ムジカの写真帳

世界はキラキラおもちゃ箱・写真館
写真に俳句や短歌を添えてつづります。

瓜の種

2016-09-27 04:33:48 | 






情けなき 親といふ身の 瓜の種     夢詩香







*瓜の種って、捨てる時、いつもなんとなくもったいない気がしませんか。

種がいっぱい詰まってて、ありがたそうだし、なんだか甘くておいしそう。

でも食べられないから、結局は捨ててしまうんだけど。

親ってのも、そんなものかなあっていう気がするんです。

もったいないけど、捨てちゃう。

わたしも、今はまだ健康で、思うように動けるけど、年を取って動けなくなったら、子供に、介護施設に入れられたりするのかなって、思うことがあります。別にかまわないんだけど。

介護士さんたちに、ご飯を食べさせてもらって、おむつを替えてもらって、毎日寝て暮らしてる。時々子供が、孫をつれて会いに来てくれる。
それって、つらくないって言ったら、嘘になるだろうな。ほんとはとっても寂しいだろう。

でも、最後まで自分の面倒を見ろなんて、子供に強く言えるほど、立派な親でもなかった。

きっとわたしは、そんなふうに、半分子供に捨てられたようなことになっても、子供を恨んだりしないだろう。親ってそういうものじゃないだろうか。

どんなことになっても、子供を恨んだりはしない。それが親の、最低限の愛情だと思う。



ところでここで、わたしなりの句作のコツを一つ。

最後の5に、意外なものを持ってくると、おもしろくなりますよ。






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