面白く、そして下らない

私は批判をして何かを為した気になっている大衆の一人に過ぎないが、何か少しでも波紋を起こす小石になれればと書いている。

救国党を離党した

2022-10-07 20:35:11 | 政治
救国党を昨日離党した。救国党は党を名乗っているもののまだ小さな政治団体に過ぎない。政党要件を満たしていないからだ。20年後自民党に取って代わることを夢想したわけだが、出来ないだろうとも思っていた。

徒手空拳で成り上がるなら山本太郎のれいわ新選組くらいのことをやらなくてはならない。救国党はツイッターで議論しているだけだったからだ。

だがそれが離党した理由ではない。私が鬱病でぐずぐず燻っていたなかで誘って貰ったことは本当に感謝している。運命じみたものを感じたものだ。私も党首も他のメンバーも統一地方選に出馬する覚悟さえなくぐずぐずしているくらいなのだが、それも離党した理由ではない。

表現規制だ。党首が救国党を結党した理由が旧海軍の艦艇を擬人化、女体化することが英霊への冒涜になるからそれを規制するためだったそうだ。あるいは擬人化や女体化は冒涜なのかもしれない。

しかしそれは表現の自由の範囲内だと考えるのだ。それを規制することは国家として自殺なのではないかとすら思えるのである。

表現の自由に関してはスチュアート・ミルを持ち出しても一知半解どころか上っ面程度の知識しかないのだが、表現の自由を保つことによって生じる害悪は、それを制限したずる害悪より常に小さいそうだ。

旧海軍の艦艇の擬人化や女体化が英霊への冒涜だとしてもそれを規制することによって生じる害悪はさらに大きいのだ。表現の自由は守らねばならない。

表現の自由は欧米が持ち込んだ思想かもしれないが、それは日本も守るべき思想だと考えるのだ。表現の自由がない統制国家は息苦しい。

正直なところ救国党が自民党に取って代わり政権を担うことはないと考えていた。党首も私も他のメンバーもそこまで熱意がないからだ。政治に関する議論をするだけだった。

それはそれで愉しかったのだが、戦略も熱意も金も人もなく自民党に取って代わることなどできるわけがない。だがそれでも政治に世の中に一石を投じる存在になれるかもしれないとは思ったのだ。

しかしこのところ表現規制の話ばかりが主題になりついていけなくなってしまった。艦隊これくしょんやアズールレーンのことはよく知らない。興味が持てなかった。旧海軍の艦艇を擬人化、女体化しても好きにすれば良いと考えていた。

だが党首と一部の党員が艦隊これくしょんとアズールレーンを敵視して英霊への冒涜を止めろと言い出すに至ったのでやむを得ず離党することにした。

JRの再国有化や中央省庁の再編など手が届かないだろうが、それなりに有意義なことも議論していたのだ。私が表現規制からそっちに救国党の活動を移行させることができれば良いと考えていた。だがますます表現規制の話ばかりが主題になりついていけなくなってしまった。それで離党に至ったのである。

私が自分で政治団体を立ち上げて統一地方選に挑むべきなのかもしれない。あるいは日本第一党に頭を下げて入党し、公認して貰い、供託金も出して貰い挑むべきなのかもしれない。私は一年だけだが日本第一党の党員だったのだ。

だが意思決定に関われない末端の党員でいても意味がないと思い党費を納めるのを一年で止めてしまった。さりとて幹部待遇で迎えてくれと主張する度胸もなかった。覚悟がないなかで救国党に誘われた際は運命じみたものを感じたものだったのだが。

救国党が統一地方選に挑まず、表現規制を主張する政治団体になるのであれば私はそこには居られない。残念だが離党するしかない。それが救国党を離党するに至った理由だ。

私としても統一地方選に挑みたいのだが、覚悟がない。踏ん切りがつかない。鬱病で身体が動かない。どうしたものか。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 北朝鮮の度重なるミサイル発... | トップ | 急に寒くなったからだろうか »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

政治」カテゴリの最新記事