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何もかも いやだいやだで 生きてれば 何もできない 自分になるよ
*今週は、わたしも少し詠めましたが、やはりスレッズの彼の作をとりあげましょう。彼は実におもしろい詠み手です。人間としてあるべき大事なことを、軽やかに詠んでくれる。
何もかも、いやだいやだと不満ばかり言って、それだけで自分の努力は何もしない人って、いますね。
えらそうに人を馬鹿にするばかりで、人生勉強を痛くさぼっている人。そういう人は、大人になると、何もできない馬鹿になりますよ、と言う歌です。
人生勉強とは、いろんな試練の壁にぶつかって、自分の幼稚なプライドを折り、人や世間に恭しく頭を下げられるようになることですよ。それができるようになれば、大人としての基礎ができる。そこを土台にして、自分を大きく育てていくことができる。
しかし人を馬鹿にするばかりで、何事にもいやだいやだと言って、人に頭を下げることを拒否する人は、実質、何もできない子供大人になります。
人に頭を下げられないと、人からいいことを教えてもらうこともできませんから、なかなか自分が育たない。いつまでも未熟な心のまま、壁を乗り越えることもできずに、暗い不幸の渦の中にわだかまっていたりするのです。
人に頭を下げること、絶対に下げたくない人に下げること。それはつらい試練ですが、嫌だと言って逃げていれば、いつまでもいい大人にはなれませんね。