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政府が、経済財政運営の指針「骨太の方針」の原案に、これまで「2025年度」としてきた国・地方の基礎的財政収支(PB)黒字化の目標時期を明記していないことが分かった。自民党内の積極財政派に一定の配慮を示した内容。政府関係者が30日、明らかにした。
骨太の方針をめぐり、政府は31日の経済財政諮問会議に原案を提示。岸田文雄首相(自民党総裁)は30日の党役員会で「6月7日の閣議決定を目指し、政府・与党で調整を進めたい」と表明した。
昨年度の骨太の方針では、25年度の財政黒字化目標を「堅持する」と明記していた。
原案は、「25年度」や「堅持」の文言を削除。代わりに「現行の目標年度により、状況に応じたマクロ経済政策の選択肢がゆがめられてはならない」と記した。
新型コロナウイルス感染拡大や物価高への対応など、新たな財政需要で達成が難しくなったことに加え、自民党内で積極財政派が勢いを増していることが背景にある。安倍晋三元首相が最高顧問を務める積極財政派の「財政政策検討本部」は、今月まとめた提言で「カレンダーベースでの目標設定が政策の選択肢をゆがめてはならない」として、年次明記に反対していた。
(略)
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NHKの記事では基礎的財政収支の黒字化目標を骨太の方針に明記するかのような報道があり、どちらが正しいのか1日待ってみたのだが、どうやら2025年度の黒字化目標を骨太の方針には明記しない方針のようだ。これも骨太の方針の「原案」であり、経済財政諮問会議で引っくり返る可能性もまだあると言えばあるのだが。
積極財政に転換すると決まったわけではないが、基礎的財政収支の黒字化という最悪の枷が外されたことは進展と言えるのではないか。自民党内の積極財政派が力を増していることが要因のようだ。
日本経済を再生するには積極財政しかないのだ。国債を十分に発行して歳出を増やすことだ。これに尽きる。海外援助以外であれば何に使っても良い。防衛、教育、科学技術、農林水産、地方振興、公共事業、福祉その他何でも良い。
「無駄」でもGDPは増えるし、国民生活は良くなるが、有意義に使えばさらに國が繁栄し、国民生活が豊かになることは言うまでもない。だから有意義に使って欲しい。さりとて「国民の血税だから一円まで無駄をなくせ」などと言うつもりも欠片もないが。それもナンセンスだからだ。
財務省が巻き返しを図るためにも明日以降の新聞の社説に「遠退く財政再建」などと書かせるかもしれない。財務省が根回ししなくとも日本の新聞はほぼ全て緊縮派なので新聞社の意思で基礎的財政収支の黒字化の年度目標の骨太の方針への明記を見送ることに批判の社説を書くかもしれない。だから世の中にマスコミという存在は必要でも日本の新聞に価値はなく、毎日不買を呼び掛けているのだ。新聞は国民の敵だからだ。
自民党を支持するつもりはないが、解散がなければあと3年は自民党政権が続くのだ。自民党に働き掛けることは意味がある。もちろん一国民の影響力などたかが知れている。しかしやらなければゼロだ。自民党本部と国会議員にメールやSNSで働き掛けることは無駄ではない。
自民党の国会議員は何百人といるので全員にやるのは無理だ。疲れてしまう。積極財政派への応援と中間派に積極財政の立場を取るよう意見するのが良いのではないか。あるいは地元の自民党議員に働き掛ける。
私も呼び掛けているはいるのだが、なかなか面倒で一歩を踏み出せない。大したことではないし、今までもやっていたのだからできるはずなのだが、どうにも二の足を踏んでしまうのだ。自民党本部には毎日メールフォームから意見したいくらいなのだが。
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