JCP市原時夫です

千葉県房総の睦沢町から、政治・経済・歴史・オペラ・うたごえを考えるgabuku@m12.alpha-net.ne.jp

おどろいたけど、理にかなってますね。元自衛官の共産党市議

2015年10月02日 | Weblog

 今年の4月の土浦市議選挙で日本共産党市議として当選した、元自衛隊員の井上圭一市議の著書です。
 この本の出版案内を見たとき、「へー、元自衛隊員で共産党議員がいるんだ」とすこし、びっくりしました。
 まず、井上さんの人柄・経歴が実の興味深い、くよくよしない、いつも前向きの熱血漢と言った感じです。
 自衛隊を退職後、トラックドライバー、教材販売、ゴミ回収、葬儀屋と前向きに仕事をされてきたことがわかります。
 地元で有名なヤクザの若頭のあねさんだった方が、障害のあるお子さんができて、別れることになり、その相談の過程で「まとめて面倒見てやる」と障害の子供さんのことも全く気にせず、再婚。
選挙の決意も、現職引退の中で自分のことより、周りの推薦を真正面から受け止めています。
 元自衛隊員として誇りを持っているからこそ、憲法順守の自衛隊を変質し、隊員を外国の戦争で死なせることを許せないというのも、正論です。
  共産党は、「自衛隊は憲法違反だから、あるものは仕方がない、と専守防衛までは認めています」と簡潔です。「共産党と自衛隊を仲間にすること」と書いています。
 自衛隊員やその家族からの聞き取りなど、戦争法に実は反対したい本音もしっかり受け止めています。
 自衛隊基地を廃炉に向けた原発基地周辺に配置するとか、基地跡地を福祉施設にするとか、独自のアイディアなど自由に提案しています。
 ドラマにしても実におもしろい作品になるのでは。
 熱血共産党おじさんを応援したくなる一冊です。