どうして立憲民主党は支持率が上がらないのか

自民党の政治がこれだけ悪政なのに立憲民主党の支持率がちっとも上がらないのはなぜか。「民主党政権の3年間で懲りたから」と自民党支持者は主張するが、それは正確ではない。国民が民主党政権の3年間に失望したのは間違いないのだが、それは民主党政権がグダグダだったからではない。自民党政権も負けず劣らずだ。

野田佳彦が財務省に洗脳されて民主党の一丁目一番地である公約「消費税は4年間上げない」を正面から破り捨てて消費税増税を強行したからだ。

自民党も数限りなく公約を破ってきたが、一丁目一番地の「消費税は上げない」という何もしなければ守れる公約を破って国民が一番嫌がる消費税増税を強行した民主党の後継政党をどうして支持することができよう。

自民党政権がグダグダ続いていれば経済は低迷したままであっただろうが、消費税増税を実現することはできなかったはずだからだ。民主党に政権交代する前のあの低迷した支持率で消費税増税を実現することはできなかった。

それを財務省に洗脳された野田佳彦が民主党政権で消費税増税という汚れ仕事（最悪の不人気政策）をやって政権まで返上してくれたのだ。自民党幹部は嗤いが止まるまい。

母も民主党（後継政党である立憲民主党も）だけは絶対に嫌だと拒絶反応を示す。それほどの裏切りなのだ。

しかし同じく財務省の犬である全国紙は民主党の一丁目一番地の公約である「消費税を4年間は増税しない」を正面から破り捨てて消費税増税を強行した野田佳彦を責めないどころかむしろ評価する。

それが私が新聞を許せないところなのだ。民主主義とは公約である。公約の隅にこっそり書き足したような公約を信認を得たなどと強行されるのはむしろ困るのだが、一丁目一番地の公約を権力を握ったからと平然と破り捨てる政党、政治家は「泥棒」というしかない。票泥棒だ。

社会党の村山富市が内閣総理大臣になった途端に永年の公約である「自衛隊違憲論と消費税反対」を破り捨てて自衛隊は合憲と表明し、消費税を容認した挙げ句さらに消費税増税の決断までしている。社会党が社民党に党名を変更しても消滅寸前なのはそれが理由だ。社民党が信用を失ったのは拉致問題の存在もあるのだが。

その公約で票を貰い議席を得てきたのに権力に就いた途端に豹変するのは詐欺師である。村山富市と社会党。野田佳彦と民主党は詐欺師という他はない。

しかし日本は全国紙が財務省の犬だからジャーナリズムが機能していない。ジャニーズ問題を見てもそれは一目瞭然だ。日本のマスコミは権力の不正を暴くことより権力におもねりおこぼれを貰うことを優先している。

だから野田佳彦の一丁目一番地の公約破りを責めず、将来のために勇気ある決断をしたなどと評価する始末だ。

村山富市のそれも「現実主義」との評価だ。確かに自衛隊違憲論は間違いではある。しかしそれを掲げることで、票と議席を得てきたのだ。それを権力に就いた途端に豹変するのは票泥棒というしかない。

だから私は読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、産経新聞、日経新聞の全国紙5紙が許せず、ことあるごとに不買・解約を呼び掛けているのだ。民主主義の敵だからだ。国民の敵でもある。私に発信力がないからあまり広まらないのだが。

野田佳彦の「消費税は4年間上げない」という民主党の一丁目一番地の公約破りを何度このブログで批判してきたことか。あれだけは許せないからだ。

そのせいで後継政党である立憲民主党の支持率がちっとも上がらない。また一丁目一番地の公約を破ると思われているのだ。

立憲民主党が支持率を上げて政権交代を実現するには消費税減税を公約に掲げて民主党時代の公約破りを謝罪する以外ない。だが泉健太にはできないだろう。だから立憲民主党は支持率が上がらないのだ。

立憲民主党の消費税減税派の若手がそれを演説しないものか。

新聞、テレビは財務省の犬で国民の敵だから不買、不視聴しかない。批判も繰り返すしかない。日本を破壊する財務省の犬を許してはいけない。

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