今日、午前9時40分からアスベスト飛散問題で党市議団として岩倉博文市長に対し緊急要請を行いました。樋口雅裕副市長(教育委員会担当)、山田眞久教育長、澤田石綱紀学校教育部長、そして和野幸夫市民部長(市緊急事態対策会議事務局担当)が応対。(添付写真:党市議団としての申し入れ状況)
申し入れのなかで私は、「今回(9日)の第2学校給食共同調理場で発生したボイラーの異常燃焼(バックファイア)の事故は議会開会中、しかも一般会計予算委員会(教育費)の質疑中に発生したにもかかわらず、何故事故報告をしなかったのか」と指摘したうえで、その後の市の対応のあり方、地域住民への説明など議会軽視と危機意識の欠如について厳しく批判しました。樋口副市長は「昨日、市緊急事態等に関する対策会議(議長・岩倉市長)を開き、(今日)大気の拡散・浮遊アスベストの測定検査を行い、住民説明会も至急開催する。(議会には)事実関係の把握に奔走し、公表のタイミングが遅れた」と弁明しました。澤田石部長は「過去にも同様な事故はあったが、年2回の測定調査を行い『異常なし』であったので、(事故後も)稼働している」と事故に対する認識のズレを感じました。
党市議団の調査では、2006年4月にも異常燃焼事故が発生し、アスベストを含む断熱材の回収量は今回の10倍以上の700㎏であったことが判明。今回は、その当時より回収量が1/10以下であったことが危機管理意識の欠落につながったものと推測できます。
事故が発生しアスベストが飛散した事実を知りながら、1週間も対応していない「ズサン」な対応で「安全・安心なまちづくり」は「絵に描いた餅」と糾弾しなければなりません。厳しい言い方ですが、縦割り行政、部内の連携がこうした事故に結びついていることを今一度検証する必要があると思います。
夜は、議員の大先輩(7期28年間)であった故木村聡氏の通夜(勇払:浄生寺)に行ってきました。私とは4期16年間、会派は別でしたが議員時代にご指導を受けたことがありました。真面目でやさしく、地域住民からも信望の厚い方でした。心からお悔やみを申し上げます。