18日に行われた日本共産党創立93周年での志位和夫委員長の記念講演です。
「戦争法」の強行採決が国民に追い詰められた結果であること、「自然成立」はないこと。廃案は今後の運動にかかっていることなど、「成立の流れ」という一部マスコミの世論誘導を事実で批判しています。
躍進した日本共産党の国会論戦と国民運動の広がりをもとに、
○「戦争法」の違憲性。
○アメリカの無法な戦争にへ参戦する現実的危機、
○過去の戦争を反省なくして戦争にむかうことの恐ろしさ。
○戦後70年、安保条約によって戦争に巻き込まれてきたが、憲法と国民世論と運動が「集団的自衛権」を許さなかった事実を認めない安倍政権。
○そして、「北東アジア平和協力構想」など、憲法9条があるからこそ、地域の平和に貢献できる日本の平和な国際関係をつくる展望を示しています。
憲法学者の小林節さん、瀬戸内寂聴さんのビデオメッセージは、「ブレない」「頼りになる」「信頼できる」と語っています。
志位和夫委員長は、天皇が絶対の時代に命がけで国民主権・平和を訴えた日本共産党の歴史と、平和と民主主義の大きな流れを示し共同を呼びかけ、日本共産党をさらに大きくすることを訴えています。
「わが命つきるとも」・・・宗教的信念から16世紀イングランド国王ヘンリー8世の離婚に反対し死刑になったトマス・モアを描いた映画をたまたま、テレビで見ました。絶対的な権力をもって、離婚に賛成させようとする、国王側に対し、裁判で議論によって論拠を覆す勇気と信念が描かれます。
志位和夫委員長が訴えた、戦前の市川正一さんや宮本顕治さんの法定でのたたかいがダブりました。
トマス・モアの時代の宗教的な視点ではなく、民主主義という時代の発展を根拠に主権在民・平和を訴えた日本共産党の先輩たちのたたかいが、今日の日本共産党に脈々と流れていることを改めて考えさせられた映画です。