面白く、そして下らない

私は批判をして何かを為した気になっている大衆の一人に過ぎないが、何か少しでも波紋を起こす小石になれればと書いている。

財務省の犬日経新聞

2022-06-02 19:29:37 | マスコミ
~~引用ここから~~
れいわ・大石氏「首相は資本家の犬」 衆院予算委員長が注意

れいわ・大石氏「首相は資本家の犬」 衆院予算委員長が注意

れいわ新選組の大石晃子氏は1日の衆院予算委員会で、岸田文雄首相を「資本家の犬、財務省の犬」と面罵した。「飼い主を間違えたらだめだ。首相の本来の飼い主は国民でな…

産経ニュース

 


 れいわ新選組の大石晃子氏は1日の衆院予算委員会で、岸田文雄首相を「資本家の犬、財務省の犬」と面罵した。「飼い主を間違えたらだめだ。首相の本来の飼い主は国民でないとだめだ」とも述べた。

(略)
~~引用ここまで~~


れいわ新選組の大石あき子が岸田文雄を「(資本家の犬)、財務省の犬」と痛罵した。ツイッターでは痛快から下品まで様々な反応があった。私には統計を取るプログラムを組み立てることはできないので肯定的な反応と否定的な反応のどちらが多いかはわからない。

私はもちろん肯定的に捉えた。安倍晋三が「日教組、日教組」と野次を飛ばしたこともあるし、お上品なだけでは政府を攻めきれない。何より岸田文雄は財務省の犬(今までは「狗」としてきたが変える)としか評価しようがないからだ。自民党内の積極財政派の勢力が強まっていることから骨太の方針には令和7年度の基礎的財政収支の黒字化目標の明記を見送ることになったが。

これは大きなことで、基礎的財政収支の黒字化目標こそ国債の発行を制限し、歳出増を妨げ、緊縮財政を強行する論拠だったからだ。それがなくなったことから積極財政に転換する芽が出てきたのだ。岸田文雄は財務省の犬なので参院選後に豹変するのではないかと恐れているのだが。

基礎的財政収支の黒字化目標の骨太の方針への明記見送り - 面白く、そして下らない

昨日の記事に財務省の犬の新聞は「明日以降」の社説で基礎的財政収支の黒字化目標を骨太の方針に明記しなかったことを批判するかもしれないと書いたのだが、日経新聞は昨日の段階で既に書いていた。ネットで日経新聞の社説が読めるようになるのはその日の19時からなのだが(しかも有料記事)、紙の方はもっと早く読めるだろう(確認していないが)。

私がブログ記事を書く以前から日経新聞は社説で基礎的財政収支の黒字化目標を骨太の方針に明記しないということを批判していたのだ。昨日のブログ記事を書いた時点では誓って知らなかった。まさに「財務省の犬」という呼び名が相応しい新聞である。日経新聞は「資本家の犬」でもあり、「経団連の機関紙」とも呼ばれている。

何を社説に書いたか見てみよう。

~~引用ここから~~
[社説]成長と安定を将来世代へ着実に届けよ

[社説]成長と安定を将来世代へ着実に届けよ

岸田文雄首相が看板とする「新しい資本主義」の実行計画と、経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)の原案がまとまった。分配政策に偏重しがちだった岸田政権が経済の...

日本経済新聞

 


(略)

骨太の方針案は中国やロシアなど強権国家の脅威に対応する防衛力強化に触れるなど、厳しい国際情勢を映した。気がかりなのは財政健全化の意識の低下だ。

政府は政策経費を税収などでまかなう基礎的財政収支(プライマリーバランス)の黒字化を2025年度に達成する目標を掲げる。今回の方針案は「25年度」を明記せず「目標年度が政策の選択肢をゆがめてはならない」とも言及した。財政健全化の方針は変わらないというが、積極財政を求める与党内の声への配慮は明らかだ。

事態が急変した場合に柔軟な財政運営をすることは大切だが、中期的な目標を下ろして規律を後退させ、歳出を野放図に増やすような姿勢は、将来世代に対して無責任というほかない。首相は曖昧な態度を続けてはならない。
~~引用ここまで~~


特別なことは書いていないが、「財務省の犬」として基礎的財政収支の黒字化目標を骨太の方針に明記しないことを批判している。だが令和7年度に基礎的財政収支の黒字化を達成することがどだい無理な話なのだ。無理に強行すれば経済が崩壊する。それは橋本龍太郎の緊縮財政で明らかではないか。

だが財務省も財務省の犬の政治家、マスコミ、知識人も無理だとわかっていても明記したかったのだ。そうすれば国債の発行を抑制することができ、将来の消費税増税の布石にもなったからだ。

早速財務省の犬の日経新聞が財務省を忖度して社説に書いたわけだ。素晴らしいね。だから新聞は嫌いなのだ。経済の前では左右の違いなど些細なことだ。積極財政を主張して経済成長を主張する新聞はない。日本の新聞は全て財務省の犬で緊縮財政派だ。国債を十分に発行しなければ経済が成長することはないのだが、財務省の犬としてあり得ない財政破綻や先進国最悪の財政を書き立てるのだ。

そうはいってもネット時代の到来で新聞の世論、国民への影響力はかつてほどではなくなった。朝日新聞の影響力など自民党の首相でさえ気を使うほどだったし、昭和天皇が新聞記者があまりに横柄なことに驚かれるほどだった。

新聞自体に力があり、国民からも信頼されていたから財務省の犬であることを拒否できたのかもしれない。広告収入の激減から始まり、部数も激減して新聞社は青息吐息だ。財務省に媚を売りいや犬になって税金からおこぼれを貰うしかないのである。逆らえば国税庁の税務調査だ。飴と鞭により日本の新聞は従順な財務省の犬となったのだ。

「人間はパンのみに生きるに非ず」、「武士は食わねど高楊枝」など無理ということだ。身を切る改革の危険性はここにもある。国会議員の歳費が少ないと政治献金他で買収されてしまうのだ。官僚に天下り先を用意してやらなければならないのも汚職腐敗防止のためだ。

新聞を国民が買い支えても国民のために主張を積極財政に変える新聞があるとは思えない。財界が広告費を激減させたことから財界への配慮を止めるのではなく、益々媚びているのが新聞社・テレビ局だからである。だから買い支えるのではなく、不買を呼び掛けているのだ。


最後にこれからは引用する記事はできるだけ短くしようと思う。引用は私の主張ではなく、引用した文章を書いた人のものだ。いかに素晴らしいと思っても引用が長いのは盗作だ。私のブログ読者とツイッターフォロワーは層が違うが、素晴らしい文章だから広めたいと考えるならツイッターを使えば良い。文章を引用せず広められる。リンク先まで読んでくれる人は多くないが。

そして引用文を除いて私の文章を2000文字程度書きたい。今までは1000文字程度だったからやはり内容が薄かった。読むのは2000文字でも時間が掛かるというほどでもないのだ。ただ文章を頭から捻り出せるかわからない。不調の日は2000文字は書けないだろう。文章を書いているうちに調子が上がってくるのだが。以上だ。

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2 コメント

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Unknown (sekoisyougioyaji)
2022-06-03 11:37:30
犬には違いないけど、飼い主は違うんですよね~。
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sekoisyougioyajiさんへ (ぬくぬく)
2022-06-04 20:12:47
コメントありがとうございます。

米国や中国が飼い主の国会議員だらけですからね。ただの国会議員だとマトモでも首相や閣僚担ったと単に売国を始める政治家も少なくありません。
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