小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

電動アシスト自転車の経済効果:

2016年05月02日 | 社会戯評

電動アシスト自転車の経済効果:

ハイブリッドの自動車から、PHVへ、そして、水素自動車へと、移行しつつある自動車業界に較べて、電動アシスト自転車の業界というのは、まずは、子供連れのママチャリ利用者が、恐らく、街中では、その顧客ターゲットなのであろうか?それにしても、実際、小諸のような『坂の街』を売りにしているような地方都市では、実際に、体験できるような機会を設けない限り、どんなに、逆立ちをしても、なかなか、普及には、至らないであろう、とりわけ、排気ガス対策として、自転車を推奨するための行政による補助金という名目ではあるが、一人、一台、2万円では、電動アシスト自転車の販売価格に比して、大したメリットは、感じないであろう。利用者側としては、そもそも、補助金の活用自体を、どれ程の人間が知っているのであろうか?どれ程の告知効果が、あるのであろうか?こういう対費用効果のデータの測り方も、必要不可欠ではなかろうか?まぁ、行政とは、そんなものなのかも知れない。しかしながら、街の自転車屋からすれば、一台、数万円しかしないような自転車では、こんな急峻な坂道の多い街では、どんなに、多段ギアを使用しても、全く、歯が立たないし、よくぞ、商売をしているものである。車を運転している同じ場所で、自転車を乗ってみると、何と、平地に見えるような場所でも、存外、結構な傾斜や坂道であることが、実感される。こういう場所では、確かに、電動アシスト自転車の威力は、大したものである。全く、優れものである。これなら、街の自転車屋でも、一台販売すれば、普通の自転車の少なくとも、最低4倍以上程度は、あるはずで、これを考えれば、もっと、積極的に、行政は、住民の脚の確保を最優先課題と考えれば、もっと、試乗体験の機会と場所を、宣伝、プロモーションすべきであろう。単なる、観光限定だけでは、全く、勿体ないものではなかろうか?例えば、まずは、無料体験試乗会の推進から始めて、次に、シェアリングへ、そして、体験結果から、購買へと、繫げて行けば、徐々にではあろうが、普及が進んで行くのではなかろうか?実際、購買してみて、判ったことであるが、かなりの急峻な坂でも、難なく、登ってくれるとは、全くの驚きである。もっとも、下りの坂道でのスピードには、充分、注意しなければならないが、まるで、車並みの速度が、確かに、メーターに表示される。ジムに備え付けられている室内バイクでは、30分漕ぐのは、とても、根気と忍耐力を必要不可欠とされるものの、お天道様の下では、1時間ほどでも、何なく、漕いでいられるものである。10キロ、20キロはゆうに、30キロくらいまで、簡単に、乗っていられるとは、全く、驚きである。経済効果も考えると、もっと、真剣に、考えてみても宜しいかも知れない。老人専用の買い物専用の三輪車電動自転車もあるようだから、生活に密着したタイプの宣伝・啓蒙活動も必要ではなかろうか?小諸駅の観光協会で、ママチャリ型の電動アシスト自転車を、試乗してみたら如何であろうか?