羅籠は鳥や魚を捕らえる為の、人の道具。
対象を捕える認識は、自己の念処に立つ。
認識は記憶が建前の、現在と過去の比較。
相手を知るも知らぬも、自己の認識の内。
認識の起こる処と、我が立つ処は等しい。
認識未だ到らぬ処は、事実と不二の只今。
知にも不知にも属さぬ処ゆえ、我は不生。
一切の主客の狭間を繋ぐのは、人の感覚。
感覚には感覚者がなく、主客の別は無い。
認識には認識者があり、彼と此を分かつ。
彼が認識される処に、認識する此が立つ。
対象に善悪を付ける処は、我の認識の懐。
対象を認める以前に分別なく、我も未在。
習学は我を建前の、対象の認識後に立つ。
法は認識以前の無我ゆえ、習学と異なる。
退歩を学す処は、未だ対象を認めぬ只今。
残滓の無い処ゆえ、知性の自惚れと無縁。
今日の縁: 解釈や理解する処に非ず
https://ameblo.jp/hosshinzendo/entry-12476268287.html
[材料]
- 梅干し:1粒(種付きで20gくらい)
- 砂糖:小さじ1
- 水:300cc
- 入れ物:1つ(ペットボトルのような蓋ができるものがいいです)
https://www.youtube.com/watch?v=CkQo0menhJQ
悪性腫瘍の患者に化学療法剤を用いた時、
副作用による白血球減少を喰い止める良い手だては未だに無い。
末期の悪性腫瘍患者は倦怠無力、少気懶言、頭暈心悸、顔色が無くなり、
舌質は淡く、舌体は胖で歯型がつき、脈の細弱を現す。
これらの症状はみな気血虚弱によるものである。
我々は升血湯と名付ける薬方を考案し、化学療法と並行して用いて
臨床上よい結果を得た。
処方:黄耆20~40 当帰10~15 鶏血藤15~20 茯苓10~12 陳皮10
熟地12~15g
若し悪心嘔吐があれば +半夏・竹茹(又は代赭石)
食欲不振なら +三仙(山査子・麦芽・神麹)・白朮・砂仁
この処方にはかなり強い補血生血の作用がある。
28例の病人を二組に分け、対照を取りながら一定期間後の白血球数を
比較したところ明らかな差が出た。
統計学的な処理においても升血湯は化学療法がもたらす白血球の減少を
防止することが出来ると言える。
「黄河医話」張美珠
http://youjyodo.la.coocan.jp/geocities/mycoment/69.html?fbclid=IwAR1KR91uLBC3oio-RDt7hLYS6RjBYgqBBDPrkzFx7mEHlQsHScjPgNSMKQ4