何日ぶりかの5月晴れ。「待っていました」とばかりに、朝から自宅付近のパークゴルフ場にはたくさんのプレーヤーが。そして「山菜とり」に行って来たのか、「蕗」や「うど」などを抱えて隣近所にお裾分けしている人を多く見ました。(私も取り立ての「蕗」を貰いました)
午後から見山町の町内会館をお借りして「演説会」を開きました。5月晴れの日曜日。しかも、午後1時からの時間帯の設定でしたので「余り集まらないのでは?」と思っていましたが、会場一杯に老若男女、特に30代、40代の方々が参加してくれました。「今の政治を何とかしてほしい」との思いと、「日本共産党とはどんな政党・政策を考えているのか、直に聞きたい」と参加した人の声でした。
佐藤昭子さん(党9区くらし・平和対策委員長)は、税金の使い方にふれ、「苫東基地の工業用水確保のために二風谷ダムを4億円かけて建設(あの献金疑惑の西松建設が受注)。ところが、不用になったので壊すために1億円をかける」と言う話 には驚きの声が出ました。宮内さとしさん(党国会議員団道事務所長)は、「貧困」の問題にふれ、「札幌手稲区の公園トイレ(障害者用トイレ)で26歳の青年が2週間生活。それを見た方が救いの手を差し出すと『何とかする。人に迷惑をかけたくない』と扉を開けてくれない中、近くの共産党員が『人間というのは困ったときに助けるもの』と話したら、扉が開いていま自立している」と紹介。さらに、「ある50代の方は茨城県から4.000㌔を3年半さまよい苫小牧にたどり着いた。この3年半のなかで、『お金はいらない。他の町に行って。この町で死なれたら困る。缶コーヒーを持っていたらどこで盗んだ、と言われた』など、苦労を背負ってきたが日本共産党の方が声をかけてくれて自立できた事例を紹介し、「派遣切り・契約社員・リストラ」など大企業の社会的責任が放置され「貧困と格差」社会が作り出されている。「これは政治の責任」と厳しく指摘し、「暮らしを守るために、大企業にものが言える党が必要」との訴えに大きな共感の拍手が起きました。
私は、平和問題にふれ、6/2から沖縄県嘉手納基地を党市議団で視察する報告をし、「37年前(1972年)に沖縄が日本に復帰したが、米国が負担するお金を(日米密約書を交わし)日本が負担した。さらに思いやり予算も年々増額し約6.000億円も使っている。そしてグアム移転に3兆円も使うという。こんな税金の使われ方は他の国では例がない」と訴え、「貧困のない、平和な日本。いまこそ日本共産党を」と訴えました。初めて政党の演説会に参加した青年がその場で入党を決意してくれました。