腰痛で歩くのが辛い母のために、夜間のトイレ対策として簡易式トイレを用意することにしました。介護保険が適用されるので申請したところ、普段は座椅子代わりとなる立派な簡易式トイレが届きました。便座は暖かく(電気式)、消臭剤(電気式) も付いたものです。(添付写真)「これで夜間は安心だネ!」と言うと「今から使っていたら足腰が弱るから・・・」との返事に一瞬戸惑いました。せっかく用意したのに、と思いましたが本人の意思を尊重して押しつけは止めました。必要な判断は自分がすると思います。本人は結構気に入ったようで「●●さんが遊びにきたので見せたヨ」と話してくれました。
いよいよ4月から廃プラスチックの資源化がスタートする予定です。私は、資源化に反対するものではありません。むしろ「促進すべき」と議会でとりあげてきました。でも、その前に市の提案のあり方に疑問があります。
この間(昨年4月~)、廃プラの資源化にあたり、市内8町内会・自治会(東西バランスを考慮して)をモデル地区として指定し収集を行ってきました。1月末現在の収集量は全体で“93.5トン”という集計が出ています。モデル地区だけに、4月時期から今年1月を比較すると廃プラの収集量は確かに増加しています。市が作成した廃プラスチック類資源化計画書(H19.11)による分別収集割合は、6.76%という計画で、市全体に換算すると年間3.000トンという数値です。参考までに、モデル地区で行った廃プラ分別収集割合は高い数値で4.0%という地区もありましたが、全体量を平均化すると2.4%という状況。これでは、年間1.500トンにも満たない数値となります。
問題は、収集した廃プラの純度(綺麗な?)です。本当に資源化(燃料・リサイクル)出来る割合を見ると全体の9割という結果が出ています。(あくまでも目視検査)
この数値は、モデル地区ですから廃プラへの関心度、理解度の高い地域での結果ですが、収集試験のため収集した93.5トンはすべて焼却場と埋立処分場で処理されています。仮に4月から全市を対象に廃プラスチックを収集するとなると、当然、資源化できる量は計画量と大きな乖離が出ると思います。
26日からはじまる2月定例議会(予算議会)では、4月から9月まで収集処理業務委託する予算が提案されます。10月からはすでに議会議決を受けている中間処理業者が決まっていますが、その間までの処理を最大33.474千円で業務委託する予定です。
私は、市民への説明と理解が十分果たしているのか疑問がありますし、財政難のなかで市の税金(単独事業)を投入すべきか否か疑問です。
33.474千円と言えば市内全域の1回の除雪費に相当する税金です。10月スタートする中間処理施設までに、いままで通りの対応を行い、その間まで市民への分別・資源化の啓蒙活動に力を入れるべきと考えますが、みなさんはどう思いますか?