忍者カウンターが10万を越えたので、前々から温めていた中央省庁再編(再々編)について書こうと思う。橋本龍太郎が行った中央省庁再編は失敗だったと考えるからだ。
省庁の数を減らすためだけに総務省、厚生労働省、国土交通省を創設したことは理解に苦しむ。とくに総務省。地方行政と郵便、通信行政を併せた官庁は世界でも日本にしかない役所ではないか。
何より現在でこそ第一次安倍内閣で防衛庁は防衛省に昇格しているが、省庁再編では庁のままだった。環境庁を環境省に昇格させておきながらだ。これだけで橋本龍太郎の馬鹿さ加減がわかろうというものだ。
問題は財務省だ。財・金分離ということで財務省と金融庁(分割時は金融監督庁)に分割させられたが、国会では財務金融委員会として分割していない。ようするに分割する意味はなかったのだ。
だが、旧大蔵省の権限は大きすぎた。そこにバブル処理に失敗し、ノーパンしゃぶしゃぶという醜態が重なり国民の信望を失い解体された。
バブル処理に失敗したことは旧大蔵省だけではなく日銀にも責任はあったわけだが、日銀は中央銀行の独立性を旗印に焼け太りしている。
財務省、金融庁、日銀を一体化し、大蔵省を復活させ、金融部門は日銀と人事交流をさせたい。しかしそこで問題になるのは財務省の消費税増税・緊縮財政志向だ。
旧大蔵省時代は積極財政派もいたのだが、どうやら追い出されてされてしまったようだ。この前逝去した相澤英之は旧大蔵省の事務次官を務めたが、積極財政派だった。相澤が大蔵大臣か財務大臣に就任していれば日本の景気も良くなっただろうに、残念なことだ。
聞くところによれば相澤は派閥の長の加藤紘一に冷遇されていたから経済企画庁長官にしかなれなかったそうだ。河野洋平が派閥を分割した際にはそちらに移動しているからこの話は事実かもしれない。
財務省が消費税増税を諦め、緊縮財政志向から積極財政に転じれば大蔵省に戻すのだが、消費税増税・緊縮財政を志向するならさらに解体するしかない。
主計局は内閣府予算局に。主税局と国税庁を併せて税務庁に。理財局も内閣府財産局に。関税局は関税庁に。国際局は金融庁に合併させる。
財務大臣がいない國はないからG7やG20の国際会議は困るが、このまま緊縮財政が続くよりはマシだ。財務官僚には財務省を大蔵省に戻しても良いと思える賢明な対応を採って欲しい。もちろん政治家でも何でもない私にそんな権限はないのだが。
米国のように大統領に何かあった際の閣僚の継承序列の順に並べる。日本は職務ではなく、人物に内閣総理大臣の継承順位を決めるが、職務で定めておいた方が良いと考える。官房長官を序列一位に固定するか悩むところだが。
無任所大臣にも継承順位を与えるとそこは決めねばならないが。序列は必ずしも職務の重要性とは一致しない。疎かにして良い仕事などないのだ。
大蔵省(財務省と金融庁を併せる)
外務省(そのまま)
内務省(総務省の地方行政部門と警察庁を併せる)
国防省(防衛省の名称変更)
司法省(法務省の名称変更)
農務省(環境省も併せる。農林水産省の名称変更)
商務省(経済産業省の名称変更)
文部省(文部科学省の名称変更)
厚生省(厚生労働省分割)
労働省(厚生労働省分割)
建設省(国土交通省分割。旧建設省と同じ)
逓信省(国土交通省分割。総務省の通信行政部門と併せる。旧運輸省と旧郵政省を併せた役所)
内閣府と併せて一府十二省。綺麗で良いだろう。米国の制度や明治及び戦後初期の内閣制度参考にした。農林水産省や経済産業省はその名称のままでも良いのだが、○○省と2文字の方が良いと思ったのでこうした。
筆頭官庁はやはり大蔵省だ。財務官僚が積極財政志向のまともな考えならこうする。日本では大蔵省が筆頭で良い。英国のように。国税庁は日本年金機構を統合し歳入庁とする。もちろん大蔵省の外局だ。
次席が外務省。米国は外交を担う国務省が筆頭官庁だが、日本は次席で良いだろう。外交をもっと重視すべきなのだが、筆頭官庁にするという考えはなかった。
三席が内務省。警察行政は戦後ずっと官僚任せだったが、警察権力にも「文民統制」(民主的コントロール)が必要だ。世界的にも警察行政と地方行政を併せる内務省の存在が普通である。
四席が国防省。軍の存在は国家の中核だが、役所の序列としてはこれくらいで良い。米国でも国防長官は閣僚序列三位なのだから。自衛隊を早く国防軍にしたいが、それは憲法改正しないとできない。
この蔵相、外相、内相、国防相には副総理を兼任させても良い。ロシアや支那のようだが、これらの行政を重視しているという意味で。
五席が司法省。法務大臣は死刑執行の署名をするだけみたいに言われていたが、もっと司法行政に関わるべきだ。そのために名称も変えた。法務省はダサいからだ。戦前は司法省であった。個別の裁判は検察官に任せるとしても、ゴーン逮捕のような国策捜査には関わっても良い。
六席が農務省。環境省を統合する。農林水産省の名称を変更する。米国でも農務長官はこの辺りの序列だ。
七席が商務省。経済産業省の方が経済産業省の官僚には良いだろうが、2文字で揃えるために商務省とした。資源エネルギー庁は省として独立させても良いのだが。
八席が文部省。文部科学省の名称変更だ。文部科学省は官僚の質が悪い(前川喜平、寺脇研)ことで悪名高いから大学教授を教育行政に関わらせても良いかもしれない。
九席が厚生省。医療、介護、年金はこの先巨大化する一方なので労働省と分割する。
十席が労働省。働き方改革や外国人労働者の受け入れ。非正規労働者の待遇改善。就職氷河期世代の処遇など仕事は多い。
十一席が建設省。公共事業に住宅政策を担当する。テレビドラマなどではいつも汚職担当省だが、公共事業を減らしたから日本の景気は悪くなったのだ。公共事業は必要なのだ。
十二席が逓信省。名称は戦前から。旧運輸省と旧郵政省の行政を担当する。海上保安庁は内務省の外局でも良いのだが、「暴力機関」を集中させ過ぎないために逓信省の外局とする。
内閣府、内閣官房、首相官邸は全て統合したい。そして外交、国防、経済、情報(諜報)、人事以外の仕事は思いきってほかの省に任せたい。米国は大統領府(ホワイトハウス)だから。
こんなところだろうか。まあ妄想に過ぎないが。省庁再編は仕事を「やってる感」とか言われちゃいそうだが。
内務省復活については何れ新しい記事を書きたい。官僚志望の学生に警察庁が人気なのは政治が関与してこないという面もあるんだろうが。
省庁の数を減らすためだけに総務省、厚生労働省、国土交通省を創設したことは理解に苦しむ。とくに総務省。地方行政と郵便、通信行政を併せた官庁は世界でも日本にしかない役所ではないか。
何より現在でこそ第一次安倍内閣で防衛庁は防衛省に昇格しているが、省庁再編では庁のままだった。環境庁を環境省に昇格させておきながらだ。これだけで橋本龍太郎の馬鹿さ加減がわかろうというものだ。
問題は財務省だ。財・金分離ということで財務省と金融庁(分割時は金融監督庁)に分割させられたが、国会では財務金融委員会として分割していない。ようするに分割する意味はなかったのだ。
だが、旧大蔵省の権限は大きすぎた。そこにバブル処理に失敗し、ノーパンしゃぶしゃぶという醜態が重なり国民の信望を失い解体された。
バブル処理に失敗したことは旧大蔵省だけではなく日銀にも責任はあったわけだが、日銀は中央銀行の独立性を旗印に焼け太りしている。
財務省、金融庁、日銀を一体化し、大蔵省を復活させ、金融部門は日銀と人事交流をさせたい。しかしそこで問題になるのは財務省の消費税増税・緊縮財政志向だ。
旧大蔵省時代は積極財政派もいたのだが、どうやら追い出されてされてしまったようだ。この前逝去した相澤英之は旧大蔵省の事務次官を務めたが、積極財政派だった。相澤が大蔵大臣か財務大臣に就任していれば日本の景気も良くなっただろうに、残念なことだ。
聞くところによれば相澤は派閥の長の加藤紘一に冷遇されていたから経済企画庁長官にしかなれなかったそうだ。河野洋平が派閥を分割した際にはそちらに移動しているからこの話は事実かもしれない。
財務省が消費税増税を諦め、緊縮財政志向から積極財政に転じれば大蔵省に戻すのだが、消費税増税・緊縮財政を志向するならさらに解体するしかない。
主計局は内閣府予算局に。主税局と国税庁を併せて税務庁に。理財局も内閣府財産局に。関税局は関税庁に。国際局は金融庁に合併させる。
財務大臣がいない國はないからG7やG20の国際会議は困るが、このまま緊縮財政が続くよりはマシだ。財務官僚には財務省を大蔵省に戻しても良いと思える賢明な対応を採って欲しい。もちろん政治家でも何でもない私にそんな権限はないのだが。
米国のように大統領に何かあった際の閣僚の継承序列の順に並べる。日本は職務ではなく、人物に内閣総理大臣の継承順位を決めるが、職務で定めておいた方が良いと考える。官房長官を序列一位に固定するか悩むところだが。
無任所大臣にも継承順位を与えるとそこは決めねばならないが。序列は必ずしも職務の重要性とは一致しない。疎かにして良い仕事などないのだ。
大蔵省(財務省と金融庁を併せる)
外務省(そのまま)
内務省(総務省の地方行政部門と警察庁を併せる)
国防省(防衛省の名称変更)
司法省(法務省の名称変更)
農務省(環境省も併せる。農林水産省の名称変更)
商務省(経済産業省の名称変更)
文部省(文部科学省の名称変更)
厚生省(厚生労働省分割)
労働省(厚生労働省分割)
建設省(国土交通省分割。旧建設省と同じ)
逓信省(国土交通省分割。総務省の通信行政部門と併せる。旧運輸省と旧郵政省を併せた役所)
内閣府と併せて一府十二省。綺麗で良いだろう。米国の制度や明治及び戦後初期の内閣制度参考にした。農林水産省や経済産業省はその名称のままでも良いのだが、○○省と2文字の方が良いと思ったのでこうした。
筆頭官庁はやはり大蔵省だ。財務官僚が積極財政志向のまともな考えならこうする。日本では大蔵省が筆頭で良い。英国のように。国税庁は日本年金機構を統合し歳入庁とする。もちろん大蔵省の外局だ。
次席が外務省。米国は外交を担う国務省が筆頭官庁だが、日本は次席で良いだろう。外交をもっと重視すべきなのだが、筆頭官庁にするという考えはなかった。
三席が内務省。警察行政は戦後ずっと官僚任せだったが、警察権力にも「文民統制」(民主的コントロール)が必要だ。世界的にも警察行政と地方行政を併せる内務省の存在が普通である。
四席が国防省。軍の存在は国家の中核だが、役所の序列としてはこれくらいで良い。米国でも国防長官は閣僚序列三位なのだから。自衛隊を早く国防軍にしたいが、それは憲法改正しないとできない。
この蔵相、外相、内相、国防相には副総理を兼任させても良い。ロシアや支那のようだが、これらの行政を重視しているという意味で。
五席が司法省。法務大臣は死刑執行の署名をするだけみたいに言われていたが、もっと司法行政に関わるべきだ。そのために名称も変えた。法務省はダサいからだ。戦前は司法省であった。個別の裁判は検察官に任せるとしても、ゴーン逮捕のような国策捜査には関わっても良い。
六席が農務省。環境省を統合する。農林水産省の名称を変更する。米国でも農務長官はこの辺りの序列だ。
七席が商務省。経済産業省の方が経済産業省の官僚には良いだろうが、2文字で揃えるために商務省とした。資源エネルギー庁は省として独立させても良いのだが。
八席が文部省。文部科学省の名称変更だ。文部科学省は官僚の質が悪い(前川喜平、寺脇研)ことで悪名高いから大学教授を教育行政に関わらせても良いかもしれない。
九席が厚生省。医療、介護、年金はこの先巨大化する一方なので労働省と分割する。
十席が労働省。働き方改革や外国人労働者の受け入れ。非正規労働者の待遇改善。就職氷河期世代の処遇など仕事は多い。
十一席が建設省。公共事業に住宅政策を担当する。テレビドラマなどではいつも汚職担当省だが、公共事業を減らしたから日本の景気は悪くなったのだ。公共事業は必要なのだ。
十二席が逓信省。名称は戦前から。旧運輸省と旧郵政省の行政を担当する。海上保安庁は内務省の外局でも良いのだが、「暴力機関」を集中させ過ぎないために逓信省の外局とする。
内閣府、内閣官房、首相官邸は全て統合したい。そして外交、国防、経済、情報(諜報)、人事以外の仕事は思いきってほかの省に任せたい。米国は大統領府(ホワイトハウス)だから。
こんなところだろうか。まあ妄想に過ぎないが。省庁再編は仕事を「やってる感」とか言われちゃいそうだが。
内務省復活については何れ新しい記事を書きたい。官僚志望の学生に警察庁が人気なのは政治が関与してこないという面もあるんだろうが。
これからも、よろしくお願いします。
ではこれからそちらのブログにコメントを書きに行こうと思います。