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ブレない人生感に感動!!

2010年02月11日 17時48分52秒 | インポート

 今日は、“2.11思想と信教の自由を守る苫小牧集会”(主催:思想と信教の自由を守る苫小牧市民会議)に参加してきました。主催者の代表 秦利器牧師が「こんなに多くの方々が参加して頂いたことに・・・」と83人集まった参加者に対し「(主催者の)予想をはるかに超える集会参加者ははじめて・・・」と感謝を述べ、「砂川政教分離訴訟に対する関心が強いことの現れであり、(靖国神社問題を引用して)Img_09801 国家・権力の宗教癒着は許されない!」と挨拶しましたが、参加した私も正直驚きました。(添付写真:左)

 集会の主題は「国家(公共団体)の宗教・習俗癒着問題を最高裁大法廷はどう裁いたか」と砂川政教分離訴訟原告の谷内 榮氏と同訴訟を支える会会長の加藤正勝氏が講演されました。

 個人的に私も3年前(2007.11.6)の決算委員会で“神社問題”をとりあげ、「市有地を“宗教法人でない”7ヶ所の神社に無償貸付しているのは、憲法89条と市公有財産条例8条に抵触している」と指摘した経緯があるだけに、1月20日の「砂川政教分離訴訟の最高裁大法廷」の判決結果には大変関心がありました。講演のなかで、訴訟の問題点は①市有地に神社があり、祭事を行うことは憲法違反②違法状態のまま放置しているのは財産管理を怠っている③無償で町内会に土地を譲渡したのは憲法違反の3点です。これに対し二つの神社(空知太神社と富平神社)に対する最高裁大法廷は①空知大神社(無償貸付)は違憲とし、高裁差し戻し②富平神社(無償譲渡)は棄却、合憲、という判決を下しています。苫小牧市では、現在関係団体(氏子・奉賛会・町内会)と協議中であることから、今度の最高裁大法廷の判決に対する対応に市民は注目しています。市有地は“市民の財産”であること。今日の講演で学んだことは、戦前の“国家神道”と現憲法との関わりも含め、“神社”へのあいまい(宗教と習俗)な対応が問わImg_09811 れている、と感じました。

 原告の谷内さんは今年80歳。(添付写真:右)戦前は軍国主義教育で育ち、戦時中は軍需工場で働き、海軍予科練生(15歳)に合格したようです。終戦で出征出来なかったことを悔やむ日々を送っていたところ、お母さんから「今までは国が私たちの人生を決めていた。これからは自分で決めて歩むんだ・・・」との言葉で目覚め、戦後は民主教育の道を歩み、4回の戒告処分を受けながらも「憲法を守る立場を貫く“ブレない人生”を送った」との報告に感動しました。

 引き続き、差し戻し公判があります。「当面は高裁で勝利すること。双方譲らなければ最高裁に・・・。でも憲法違反は変わらない!」と力強い発言に大きな拍手を浴びました。私は、大変勉強になりました。