蒲公英は伝統的な用法として「瘡毒を解し、乳廱を治し、諸疔を療す」ものである。
西医では利胆作用があるとして肝胆の疾患に用いている。
私は<本草従新>を読んで書中に蒲公英が”通淋の妙品”であると されているので、
常々一度試してみたいと思っていた。
ある病人の腰痛で、叩くと響き、小便が頻数で尿道が刺痛し、
尿検査では赤血球・白血球が常規よりも多い者に
蒲公英60gを単味で水煎して飲ませた。
2剤飲んで腰痛は軽減し、3服目で大豆大の結石を一粒排出して
症状はすぐに消失した。
何かの参考になればと、ここに記しておきます。
「南方医話」 劉恵純
http://youjyodo.la.coocan.jp/geocities/mycoment/91.html