面白く、そして下らない

私は批判をして何かを為した気になっている大衆の一人に過ぎないが、何か少しでも波紋を起こす小石になれればと書いている。

北朝鮮の度重なるミサイル発射には日朝平壌宣言破棄しかない

2022-10-06 21:41:11 | 北朝鮮・韓国
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北朝鮮が短距離弾道ミサイル2発 米空母展開へ対抗か

北朝鮮が短距離弾道ミサイル2発 米空母展開へ対抗か

北朝鮮は6日早朝、首都平壌の三石(サムソク)付近から日本海に向けて短距離弾道ミサイル2発を発射した。いずれも日本の排他的経済水域(EEZ)の外側に落下したと推…

産経ニュース

 


北朝鮮は6日早朝、首都平壌の三石(サムソク)付近から日本海に向けて短距離弾道ミサイル2発を発射した。いずれも日本の排他的経済水域(EEZ)の外側に落下したと推定される。日本政府と韓国軍が発表した。北朝鮮は4日にも日本上空を通過する弾道ミサイルを発射したばかり。岸田文雄首相は官邸で記者団に「9月末からの短期間だけでも発射が6回目で、断じて容認できない」と語った。

北朝鮮は9月25日以降、2日に1回という異例の頻度で弾道ミサイルの発射を繰り返している。政府は北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に厳重に抗議した。

北朝鮮は、米韓が9月下旬に日本海で米原子力空母「ロナルド・レーガン」を投入した合同演習を行ったことに強く反発。ロナルド・レーガンは5日から日本海に再展開し、6日にも韓国軍などとの訓練に参加する見込みで、今回の発射は空母展開への対抗措置とみられている。

韓国軍によると、2発は6日午前6時1分~23分ごろ(日本時間同)に発射され、1発目は最高高度約80キロで約350キロ飛翔(ひしょう)。2発目は最高高度約60キロで約800キロ飛行した。浜田靖一防衛相によると、2発目は通常より低い高度で長距離を飛び、さらに変則軌道を描いた可能性がある。

浜田氏は、北朝鮮が「挑発を執拗(しつよう)かつ一方的にエスカレートさせている。わが国や地域の平和と安全を脅かすもので、断じて容認できない」と非難した。

一方、参院は6日の本会議で、北朝鮮が4日に青森県上空を通過する弾道ミサイルを発射したことを受けた抗議決議を全会一致で採択した。決議は「最も強い表現で非難する」とし、核・弾道ミサイル開発計画を直ちに放棄するよう北朝鮮に求めた。衆院でも5日、同趣旨の決議を採択している。(市岡豊大、ソウル 桜井紀雄)
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知っての通り北朝鮮が4日に日本上空を通過する弾道ミサイルを発射したばかりにも関わらず6日にも再び短距離弾道ミサイルを発射した。

衆議院と参議院は日本上空を通過する弾道ミサイル発射に抗議する抗議決議を全会一致で採択したが、所詮口先だけの抗議でしかない。国会決議は政府の「遺憾砲」よりははるかに重みはあるのだが。

岸田文雄も「断じて容認できない」と言うだけで何かするわけではない。米国大統領と韓国大統領と電話会談をして終わりだ。敵基地攻撃能力導入が早まるかもしれないが、北朝鮮に何かすることはないのた。

安倍晋三もそうだが、何度核実験とミサイル発射をされても壊れたスピーカーのように



「日朝平壌宣言に基づき、拉致や核・ミサイルなどの懸案を解決し、不幸な過去を清算して国交正常化を目指す考えに変わりはない」

これしか言わないのだ。決して日朝平壌宣言を破棄することはないのである。日朝平壌宣言は拉致問題には言及されておらず、日本がひたすら植民地支配を謝罪し、北朝鮮の気が済むまで賠償をするという恐ろしいほどの売国協定だが、首相が何代代わってもひたすら「日朝平壌宣言」に基づき、だ。狂っている。

日朝平壌宣言を改めて引用したい。知っている人は読まなくて構わないが、このような屈辱的な「協定」を抱え込む理由は何なのだろう。

~~引用ここから~~
日朝平壌宣言

 小泉純一郎日本国総理大臣と金正日朝鮮民主主義人民共和国国防委員長は、2002年9月17日、平壌で出会い会談を行った。
 両首脳は、日朝間の不幸な過去を清算し、懸案事項を解決し、実りある政治、経済、文化的関係を樹立することが、双方の基本利益に合致するとともに、地域の平和と安定に大きく寄与するものとなるとの共通の認識を確認した。

1.双方は、この宣言に示された精神及び基本原則に従い、国交正常化を早期に実現させるため、あらゆる努力を傾注することとし、そのために2002年10月中に日朝国交正常化交渉を再開することとした。
 双方は、相互の信頼関係に基づき、国交正常化の実現に至る過程においても、日朝間に存在する諸問題に誠意をもって取り組む強い決意を表明した。

2.日本側は、過去の植民地支配によって、朝鮮の人々に多大の損害と苦痛を与えたという歴史の事実を謙虚に受け止め、痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明した。
 双方は、日本側が朝鮮民主主義人民共和国側に対して、国交正常化の後、双方が適切と考える期間にわたり、無償資金協力、低金利の長期借款供与及び国際機関を通じた人道主義的支援等の経済協力を実施し、また、民間経済活動を支援する見地から国際協力銀行等による融資、信用供与等が実施されることが、この宣言の精神に合致するとの基本認識の下、国交正常化交渉において、経済協力の具体的な規模と内容を誠実に協議することとした。
 双方は、国交正常化を実現するにあたっては、1945年8月15日以前に生じた事由に基づく両国及びその国民のすべての財産及び請求権を相互に放棄するとの基本原則に従い、国交正常化交渉においてこれを具体的に協議することとした。
 双方は、在日朝鮮人の地位に関する問題及び文化財の問題については、国交正常化交渉において誠実に協議することとした。

3.双方は、国際法を遵守し、互いの安全を脅かす行動をとらないことを確認した。また、日本国民の生命と安全にかかわる懸案問題については、朝鮮民主主義人民共和国側は、日朝が不正常な関係にある中で生じたこのような遺憾な問題が今後再び生じることがないよう適切な措置をとることを確認した。

4.双方は、北東アジア地域の平和と安定を維持、強化するため、互いに協力していくことを確認した。
 双方は、この地域の関係各国の間に、相互の信頼に基づく協力関係が構築されることの重要性を確認するとともに、この地域の関係国間の関係が正常化されるにつれ、地域の信頼醸成を図るための枠組みを整備していくことが重要であるとの認識を一にした。
 双方は、朝鮮半島の核問題の包括的な解決のため、関連するすべての国際的合意を遵守することを確認した。また、双方は、核問題及びミサイル問題を含む安全保障上の諸問題に関し、関係諸国間の対話を促進し、問題解決を図ることの必要性を確認した。
 朝鮮民主主義人民共和国側は、この宣言の精神に従い、ミサイル発射のモラトリアムを2003年以降も更に延長していく意向を表明した。

 双方は、安全保障にかかわる問題について協議を行っていくこととした。

日本国 総理大臣 小泉 純一郎
朝鮮民主主義人民共和国 国防委員会 委員長 金 正日

2002年9月17日 平壌
~~引用ここまで~~


日朝平壌宣言破棄ができないなら朝鮮総連に強制捜査に入るでも良いし、朝鮮総連系の在日企業に税務調査をするでも良い。安倍晋三が緩和した経済制裁を強化するでも良い。日本の制裁はかなり緩いのである。まだまだ強化する余地があるのだ。それで多少は揺さぶりが掛けられるだろう。

だがそれもしないのだ。岸田文雄は「断じて容認できない」。これだけだ。どこまで無能なのか。自民党、外務省の総意として北朝鮮を刺激しないとでもあるのだろうか。

政権交代しても拉致問題は進展あるまい。民主党政権の3年で進展はなかったのだから。しかし安倍晋三は第二次政権で7年8か月も政権を担ったのに一人も還ってきていないのだ。万死に値する。



それでこれだ。どうしようもない。現在の体制では誰が内閣総理大臣になっても変わらない。新興保守政党(政治団体)に期待はいるのだが。

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