面白く、そして下らない

私は批判をして何かを為した気になっている大衆の一人に過ぎないが、何か少しでも波紋を起こす小石になれればと書いている。

上皇陛下の歴史認識

2019-08-20 23:56:19 | 皇室
上皇陛下は今年4月30日に今上陛下に御譲位され上皇陛下になられた。5月1日から令和の御代が始まった。

上皇陛下は大東亜戦争について「深い反省」や周辺国に「謝罪」を述べられることが多い。首相を始め政府高官の「謝罪」も平成の御代になって一気に増えた。

大東亜戦争を「侵略戦争」と初めて認めた首相は細川護煕であり、それ以前に「侵略的」と語ったのは中曽根康弘であったが。

畏れ多いことではあるが、上皇陛下の「歴史認識」について少し考えてみたい。

思春期の多感な時期に敗戦という衝撃的な事態を受けたことがその後の人格形成に多大な影響を与えたことは疑いの余地がない。

占領中に日本ではヴァイニング夫人と呼ばれるクエーカー教徒を家庭教師として教えを受けられたことは広く知られている。

それが上皇陛下の人格形成に悪影響を与えたのではないかと特に保守派の一部から囁かれている。実のところはわかるわけがないのだが。

また天安門事件を起こし、国際社会から制裁を受けていた支那に手を差し伸べたのは日本だ。天皇訪中という切り札を切った。当時の橋本恕駐支那大使や宮沢喜一首相、河野洋平官房長官らが反対する保守派を押さえつけての天皇訪中だった。

天皇訪中により天安門事件での国際社会の制裁はなし崩しになった。しかし支那共産党は益々反日に力を入れていくのだからありがたい話だ。いつかは制裁も解除されただろうが、日本の援助や不公正な貿易でGDPは今や日本の3倍だ。そして安全保障上最大の脅威になっている。外務省と自民党の左派には外交センスがまるでないのだ。保守派の頭目とされる安倍晋三も外交音痴だが。

上皇陛下に「拒否権」はあったのであろうか。政治的権能がないという点からは拒否権はない。しかし沖縄訪問に拘るなど政治的権能がないなかで、ある程度は自身の主張を通させている。ロシアを御訪問したことがないのがその証拠だろうか。政府にも天皇訪露の考えはなかったかもしれないが。

戦没者追悼式では先の大戦に対する「深い反省」を述べられる。確かに大東亜戦争で日本人が軍民併せて300万人以上死んだことは反省すべきことだ。そう受け取れなくもない。

しかしやはり戦争を起こしたことに対する「反省」なのではあるまいか。左翼が言うような「侵略戦争と植民地支配」に対する「深い反省」ではないのか。そうでないと思いたいが。

国家元首(憲法には明記されていないが)が謝罪を繰り返すようだと外交的に立場がなくなってしまう。謝罪には当然賠償もついてくるから日本から富が流出する。国民の誇りもなくしてしまう。

薨去された三笠宮崇仁親王殿下のように皇族方には「赤い宮様」と揶揄される左翼皇族も居られたのだ。上皇陛下もやや左の歴史認識だとしても不思議ではない。

今上陛下の歴史認識が正常であることを願いたい。御代替わりにより日本は誇りを取り戻せるかもしれないからだ。今上陛下も戦没者追悼式では「深い反省」を踏襲されたが。


参考サイト
謝罪に取り憑かれた天皇 平成30年の悪夢(>> 世界のニュース トトメス5世 <<)

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