面白く、そして下らない

私は批判をして何かを為した気になっている大衆の一人に過ぎないが、何か少しでも波紋を起こす小石になれればと書いている。

政治家(人間)に対する評価は総合評価で決めたい

2021-10-10 21:08:06 | 日本人への呼びかけ
~~引用ここから~~

国民軽視の失言を繰り返した9議員 次の総選挙で当選させていいのか

 自民党総裁選が終わり、約1か月後には総選挙が行なわれる。総裁選には投票できなかった全国の有権者が「1票」を行使して、政治に物言うこととなる...

NEWSポストセブン

 


 自民党総裁選が終わり、約1か月後には総選挙が行なわれる。総裁選には投票できなかった全国の有権者が「1票」を行使して、政治に物言うこととなる。

 総選挙で投票したい候補がいないなら、有権者が「ためにならない」と考える政治家を懲らしめる方法がある。それが落選運動だ。一言で言えば、国民が候補者の素行や過去の言動をチェックしてその事実を他の有権者に広く知らせ、当選させないようにする。やり方は、ネットやSNSでもいい。落選運動なら国民はいつでも政治家に「落選させるぞ」と主権者の力を示すことができるのだ。

 主権者である国民が思い上がった政治家に「1票」の力を見せつけるために、選挙前に「あの時の怒り」を思い出しておきたい。

〈和気あいあいの中、若手議員も気さくな写真を取り放題! 正に自由民主党〉。そんな言葉を覚えているだろうか。

 2018年7月の西日本豪雨のさなか、自民党議員たちが開いた宴会「赤坂自民亭」の写真をツイッターに投稿した、当時官房副長官だった西村康稔氏の書き込みである。

 宴会は、記録的な大雨となる恐れがあると避難を呼びかけた日の夜に東京・赤坂の衆院議員宿舎で開かれた。40人以上が参加したとされ、写真にはそのうち安倍晋三・首相(当時)と岸田文雄・新総裁を真ん中に、赤ら顔でコップを手にした20人以上の議員が写っている。中でも上川陽子氏は赤坂自民亭の「女将」、小渕優子氏が「若女将」と呼ばれていた。

 この時の豪雨は岸田氏の地元・広島を中心に全国で200人以上の死者を出した。

 その岸田氏と総裁選を争った河野太郎氏も防衛大臣時代の2019年10月、相次ぐ台風被害のさなか、「私はよく雨男と言われました。私が防衛大臣になってすでに3つ」と発言して謝罪した。

 政治利権に絡むとんでもない忖度発言もあった。麻生太郎氏の元秘書で国交副大臣だった塚田一郎氏は、関門海峡をまたいで麻生太郎氏の地元・福岡と安倍氏の地元・山口を結ぶ巨大公共事業「下関北九州道路」について、「安倍首相や麻生副総理が言えないので、私が忖度して新年度予算で国の直轄事業に引き上げた」と発言。批判を浴びて2019年参院選で落選したが、懲りずに次の総選挙に新潟1区から出馬予定だ。

 この年は、長期政権の緩みから閣僚や政務3役の心ない発言が続出した。
~~引用ここまで~~


政治家は失言や不祥事で批判を浴びせられることは少なくない。大抵はその政治家が悪いのだが、失言や不祥事だけでその政治家に対する評価を決めるのは止めないかという私の提案だ。

近年は失言や不祥事に対する世間の目が厳しい。政治家だけではなく芸能人などにもだ。不倫した芸能人は干されるし、薬物で逮捕された芸能人はもう復帰できない。名前を挙げるのは控えるが。

そこまで厳しくする必要があるのかと思うのだが、私に何かできるわけではない。国民の目が厳しくなっているのか、マスコミが叩くのか、企業が不祥事を恐れるのかはわからないが、とにかく不祥事に厳しい。

政治家に対しても失言や不祥事を起こした政治家は離党や辞職に追い込まれることも少なくない。それが仕方ない面もあるが、失言や不祥事による「減点主義」は止めないか。

政治家あるいは人間に対する評価は「加点主義」といきたいが、せめて美点と失言や不祥事の双方を加味する「総合評価」としたい。

「減点主義」では近年問題になっている「失敗を過度に恐れて挑戦しない若者」になりはしないか。それに失言や不祥事をしないだけの小粒な政治家ばかりになりかねない。政治家は美点や実績も加味する「総合評価」でその政治家に対する評価としたい。あるいは政治家以外のあらゆる人間に対してもだ。

「失われた30年」で国民は疲弊しきっている。だから経済に対する姿勢が重要になる。積極財政派であれば大いに評価したいし、緊縮財政派であれば落選させたくなる。失言や不祥事などよりこちらの方が重要のはずだ。

また私は保守派のつもりなので、靖国神社に参拝する政治家は評価の対象になる。河野・村山談話は破棄して欲しい。これは首相にしかできないが。敵基地攻撃能力の保有もして欲しい。

選択的夫婦別姓にも同性婚にも反対だ。しかし経済が最重要なので積極財政派であれば選択的夫婦別姓でも同性婚に賛成であっても「我慢」する。

リベラル派からすれば真逆とまでは言わないが、別の評価になるだろう。マスコミはこういう意見が別れる面倒な評価を避けがちなのはマスコミの悪いところだ。

週刊ポストは杉田水脈の「失言」を挙げているが、私は「失言」とは考えていない。私の杉田水脈に対する評価は以前のこの記事を読んで欲しい。(週刊ポストの失言議員の画像は貼らない。気になる人は週刊ポストのリンクを見て欲しい。)

杉田水脈の発言は非難されるものではない - 面白く、そして下らない

失言や不祥事で即失格とする風潮は避けたい。一発アウトとせざるを得ない不祥事もあるが。私個人の「一発アウト」は皇室への姿勢だ。皇室廃止論者は一発アウトだ。しかし畏れ多いことではあるのだが、上皇陛下の歴史認識については批判している。

天皇陛下は統治されておられないが、君臨されている - 面白く、そして下らない

失言や不祥事で即アウトとする「減点主義」では小粒な政治家ばかりになりかねない。政治家あるいは人間に対する評価は「総合評価」判断すべきだ。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 積極財政派と財務省の最終戦争 | トップ | 拉致被害者を取り戻すために... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日本人への呼びかけ」カテゴリの最新記事