小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

サイクリングの目線:

2016年05月10日 | 社会戯評

サイクリングの目線:

普段、車を運転していると、坂道でも、冷たい風も、何も感じることなく、アクセルを一発、一寸、ふかすと、ビューンと一気に、登ってしまうものである。もっとも、四国の一部巡礼の時には、自転車で、嫌と云うほど、山道の苦労を思い知らされたものであるが、又、性懲りもなく、スポーツタイプの電動自転車を購入して、天気の良い日には、Ⅰ時間程度は、坂道を上り下りして、カロリー計算をしているが、走っていて、自分の目線の変化に気が付く、恐らく、徒歩で歩くのも、そうなのかも知れないが、サイクリングというものは、風を感じ、空気を愉しみ、道端のお地蔵さんとか、小さな花とか、川に降りてゆく小さな小径とか、何かの石碑とか、車では、パッと過ぎ去ってしまい、目に留まることが、絶対にないことが、しばし、そこで、立ち止まってみるということは、実に、人生にも、必要なことなのかも知れない。そして、『目線を変えてみること』、或いは、この『立ち止まってみること』も、人生には、必要なことなのかも知れない。すると、これまでは、自分自身、気が付かなかったことが、『新たな視点で』、見えてくることになるのかも知れない。どんな風景が、これから、見えてくるのだろうか、おおいに、愉しみである。