日本の工業製品は売れないものだろうか。トヨタなどはブラジルで生産して輸出しているのだろうか。わからないが。

そこでオルシ次期大統領が大ファンであるウルトラセブンなど日本の文化を売り込んではどうか。国営放送でも民放でも良いが、ウルグアイのテレビ局にアニメや特撮を流して貰うのだ。ウルトラセブンでも良いし、今のアニメでも良い。浅利秀樹大使を責任者にして総務省と経済産業省も人員を出させたい。

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対ウルグアイに限った話ではない。日本で放送されたアニメを外国のテレビ局でも放送させる。字幕より吹き替えが良いのだろうか。高くては外国のテレビ局は放送しないだろう。いっそ無料に近い価格で放送して貰い日本のファンを増やすのも手だ。しかし日本のアニメを外国で放送して全く儲けがないのも面白くない気がする。

そして翻訳された漫画を売り出す。電子版が良いのか、紙の書籍が好まれるのかはその国次第だろう。両方やって紙が好まれるなら紙の漫画本輸出を増やせば良いのだ。

それにオルシ次期大統領が大喜びしたようにフィギュアなど漫画、アニメ、特撮などの関連商品を売りたい。今世界は日本ブームだからよく売れるのではないか。

大統領が好きなら国民も好きということはないが、売り出しやすいとは思うのだ。ウルグアイに日本の文化を売ることを注力してみても良いのではないだろうか。

新聞は財務省の犬だから不買・解約しよう。それが国益になり国民のためになるのだ。実家の親が新聞を購読していたら年末年始に帰省する人は止めさせて欲しい。もちろん無理強いしてはいけないが。惰性で購読していたら止めさせて欲しいのだ。

テレビも財務省の犬なのだ。ワイドショーは健康にも悪い。テレビを消してネットで財務省と戦おう。

選挙は本当に大事だ。維新が自民党と組んで年収の壁引き上げを妨害しそうだからだ。もしそうするなら維新には選挙で痛い目にあってもらわねばならない。自民党と組まなくても緊縮政党なので維新には入れるべきではないが。

最後にランキングボタンを押してくれるようお願いする。ランキングが上がればより多くの人に読まれるし私の命も繋がるからだ。


(追加)
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ウルグアイ次期大統領に喜ばれたウルトラセブンのフィギュア贈呈。国益繋ぎたい。どうする?

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1 コメント

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Unknown (原因)
2024-12-19 09:45:10
戦前の日米関係と戦争の原因について、日本人に正しい理解が必要

最近の若者は、歴史修正主義の影響を受けて、アメリカの悪意によって日米戦争が引き起こされたと誤解している人が多く見受けられます。しかし、もっと公平な視点で歴史を見る必要があります。

例えば、太平洋戦争開戦前の1939年頃、ボーイング社が日本に対して最新のB-17爆撃機を売り込もうとした事実があります。このことから、戦前の日米関係が極端に悪かったわけではないことが分かります。もし本当に関係が悪ければ、アメリカが最新の軍用機を日本に売り込むことはなかったでしょう。

日米関係が悪化した大きな要因の一つは、日中戦争で日本が蒋介石と対立したことにあります。蒋介石とアメリカのルーズベルト大統領の関係が良好だったため、日本がアメリカから批判されることが増えました。さらに、日本が英国と戦争中のドイツと軍事同盟を結び、ドイツに降伏したフランスの海外領土に強引に軍を駐留させたことに対し、アメリカが反発したのです。これにより、アメリカは日本への石油禁輸を実施し、日米関係は緊迫しました。

これらの経緯を普通に見れば、アメリカの反応は自然なものであり、むしろ日本の方が冒険主義的な行動をとったために自業自得の結果を招いたと理解できます。それをルーズベルト陰謀論などを持ち出して、アメリカの非によって日米戦争が起きたと考えるのは、大きな認知の歪みと言えるでしょう。

日本の若者がこのような誤った歴史認識を持ち、反米意識を高めることは、日本の対外関係に悪影響を及ぼす可能性があります。正しい歴史認識を啓蒙することが大切ではないでしょうか。

戦前の日米関係と戦争の原因を考えると、石油や鉄など資源の大半をアメリカに依存していた日本がアメリカに甘えており、アメリカを非常に甘く見ていたことが伺えます。日本がさらに甘えようとして厚かましい行動に出たため、アメリカも我慢の限界に達しました。それに対して、日本が逆切れした為に大戦争に発展したのだと理解することができます。
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