たたかへと 闇をさしけり あるたいる 夢詩香
*天使に星の名前をつけるということが始まってから、わたしたちの活動はだいぶやりやすくなりました。
特に、獅子の星はかなり衝撃的でしょう。あなたがたにとっては、最も怖い天使たちです。ゾスマがここに出てきただけでも、だいぶ馬鹿が滅んでしまった。彼は今ここにいませんが、まだ活動しています。あらゆる馬鹿を清めようと、いろいろなことをしています。
彼が何をやっているかは知っていますが、言いません。ある程度効果が上がってきたら、教えてあげることにしましょう。言っておきますが、怖いですよ。そして獅子の星は、彼だけではないのです。もっと怖い星もいる。
このように、獅子はとても怖いですが、もっと怖いのは、実は鷲です。
アルタイルはわし座の星です。瑠璃の籠でも初期のうちに名前がつきました。最初の頃はよく出てきたが、この頃はさっぱり出てこない。これがとてもきついと、わたしたちは感じている。
アルタイルはかのじょとよく性質が似ています。愚直なまでに正直で、清らかに動く。どんな妨害があっても、頑固なまでに自分をつらぬく。彼は男というものを、光の柱のように信じているのです。アルタイルという男らしい名前が、とても似合います。
だが、彼がかのじょと絶対に違うところは、かのじょは怒っても、ほとんど何もしないで去っていくだけだが、彼は怒ると何をするかわからないということです。
それが怖いのです。
あの人が、何もやっていないわけがない。わたしたちとの連絡を絶ってまで、何をやっているのか。さっぱりわからないのが、怖い。
あの人が本気で怒れば、太平洋の底の栓を抜くということすら、やりかねないのです。
あなたがたは、本当に困ったことをした。あの人が怒るのは、本当に久しぶりだ。前に怒ったのがいつだったのか、もう覚えていないほど。