この夏はなんだか忙しく、7月19日の『National Moth Week 夏のむし塾』の報告が滞っていましたが、
モス・ウィークも28日まで、ということで、蛾の名前調べもあとまわし・・・とりあえず
大盛況で楽しかった夏のむし塾の様子をお伝えします。
山梨県北杜市オオムラサキセンターの映像室にて、参加者集合。
さっそく神保宇嗣先生の蛾入門講座からスタートです。
45分ほどの講座でしたが、参加者からは「おもしろかった、わかりやすかった、さらに蛾への興味をかきたてられた」と大好評。神保先生、けっこう早口なんです。でもとても明瞭に聞き取れるし、親しみやすくユーモアたっぷりのお話がみんなを魅了しました。
休む間もなく、オオムラサキセンターのフィールドへ。
蛾の幼虫を探すときはフンを目印にするとよろしいですね、と神保先生に教えていただく。
何か見つかると、みんな順番に写真。
3センチほどもある大きなミノガ
グミキャンディのようなアカイラガの幼虫。
みんな真剣に撮影。
この日、昼の観察で何と言ってもぶっちぎりの人気を集めたのは・・・
ムラサキシャチホコでしたー!
小学生の参加者が見つけました。
お天気が心配だったけど、曇り空の下、快適なフィールド観察でした。
記念さつえ~い。(森上信夫さん撮影)
まだまだ観たりないという感じだったけど、センターに戻り、
神保先生から世界40カ国くらい参加するこのNational Moth Weekについてのお話。
National Moth Weekは、自分が観た蛾の画像を登録することで、世界中のみんなが蛾のデータを共有できる市民参加型の科学プロジェクトなのです。
むし塾のような催しに参加した人はもちろん、個人でも登録できますので、
ふるって参加してください。
登録はここから。
神保先生が用意してくださった大型の蛾類図鑑などを見せていただきました。
ここで一旦解散して、それぞれ宿にチェックイン&夕食に。
そして午後8時。北杜市オオムラサキセンターのウッドデッキをお借りして、
待ちにまった灯火観察がはじまり~
飛んできた、飛んできた。
いきなり大物、ハグルマトモエ
(以下、まだ名前調べをしていないものが大半。乞うご容赦。名前が分かり次第、加筆していきます)
TG-3で深度合成。
アカスジアオリンガ
クワコ
アカイラガ
花形たちもこの夜は脇役。
樹液に集まるものも観に行ってみました。
この夜は比較的気温が低めでしたが、それでも50種近い蛾を観ることができました。
ウッドデッキでの観察が終わると、みんなはさらに夜道観察に出かけ、この夜を楽しみきったのでした。
翌朝。
日野春駅前の宿、志満屋さんでみんなそろって朝食。
このあと、三々五々、帰り道でもまたまた虫目歩き。
楽しい夏の2日間、ご参加くださったみなさま、ほんとうにありがとうございました!
National Moth Weekはまだまだつづいています。
蛾を観たら、ぜひ登録を!